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いよいよ今日は夫の両親がやって来る日。
屋敷は前日から準備に大忙し。
夫の両親を呼ぶなんて使用人達には迷惑をかけてしまったわ。
でも必要なことよね。嫁と義親の交流は。
「奥様、お花はこれで大丈夫でしょうか?」
「ええ、綺麗よ。大丈夫」
「奥様、晩餐のメニューの事なんですが」
「それは貴方に任せるわ、貴方の方が前侯爵様夫婦の好みを知っているでしょう?」
「奥様、お2人が滞在なさるお部屋なんですが」
「どうしたの?」
忙しいわ。でも、私がこの屋敷の主人なのだからしっかりしないとね。皆も協力してくれているし。本当に有難いわ。
そう思い忙しく走り回る使用人達を見る私の視界の隅に不快なモノが映る。
「何なんだ、奥様奥様奥様!ここの主人は私だぞ?何故私に何も聞かないんだ!」
・・・さっきから椅子に座りながらブツブツと邪魔だからどっか行って欲しい。
普段からここに寄り付かない貴方がこの家の何を分かるというのよ。大体皆準備で忙しいのに貴方がこの屋敷に戻って来たのはついさっきでしょ。
そんな貴方に何か聞くなんてそれこそ時間の無駄だわ。
精々ご両親に私の事を何と言うのかでも考えておきなさい。
「お義父様、お義母様。ようこそお越しくださいました!またお会いできて嬉しいです!」
私はありったけの笑顔で2人を歓迎する。
そんな隣で夫は機嫌悪そうに顔を背けている。私は2人に分からないよう夫の太ももの裏を結構な力でつねる。
「いっ」
びっくりしたようにこちらを睨み付ける夫に挨拶ぐらいしろと言う気持ちを込めて睨み返す。
「・・・父上、母上ようこそ起こし下さいました・・・」
渋々ながら挨拶をした夫の足を義親を案内するついでに蹴っておいた。
私は悪くない。
お2人を庭に作ったテーブルセットへと案内する。
「今日はとってもいい天気になりましたのでお庭でお花でも見ながらお話させて頂こうと思いまして」
「まあまあまあ、とっても綺麗なお庭!やっぱり女の子は良いわねぇ」
そう言って私の手を握ってくるお義母様。
おっ!お義母様がくいついたわ。
「ありがとうございます」
私は令嬢らしく微笑む。
「折角のお庭ですもの何もせずに置いておくのは勿体ないと思いましたので、色々花を植えさせて頂いたんです。庭師のおじい様もとても良い方で優しくお花の事教えて下さいました」
「おお、君はあの偏屈爺さんと仲良くなったのか!」
そう言ったのはお義父様。そしてお義父様は息子に向かい
「いいお嫁さんを貰ったなぁ」
と言った。
・・・うーん、このお2人の態度・・・。どう判断するべきか。お義父様に言われた言葉が嫌だったのか夫は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。ふん!こっちだって貴方の為に頑張ったなんて思われたら心外なのよ。
そして4人席に着きお茶を飲む。
「このカップもとても素敵ね」
お義母様が私が選んだカップを褒める。
「ありがとうございます」
ちゃんとお義母様の趣味はリサーチ済み。
メイド頭がしっかり教えてくれた。
しかし、このお2人の私に対する好意的な態度・・・・・この結婚のちゃんとした話お2人にはしていないんだわ。
まぁ、出来るわけ無いか。
しかし・・・こんなまともそうな方達から何であんな息子が生まれてきたのかしらね。
私がそんな事を考えているとお義父様が少し言いにくそうに話し出した。
「いや、お前達が上手くやっているようで安心した。嫁を貰ってから息子が家にあまり帰っていないと・・・噂を耳にして心配していたのだが・・・屋敷がここまで整っているのだ、きっと2人が協力して頑張っているのだろう」
そう言ったお義父様の言葉にお義母様様も穏やかに微笑んでいらっしゃる・・・けれど!そんな事無い、何か変だと隣でみるみるうちに顔色が悪くなって行く息子を見ていたら気付くでしょう。
私はそれはそれは良い笑顔でこう言った。
「あら、その噂本当ですよ。旦那様がこの屋敷に帰って来たのは・・・結婚してもうすぐ2ヶ月が経ちますけれど、えーっと7日ほどでしょうか」
そして私と使用人以外の人達の顔が凍り付いた。
