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あの悪夢のようなパーティーから1夜たった。私としてはそんなに悪いパーティーでは無かったけれど・・・。
あの場には沢山の招待客がいて、夫と彼女と私の事は瞬く間に広まる事となった。
大半の招待客は私と同じような夫を持つ方ばかりだったので私の方に同情が集まった、と言うよりは私の方に同情が集まるように噂を流して頂いた。うふふ。
当然でしょ!あんな馬鹿で愚かな男の為に夫1人もつなぎ止めて置けない出来損ないの侯爵夫人なんて言われたら流石の私でも腸が煮えくり返ってしまうわ。
「さて、そろそろ来る頃かしらね」
私は部屋から出て下へと降りる。
「奥様!」
私の姿を見るなり掃除をしていたメイドの1人が声を掛けてくる。
その声を聞いて周りの使用人達も集まってかる。
「奥様、もう大丈夫なんですか?」
心配そうに聞いてくる使用人。
「ありがとう、もう大丈夫。いつまでもくよくよとしていても現状は変わらないもの。この先どうするか考えないと」
私は力なく微笑む。
「なんていじらしい・・・」
「流石奥様です!」
口々にそう言ってくる使用人。
皆、私が落ち込んでると思っているのね。でもごめんなさいね。ぜーんぜん大丈夫よ。私は心の中でそう思いながら廊下を庭に向かい進む。
「あっ、そうそう!そろそろお客様が来られると思うわ。そうしたら庭にお通ししてそこで待っているから」
それからメイドにお茶を入れて貰い一息付いた所で来客が告げられた。
「お父様!お母様!」
そう来たのは私の両親だ。何を隠そう私の実家はこの侯爵家からは結構近い、だから昨日の騒ぎを聞いてそろそろ来るだろうと思っていたのだ。あら弟もいるわ。そりゃそうか。
「大丈夫なのか?」
お父様がそう言って顔を覗き込む。
「ええ、大丈夫ですわ」
「無理しなくてもいいのよ」
お母様がそう言って私を抱きしめる。
「姉さん・・・さぞ辛かった事だろう・・・」
と私達の事情を知っている弟がわざとらしく言って来るのでそこはちょっと睨んでおいた。もう、悪い子ね!面白がって!
立ち話もなんなので私は皆に座るように勧める。
メイドにお茶を入れて貰い話し出す。
「まさか・・・こんな事になるなんて・・・」
私は俯きながらいかにも憔悴しているかの如く話す。
「当然だ!誰もこんな事になるなんて思ってはいない。向こうから婚約を申し込んで来たから許したものを・・・とんだ形で裏切ってくれたものだ」
「そうよ!初めからこんな事になるって分かっていたら絶対に反対していたのに」
お母様・・・初めから浮気しますよ~と言って結婚する人はいないと思いますよ。
・・・いや、いたわ。うちの夫だわ。
「姉さん・・・もううちに戻れば良いんじゃないの?」
・・・この子は全部分かって言っている。
私が今の立場を利用して夫に復讐している事を。そしてこのままいけば弟の手にこの侯爵家が手に入る事も。それを分かって言っている・・・と言うことは・・・侯爵家なんてどうでもいいから帰って来いと言うこと。
私とて正直侯爵家を手に入れる事にはそれ程興味は無い。あくまで向こうから言って来たから乗っただけの事。
しかし、夫に復讐すると言う目的は別だ。1番近くであの男が苦しんでる姿を見れるこの場所・・・これは手放せ無いわ。
「そうだな!もう別れて帰って来なさい」
「そうよ!このまま私達と帰りましょう!」
ごめんなさい、お父様お母様。私は静かに首を振る。だってこのまま帰ったって次の嫁ぎ先も無いだろうし・・・、いつまでも親の世話になっている訳にもいかないわ。
「いいえ、私はまだこの屋敷で彼を待ちますわ・・・もしかしたら、いつか目を覚まして帰って来てくれるかも知れませんもの」
私はそう言って一筋涙を流し微笑んだ。
