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番外編
その後のアイリス1
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「こらー待ちなさい!」
よく晴れた日庭に子供達の騒ぐ声とそれを注意する声が響く。その声を聞きながら私は沢山の洗濯物が入った籠を持ち外へ向かう。こんにちは、わたくし元侯爵夫人のアイリスです。
夫と別れてから侯爵家が運営する孤児院で皆のお母さんになるべく日々奮闘中。
あの一件でキャスリーンに出来た子供も早いものでもう6歳になった。
ここには全員で8人の子供がいる、上は14歳から下は4歳様々な歳の子達が生活している。初めは私一人でしていた孤児院の経営も子供が増えて私1人では手が回らなくなってきたので2人新しく雇い入れ、3人で子供達を育てている。
「マザー!」
1番大きい子供が1番小さい子供を連れてこちらにやって来る。14歳の子がユーリ4歳の子がミーナ。
因みにここでは私はマザーと呼ばれてます。うふふ、なんだか照れますね。
「どうしたの?」
私は洗濯を干す手を止めて子供達の方を見る。
「これあげる」
ミーナの手の中には小さいお花の花束。
「これを私に?」
ミーナはコクリと頷く。
「次のバザーで売る栞の為に集めてたんだけどミーナはマザーの為に集めてたみたい」
「そうなの?」
「うん、マザーお姫様だから」
あらあらあらあらあらあらあら!
まあまあまあまあまあまあまあ!
なぁんて可愛いのかしら!
しかも私をお姫様だなんて!子供は正直ねぇ。私はミーナの頭をなでなでする。
「ありがとう、とっても嬉しいわ」
あー癒される!本当に子供は癒されるわぁ。
私がミーナの可愛い感触を堪能していると私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
「アイリス」
それは毎日のように来ている元弟のアルフ。
「アルフ貴方また来たの?」
「わぁ王子様」
ミーナ、王子様は言い過ぎよ・・・。
アルフは私に遠慮しないと宣言してから急に男らしくなった。そして若干鬱陶しくなった・・・。
「またって・・・随分な言い草だなぁ」
アルフは笑いながら近付いて来るとユーリとミーナの頭を撫でる。
「今日はいいものを持って来たから皆を呼んできてくれるかい?」
「うん!」
2人はそう言って走って行ってしまった。
私はすかさず干していた洗濯の続きを干し始める。
「いつもあの子達にお土産を持って来てくれてありがとう」
「良いんだよ、子供達も喜んでくれるから俺も嬉しいよ」
「侯爵家の領地の方はどう?」
「うん、大丈夫。お義父様はダメだけどお義母様がしっかりしているから」
「そう、お二人共お元気そうで良かったわ」
「アイリスこそここの暮らしはどう?何か困った事は無い?」
「私は大丈夫よ。新しく雇い入れた2人が頑張ってくれているから随分楽になったし子供達も皆お手伝いしてくれるもの」
「そう、それは良かった」
そう言うとアルフは私の髪を1束掴みその髪にキスを落とす。
「アルフ!」
私は慌てて髪を引っ込める。
「・・・なかなかアイリスと2人きりになれる事無いから」
アルフはそう言って私に1歩近付く。私は1歩後ずさろうとしてその手を掴まれる。
「逃げないで」
耳元で低く囁かれる。普段弟としてしか見ていなくてもこんな事をされると流石に顔が赤くなる。
「やめなさい」
私は耳を抑えながらアルフから距離を取る、アルフを見るととても嬉しそうな顔で笑っていた。またアルフがこっちに近付いてこようと動き出したその時。
「マザー!」
さっき他の子を呼びにいったユーリとミーナが戻って来たところだった。
私がほっとして子供達の方に向かうその途中で一瞬だけ腕を掴まれ引き寄せられたと思ったら「続きは今度ね」と、とてもいい笑顔で微笑まれた。
そして何事も無かったかのように子供達の所へ向かう弟・・・アルフの背中を見ながらため息を付く。
「あんな子だったかしら・・・」
