桃色人形の館 〜凌辱されたラブドール〜

田中くりまんじゅう(しゃち)

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6「陵辱されたラブドール2 ♦︎」

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「そうだ、こいつはエリカという名前にしよう」

 いつもいつもいつも犯したいと思っているエリカ。ああ、代わりにこいつを犯してやる。
 そう思って私は人形の秘部に指を突っ込み、締め付けがきついそこをいじくりまわし、感触を楽しむ。すると人形からか細い声が聞こえた、気がした。なんだか本格的に疲れているようだ、と頭を振りつつ、秘部から指を出したり入れたりしていると、声がだんだん大きくなってきた。まさか感じているーー? そんな馬鹿な、作り物が。
 突然かっときて、人形の尻を思い切り蹴って、ぜいぜい息を吐く。そうしてベッドから落ちた人形は、あさっての方向を向いて、その瞳からは……涙が流れていた。それを見た私は無性に腹立たしくなって、人形を何度も蹴って、蹴って、……我にかえってみると、人形の手足は逆に曲がっていた。

「はあ、はあ、ーー声を出すんじゃない。涙を流すんじゃない。人間のふりをするんじゃあない。お前は人形なんだ。大人しくやらせりゃあいいんだよ!」

 ズボンのベルトを外し、チャックを下ろして男根を取り出す。その後、人形の腰を強く引っ張り、うつ伏せにして、秘部の位置を指で確認する。そして男根を手でしごいて大きくする。最後に愛液でべとべとの人形の秘部に挿入した。
 人形はピクリとも動かずーー人形なんだから当然だがーーされるがままになっていた。しかし男根の先に温度を感じる。さらに秘部がぬるぬるしていて気持ちいい。私はその感触に陶酔しながら腰を振り続け、人形の尻をひっぱたく。すると辺りにパアン、パアンと大きな音が響く。
 手錠をされた人形は一見人間のように見えて、背徳的なその光景は私の情欲を大いにかきたてた。
  ふと思い立って、人形の胸をむんずと掴むと、思っていた固さはなく、ちょうど人間のそれのような柔らかさがあった。それに私は驚き、手を引っ込めかけたが、興奮と性欲が上回り、胸をしこたま揉むことにした。すべすべで吸い付きそうな、透けるほど真っ白な肌。それを存分に楽しんだ後、人形の首筋を舐めて、髪の毛を掴み、乱暴に交わる。

「あ、あぁぁ……」

 また聞こえた。
 ああ、もう、どうでもいい、とにかくこいつの中に精液をぶち込みたい。
 腰を振るスピードを早めると、例の声もそれに応じて喘ぎ声みたいになってきて、この人形は生きているのか、と錯覚するほどだった。だがすぐに思い直し、ことさら乱暴に人形を扱って、強く腰を尻に打ち付けていると、それはやはり気持ち良いものだった。やがて私は絶頂に達して、人形の穴の中に精液を大量に吐き出した。
 ああ、エリカ。やっと交わることができたよーー。感無量で、私は涙を流すところだった。それほどまでに私は彼女を求めていたし、きっと彼女もそうだったんだ。
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