それに、まだ私の復讐は終わってないんだもの。ふふ。
あの場には沢山の招待客がいて、夫と彼女と私の事は瞬く間に広まる事となった。
大半の招待客は私と同じような夫を持つ方ばかりだったので私の方に同情が集まった、と言うよりは私の方に同情が集まるように噂を流して頂いた。うふふ。
当然でしょ!あんな馬鹿で愚かな男の為に夫1人もつなぎ止めて置けない出来損ないの侯爵夫人なんて言われたら流石の私でも腸が煮えくり返ってしまうわ。
「さて、そろそろ来る頃かしらね」
私は部屋から出て下へと降りる。
「奥様!」
私の姿を見るなり掃除をしていたメイドの1人が声を掛けてくる。
その声を聞いて周りの使用人達も集まってかる。
「奥様、もう大丈夫なんですか?」
心配そうに聞いてくる使用人。
「ありがとう、もう大丈夫。いつまでもくよくよとしていても現状は変わらないもの。この先どうするか考えないと」
私は力なく微笑む。
「なんていじらしい・・・」
「流石奥様です!」
口々にそう言ってくる使用人。
皆、私が落ち込んでると思っているのね。でもごめんなさいね。ぜーんぜん大丈夫よ。私は心の中でそう思いながら廊下を庭に向かい進む。
「あっ、そうそう!そろそろお客様が来られると思うわ。そうしたら庭にお通ししてそこで待っているから」
それからメイドにお茶を入れて貰い一息付いた所で来客が告げられた。
「お父様!お母様!」
そう来たのは私の両親だ。何を隠そう私の実家はこの侯爵家からは結構近い、だから昨日の騒ぎを聞いてそろそろ来るだろうと思っていたのだ。あら弟もいるわ。そりゃそうか。
「大丈夫なのか?」
お父様がそう言って顔を覗き込む。
「ええ、大丈夫ですわ」
「無理しなくてもいいのよ」
お母様がそう言って私を抱きしめる。
「姉さん・・・さぞ辛かった事だろう・・・」
と私達の事情を知っている弟がわざとらしく言って来るのでそこはちょっと睨んでおいた。もう、悪い子ね!面白がって!
立ち話もなんなので私は皆に座るように勧める。
メイドにお茶を入れて貰い話し出す。
「まさか・・・こんな事になるなんて・・・」
私は俯きながらいかにも憔悴しているかの如く話す。
「当然だ!誰もこんな事になるなんて思ってはいない。向こうから婚約を申し込んで来たから許したものを・・・とんだ形で裏切ってくれたものだ」
「そうよ!初めからこんな事になるって分かっていたら絶対に反対していたのに」
お母様・・・初めから浮気しますよ~と言って結婚する人はいないと思いますよ。
・・・いや、いたわ。うちの夫だわ。
「姉さん・・・もううちに戻れば良いんじゃないの?」
・・・この子は全部分かって言っている。
私が今の立場を利用して夫に復讐している事を。そしてこのままいけば弟の手にこの侯爵家が手に入る事も。それを分かって言っている・・・と言うことは・・・侯爵家なんてどうでもいいから帰って来いと言うこと。
私とて正直侯爵家を手に入れる事にはそれ程興味は無い。あくまで向こうから言って来たから乗っただけの事。
しかし、夫に復讐すると言う目的は別だ。1番近くであの男が苦しんでる姿を見れるこの場所・・・これは手放せ無いわ。
「そうだな!もう別れて帰って来なさい」
「そうよ!このまま私達と帰りましょう!」
ごめんなさい、お父様お母様。私は静かに首を振る。だってこのまま帰ったって次の嫁ぎ先も無いだろうし・・・、いつまでも親の世話になっている訳にもいかないわ。
「いいえ、私はまだこの屋敷で彼を待ちますわ・・・もしかしたら、いつか目を覚まして帰って来てくれるかも知れませんもの」
私はそう言って一筋涙を流し微笑んだ。
それに、まだ私の復讐は終わってないんだもの。ふふ。
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