約束の期限まで残り1年・・・先が思いやられるわ。
早く穏やかな生活がしたい・・・。
よく晴れた日庭に子供達の騒ぐ声とそれを注意する声が響く。その声を聞きながら私は沢山の洗濯物が入った籠を持ち外へ向かう。こんにちは、わたくし元侯爵夫人のアイリスです。
夫と別れてから侯爵家が運営する孤児院で皆のお母さんになるべく日々奮闘中。
あの一件でキャスリーンに出来た子供も早いものでもう6歳になった。
ここには全員で8人の子供がいる、上は14歳から下は4歳様々な歳の子達が生活している。初めは私一人でしていた孤児院の経営も子供が増えて私1人では手が回らなくなってきたので2人新しく雇い入れ、3人で子供達を育てている。
「マザー!」
1番大きい子供が1番小さい子供を連れてこちらにやって来る。14歳の子がユーリ4歳の子がミーナ。
因みにここでは私はマザーと呼ばれてます。うふふ、なんだか照れますね。
「どうしたの?」
私は洗濯を干す手を止めて子供達の方を見る。
「これあげる」
ミーナの手の中には小さいお花の花束。
「これを私に?」
ミーナはコクリと頷く。
「次のバザーで売る栞の為に集めてたんだけどミーナはマザーの為に集めてたみたい」
「そうなの?」
「うん、マザーお姫様だから」
あらあらあらあらあらあらあら!
まあまあまあまあまあまあまあ!
なぁんて可愛いのかしら!
しかも私をお姫様だなんて!子供は正直ねぇ。私はミーナの頭をなでなでする。
「ありがとう、とっても嬉しいわ」
あー癒される!本当に子供は癒されるわぁ。
私がミーナの可愛い感触を堪能していると私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
「アイリス」
それは毎日のように来ている元弟のアルフ。
「アルフ貴方また来たの?」
「わぁ王子様」
ミーナ、王子様は言い過ぎよ・・・。
アルフは私に遠慮しないと宣言してから急に男らしくなった。そして若干鬱陶しくなった・・・。
「またって・・・随分な言い草だなぁ」
アルフは笑いながら近付いて来るとユーリとミーナの頭を撫でる。
「今日はいいものを持って来たから皆を呼んできてくれるかい?」
「うん!」
2人はそう言って走って行ってしまった。
私はすかさず干していた洗濯の続きを干し始める。
「いつもあの子達にお土産を持って来てくれてありがとう」
「良いんだよ、子供達も喜んでくれるから俺も嬉しいよ」
「侯爵家の領地の方はどう?」
「うん、大丈夫。お義父様はダメだけどお義母様がしっかりしているから」
「そう、お二人共お元気そうで良かったわ」
「アイリスこそここの暮らしはどう?何か困った事は無い?」
「私は大丈夫よ。新しく雇い入れた2人が頑張ってくれているから随分楽になったし子供達も皆お手伝いしてくれるもの」
「そう、それは良かった」
そう言うとアルフは私の髪を1束掴みその髪にキスを落とす。
「アルフ!」
私は慌てて髪を引っ込める。
「・・・なかなかアイリスと2人きりになれる事無いから」
アルフはそう言って私に1歩近付く。私は1歩後ずさろうとしてその手を掴まれる。
「逃げないで」
耳元で低く囁かれる。普段弟としてしか見ていなくてもこんな事をされると流石に顔が赤くなる。
「やめなさい」
私は耳を抑えながらアルフから距離を取る、アルフを見るととても嬉しそうな顔で笑っていた。またアルフがこっちに近付いてこようと動き出したその時。
「マザー!」
さっき他の子を呼びにいったユーリとミーナが戻って来たところだった。
私がほっとして子供達の方に向かうその途中で一瞬だけ腕を掴まれ引き寄せられたと思ったら「続きは今度ね」と、とてもいい笑顔で微笑まれた。
そして何事も無かったかのように子供達の所へ向かう弟・・・アルフの背中を見ながらため息を付く。
「あんな子だったかしら・・・」
約束の期限まで残り1年・・・先が思いやられるわ。
早く穏やかな生活がしたい・・・。
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