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老国王の崩御とクーデター
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国王崩御の知らせが入ったのは、それから間もなくのことだった。
丘陵のブドウ棚の収穫が終え、棚には甘いデザートワインの原料となるための果実がわずかに残るばかりとなった、晩秋のことだった。
ふらりと現れるダンは、性急にアミーユと情を交わすと、またふらりと消えていく。ほとんど会話もない。アミーユを駒として役不足に感じているのかもしれなかった。
もしや俺を抜きにしてクーデターを起こすつもりなのか。
そんな矢先の国王崩御の知らせに、アミーユは咄嗟に思いつかずにはいられなかった。
もしかしたら、ダンが国王を暗殺したのかもしれない、と。表向きは大往生となっている。しかし、ダンならばやりかねない。
俺は見限られたのか。
♰♰♰
俺は弱い。
破滅が待っているのにただ怖がっているだけだ。戦うこともなく逃げることすらしない。
ダンを止められない。
もはやダンを守るというのは、その命を守ることではないような気がしていた。
ダンの燃やしている炎を守ること。
そう思い始めている。
アミーユは決意していた。
次の標的があるとしたら、それはリチャード王太子だ。
俺がクーデターを起こす。
確かに革命が起きてしまえば、犠牲は大きくなるだろう。だが民衆は現状のままでは収まらない。それならばダンの言う通り、クーデターのほうがマシだ。
しかし、起こすのは、無血クーデターだ。
王族の誰をも殺さず、御璽を手に入れる。
国葬の行われている裏で、次期国王、リチャード王太子殿下を拘束したてまつる。そして、国王からリチャード王太子に渡った御璽を抑える。
♰♰♰
王都に弔砲が響き渡っている。
長い葬儀の列が、王宮の聖殿から埋葬地まで続いていた。
パメラ王太子妃、ジョージ王子、アン王女に続いて、宰相、その次が各長官の列だった。
警備にはかなりの人員を割いている。民衆につけ入る隙を与えるわけにはいかない。
もはや民衆は王室への反感を隠す様子もない。国王の葬列にも白々しい目を向けている。
甲冑を付けた兵で葬列が囲まれなければ、暴徒が絡んできただろう。しかし、石一つ投げる隙も与えないほど厳重な警護で固めている。
この国葬が終われば、すべてがひっくり返っている。
今頃、王宮では、アミーユの選抜した兵士らが、リチャード王太子の部屋に向かっているはずだ。
ダンならば、俺がクーデターを起こしたことをすぐに察知する。リチャード王太子の身柄は俺が抑える。ほかはダンに任せればいい。
アミーユは王族の背に目を向けた。
前を歩くパメラ妃。その後ろ姿は、やはり、毅然としている。その背中が少し小さくなったように見えた。
母上…………。
アミーユは内心でそう呼んでみた。彼女への背信に胸が痛む。
王族の保護は俺がする。ダンならばきっと俺に任せてくれる。
♰♰♰
埋葬が済んだ。
王宮への帰路につく王族の馬車を、警備で取り囲んで進む。
王宮に着けば、アミーユは、みずから王族の馬車のドアを開けた。
先に降りたジョージ王子の手を借りて、パメラ妃が降りてくる。
「リージュ公、ご苦労であった」
パメラ妃のねぎらいの言葉が胸に痛い。
アミーユはアン王女を抱き上げて、地面に下ろした。
「アミーユ兄さま」
アン王女は疲れも見せずに、アミーユに甘える声を出した。今後、起きることを、この少女はどう受け止めるだろうか。
パメラ妃もジョージ王子も、俺と敵対することになる。なるべく大人しく、こちらに従ってもらわなければならない。
そのためには、リチャード王太子の身柄の安全を保障することをまず先に伝えよう。命令でも恫喝でもなく、お願いをするのだ。
王族の私邸部分についたとき、兵士が浮かない顔つきで、アミーユのもとへやってきた。
その顔つきに、アミーユは身構えた。
パメラ妃らをその場にとどめておいて、アミーユは離れた場所で兵士から事情を聞く。
「リチャード王太子殿下のお姿が見当たりません」
「殿下の部屋は伝えていたはずだぞ」
パメラ妃がバルコニーから見上げた窓の位置を、アミーユは兵士に伝えていた。
「その部屋は空でした」
「ほかの部屋も探したのか」
「王宮内の私邸部分をくまなく探しましたが、見つかりません」
これはいったい、どうしたことだ………?
