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第一章 プレミアム召喚札
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「次は瞳子が行ってこいよ」
「う…うん」
神木公平に促され、佐敷瞳子はおずおずと黒板の方へと歩き出した。水晶玉までたどり着くと、右手を胸元に添えて何度も何度も深呼吸を繰り返す。やがて意を決した佐敷瞳子は、右手でそっと水晶玉に触れた。
サシキトーコ
タイリョク:400
マリョク :600
チカラ :400
スバヤサ :500
ユニークスキル:シンガン
パーティスキル:シロワラシノカゴ
特に何の特徴もない、白石和真の劣化版のような能力である。
咲森勇人のステータスを見たあとだけに、誰も皆んな何も言わない。あれだけ毎回騒いでいたユミルでさえも、特に何も口に出さなかった。
「あ…う…」
この沈黙に耐えきれなくなった佐敷瞳子は、黒板の方を向いたまま背中を丸めて縮こまる。
「スキルが、凄そうじゃないですか?」
そのとき神木公平が、黒板を指差しながら口を開いた。その声に、俯いたままの佐敷瞳子の背中がピクリと反応する。
「ええ、確かに」
それに応えて、ミサがスキル名称をタップする。
『シンガン(対象を見極める)』
「聞いたことはないですね。説明を見るに『カンテイ』の強化版でしょうか…」
ユミルが不思議そうな顔で呟いた。
「心眼ってヤツだな。羨ましーぜっ」
「じゃあじゃあ、その下はー?」
白石和真と鳴神ひかりにも活気が戻る。
『シロワラシノカゴ(60秒ごとに最大体力の5%が回復する)』
ミサにより表示された説明文に、一同は再び言葉を失った。その沈黙をユミルが破る。
「バ…バカな、治癒のスキル…だと? ただそこにいるだけで、周りの者の傷が…徐々に癒えるというのか?」
「おいおい、これ…オレの出番あんのかー?」
白石和真が慌てたような声を出した。
「どーなんだろねー?」
「ちょ…ちょっとひかりちゃん、そこはあるって言ってよーっ」
哀しそうな顔ですがり付いてくる白石和真を、鳴神ひかりが「キャー」と躱して逃げていく。
「ユーたん助けてー、襲われるー」
「あまり苛めてやるな」
背中に隠れた鳴神ひかりに向けて、咲森勇人は小さな溜め息を吐いた。それから半泣きで佇む白石和真に顔を向ける。
「あるに決まってるだろう。戦闘中のダメージが、この程度の回復力で追いつくものか」
「あー…それもそーか」
ハタと気付いたように、白石和真はポンと両手を打った。
「瞳子、お疲れ。お前スゲーな」
そのとき神木公平が、いつまでも背中を丸めている佐敷瞳子の肩をポンと叩く。
その優しい声に気付いたかのように、佐敷瞳子は勢いよく振り返った。
その瞬間、佐敷瞳子の視界が変化を遂げる。
神木公平の左肩に、タグのような物が付いていた。気になって注視すると、ウインドウが大きくなりステータスが表示される。
その数値に唖然となった。
慌てて他のメンバーを確認するが、やはり全員にタグが表示されている。
ステータスを認識したことによって、心眼のスキルが発動したのだ。
佐敷瞳子は、再び神木公平に目を向ける。
「ん? どうした?」
「あ…何でも、ない」
慌てて佐敷瞳子は顔を伏せた。
それにしても、一体何なのだろうか、この数値は…
「う…うん」
神木公平に促され、佐敷瞳子はおずおずと黒板の方へと歩き出した。水晶玉までたどり着くと、右手を胸元に添えて何度も何度も深呼吸を繰り返す。やがて意を決した佐敷瞳子は、右手でそっと水晶玉に触れた。
サシキトーコ
タイリョク:400
マリョク :600
チカラ :400
スバヤサ :500
ユニークスキル:シンガン
パーティスキル:シロワラシノカゴ
特に何の特徴もない、白石和真の劣化版のような能力である。
咲森勇人のステータスを見たあとだけに、誰も皆んな何も言わない。あれだけ毎回騒いでいたユミルでさえも、特に何も口に出さなかった。
「あ…う…」
この沈黙に耐えきれなくなった佐敷瞳子は、黒板の方を向いたまま背中を丸めて縮こまる。
「スキルが、凄そうじゃないですか?」
そのとき神木公平が、黒板を指差しながら口を開いた。その声に、俯いたままの佐敷瞳子の背中がピクリと反応する。
「ええ、確かに」
それに応えて、ミサがスキル名称をタップする。
『シンガン(対象を見極める)』
「聞いたことはないですね。説明を見るに『カンテイ』の強化版でしょうか…」
ユミルが不思議そうな顔で呟いた。
「心眼ってヤツだな。羨ましーぜっ」
「じゃあじゃあ、その下はー?」
白石和真と鳴神ひかりにも活気が戻る。
『シロワラシノカゴ(60秒ごとに最大体力の5%が回復する)』
ミサにより表示された説明文に、一同は再び言葉を失った。その沈黙をユミルが破る。
「バ…バカな、治癒のスキル…だと? ただそこにいるだけで、周りの者の傷が…徐々に癒えるというのか?」
「おいおい、これ…オレの出番あんのかー?」
白石和真が慌てたような声を出した。
「どーなんだろねー?」
「ちょ…ちょっとひかりちゃん、そこはあるって言ってよーっ」
哀しそうな顔ですがり付いてくる白石和真を、鳴神ひかりが「キャー」と躱して逃げていく。
「ユーたん助けてー、襲われるー」
「あまり苛めてやるな」
背中に隠れた鳴神ひかりに向けて、咲森勇人は小さな溜め息を吐いた。それから半泣きで佇む白石和真に顔を向ける。
「あるに決まってるだろう。戦闘中のダメージが、この程度の回復力で追いつくものか」
「あー…それもそーか」
ハタと気付いたように、白石和真はポンと両手を打った。
「瞳子、お疲れ。お前スゲーな」
そのとき神木公平が、いつまでも背中を丸めている佐敷瞳子の肩をポンと叩く。
その優しい声に気付いたかのように、佐敷瞳子は勢いよく振り返った。
その瞬間、佐敷瞳子の視界が変化を遂げる。
神木公平の左肩に、タグのような物が付いていた。気になって注視すると、ウインドウが大きくなりステータスが表示される。
その数値に唖然となった。
慌てて他のメンバーを確認するが、やはり全員にタグが表示されている。
ステータスを認識したことによって、心眼のスキルが発動したのだ。
佐敷瞳子は、再び神木公平に目を向ける。
「ん? どうした?」
「あ…何でも、ない」
慌てて佐敷瞳子は顔を伏せた。
それにしても、一体何なのだろうか、この数値は…
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