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蒼い約束
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ハハハッと笑った彬は肩を竦め、「それに」と小さく呟いた。
「もう、したくなかったからさ。後悔」
「なんだと?」
チロリ、と隆哉の片眉が引き上げられる。
「だから。後悔する事なく、一緒に逝こうと思ったんだよ。俊介と」
「おい。何勝手な事言ってんだよ、高橋。何、お前笑って……! んな簡単に、死ぬとかなんとかって……」
「うん、判ってる。ご免な、ヒデ。でもこれは、俺が望んだ事だから」
「――お前は」
低く声を吐き出した隆哉の唇が、皮肉げに歪む。
「お前は後悔せずにあの世へ逝って、そして、俺はまた後悔するのか。掴むべき手を、掴み損ねて」
「え……?」
隆哉の瞳を真っ直ぐ見上げた彬に、相手は不機嫌に顔を背けた。フゥッと力を抜くように息を吐き出して、その顔はいつもの無表情なものへと変わってしまった。
不意に彬の両肩を掴んだ隆哉が、クルリと彬の向きを道路へと向けた。
「ねぇ見て。あそこ」
肩から手を放し、何もない道路の先を指差して言う。
「何?」
首を傾げる彬に、隆哉は少し身を屈めると彬の顔の横に自分の顔を並べた。
「もう、したくなかったからさ。後悔」
「なんだと?」
チロリ、と隆哉の片眉が引き上げられる。
「だから。後悔する事なく、一緒に逝こうと思ったんだよ。俊介と」
「おい。何勝手な事言ってんだよ、高橋。何、お前笑って……! んな簡単に、死ぬとかなんとかって……」
「うん、判ってる。ご免な、ヒデ。でもこれは、俺が望んだ事だから」
「――お前は」
低く声を吐き出した隆哉の唇が、皮肉げに歪む。
「お前は後悔せずにあの世へ逝って、そして、俺はまた後悔するのか。掴むべき手を、掴み損ねて」
「え……?」
隆哉の瞳を真っ直ぐ見上げた彬に、相手は不機嫌に顔を背けた。フゥッと力を抜くように息を吐き出して、その顔はいつもの無表情なものへと変わってしまった。
不意に彬の両肩を掴んだ隆哉が、クルリと彬の向きを道路へと向けた。
「ねぇ見て。あそこ」
肩から手を放し、何もない道路の先を指差して言う。
「何?」
首を傾げる彬に、隆哉は少し身を屈めると彬の顔の横に自分の顔を並べた。
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