次回もお茶会続きますm(*_ _)m
屋敷は前日から準備に大忙し。
夫の両親を呼ぶなんて使用人達には迷惑をかけてしまったわ。
でも必要なことよね。嫁と義親の交流は。
「奥様、お花はこれで大丈夫でしょうか?」
「ええ、綺麗よ。大丈夫」
「奥様、晩餐のメニューの事なんですが」
「それは貴方に任せるわ、貴方の方が前侯爵様夫婦の好みを知っているでしょう?」
「奥様、お2人が滞在なさるお部屋なんですが」
「どうしたの?」
忙しいわ。でも、私がこの屋敷の主人なのだからしっかりしないとね。皆も協力してくれているし。本当に有難いわ。
そう思い忙しく走り回る使用人達を見る私の視界の隅に不快なモノが映る。
「何なんだ、奥様奥様奥様!ここの主人は私だぞ?何故私に何も聞かないんだ!」
・・・さっきから椅子に座りながらブツブツと邪魔だからどっか行って欲しい。
普段からここに寄り付かない貴方がこの家の何を分かるというのよ。大体皆準備で忙しいのに貴方がこの屋敷に戻って来たのはついさっきでしょ。
そんな貴方に何か聞くなんてそれこそ時間の無駄だわ。
精々ご両親に私の事を何と言うのかでも考えておきなさい。
「お義父様、お義母様。ようこそお越しくださいました!またお会いできて嬉しいです!」
私はありったけの笑顔で2人を歓迎する。
そんな隣で夫は機嫌悪そうに顔を背けている。私は2人に分からないよう夫の太ももの裏を結構な力でつねる。
「いっ」
びっくりしたようにこちらを睨み付ける夫に挨拶ぐらいしろと言う気持ちを込めて睨み返す。
「・・・父上、母上ようこそ起こし下さいました・・・」
渋々ながら挨拶をした夫の足を義親を案内するついでに蹴っておいた。
私は悪くない。
お2人を庭に作ったテーブルセットへと案内する。
「今日はとってもいい天気になりましたのでお庭でお花でも見ながらお話させて頂こうと思いまして」
「まあまあまあ、とっても綺麗なお庭!やっぱり女の子は良いわねぇ」
そう言って私の手を握ってくるお義母様。
おっ!お義母様がくいついたわ。
「ありがとうございます」
私は令嬢らしく微笑む。
「折角のお庭ですもの何もせずに置いておくのは勿体ないと思いましたので、色々花を植えさせて頂いたんです。庭師のおじい様もとても良い方で優しくお花の事教えて下さいました」
「おお、君はあの偏屈爺さんと仲良くなったのか!」
そう言ったのはお義父様。そしてお義父様は息子に向かい
「いいお嫁さんを貰ったなぁ」
と言った。
・・・うーん、このお2人の態度・・・。どう判断するべきか。お義父様に言われた言葉が嫌だったのか夫は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。ふん!こっちだって貴方の為に頑張ったなんて思われたら心外なのよ。
そして4人席に着きお茶を飲む。
「このカップもとても素敵ね」
お義母様が私が選んだカップを褒める。
「ありがとうございます」
ちゃんとお義母様の趣味はリサーチ済み。
メイド頭がしっかり教えてくれた。
しかし、このお2人の私に対する好意的な態度・・・・・この結婚のちゃんとした話お2人にはしていないんだわ。
まぁ、出来るわけ無いか。
しかし・・・こんなまともそうな方達から何であんな息子が生まれてきたのかしらね。
私がそんな事を考えているとお義父様が少し言いにくそうに話し出した。
「いや、お前達が上手くやっているようで安心した。嫁を貰ってから息子が家にあまり帰っていないと・・・噂を耳にして心配していたのだが・・・屋敷がここまで整っているのだ、きっと2人が協力して頑張っているのだろう」
そう言ったお義父様の言葉にお義母様様も穏やかに微笑んでいらっしゃる・・・けれど!そんな事無い、何か変だと隣でみるみるうちに顔色が悪くなって行く息子を見ていたら気付くでしょう。
私はそれはそれは良い笑顔でこう言った。
「あら、その噂本当ですよ。旦那様がこの屋敷に帰って来たのは・・・結婚してもうすぐ2ヶ月が経ちますけれど、えーっと7日ほどでしょうか」
そして私と使用人以外の人達の顔が凍り付いた。
次回もお茶会続きますm(*_ _)m
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