考えてみても何が起きているのかわからない。
リチャード王太子はいずこにいるのか。
「いったん、計画は中止だ。兵士らを裏から引き上げさせろ」
アミーユは内心の動揺を隠して、パメラ妃らのもとへ戻った。
「リージュ公、何ごとだ! 何やら、騒がしいぞ」
パメラ妃の叱責にも近い問いかけに、アミールはひざまずいた。
「パメラ妃殿下、国葬に乗じて、王宮に賊が忍び込んだようです」
アミーユはそうごまかすことにした。
「何! それは大ごとだ」
「はっ! 申し訳ございません。すでにひっとらえて、身柄を拘束しております。王宮内の安全は確認しましたゆえ、安心してお過ごしください。近衛の兵士も余分に残しておきます」
「そうか、それならよい。疲れておる、もう下がれ!」
パメラ妃は不機嫌を隠さずに、王宮内部の私邸の奥へと入って行った。ジョージ王子とアン王女が、アミーユに申し訳なさそうな目を向けてそれに続く。
クーデターは失敗したのか?
リチャード王太子はどこにおいでるのだ?
まさかクーデターを感づかれていたのか?
いや、それはない。選抜の兵士は5人に絞っているし、どれも口が堅い。
しかし、失敗してみればそれはそれで、パメラ妃らと敵対せずに済んだことにほっとしているアミーユがいた。
♰♰♰
三日後、アミーユはふらりと現れたダンに、クーデターを試みたこと、しかし、リチャード王太子、否、新国王の姿がどこにもなかったことを報告した。
「ほう、そうか」
ダンは黙り込んでしばらく考え込んでいる。ダンからは恐ろしいほどの殺気が立ち上っている。
勝手にクーデターを起こし、しかも失敗したことに腹を立てているのか。
あるいはこれがダンのいつもの姿なのか。
もうダンはアミーユにこうした姿を隠さない。
これまでアミーユには決して見せなかった冷酷な横顔。優しい恋人として振る舞っていた間は、決して見せなかった怖い顔。
それを隠すことはなくなった。
「近く、二度目の国葬となる」
「………えっ」
「リチャード王太子、いや、リチャード国王が死ぬ」
ダンはそう言い切った。
冷たい横顔のダンは、アミーユには、その心のうちではもう何を考えているのかもわからない。
これは俺の知っているダンじゃない。俺の知っている間の抜けた顔の男はどこかに消えてしまった。
俺の可愛いダンはいなくなってしまった。
いや違う、犬のように懐いてきたダンなど、もともといなかったのだ。すべてダンの擬態だった。
「リチャード国王が死んだら、改めてことを起こそう」
そう言うと、ダンは急に表情を変えた。黒目に優しさが灯る。ここから先は、優しい恋人の時間だとばかりに。
アミーユを抱き寄せると、甘く口づけてきた。
♰♰♰
ダンの言う通り、リチャード国王は即位より半月も経たないうちに死んだ。翌日に即位式を控えた夜のことだった。
ああ、ダンは見通しの効く男だ。だが。
俺も夢に落ちてしまえればいいのに………。
アミーユの体は震え出す。
ダン、俺は。
俺はこの物語を知っている。
この物語が王室の勝利で終わることを知っている。王室の力は思った以上に強大だ。
お前は夢を果たせずに死ぬ………!
どれだけ着実に物事を進めても、それが運命だ。
丘陵のブドウ棚の収穫が終え、棚には甘いデザートワインの原料となるための果実がわずかに残るばかりとなった、晩秋のことだった。
ふらりと現れるダンは、性急にアミーユと情を交わすと、またふらりと消えていく。ほとんど会話もない。アミーユを駒として役不足に感じているのかもしれなかった。
もしや俺を抜きにしてクーデターを起こすつもりなのか。
そんな矢先の国王崩御の知らせに、アミーユは咄嗟に思いつかずにはいられなかった。
もしかしたら、ダンが国王を暗殺したのかもしれない、と。表向きは大往生となっている。しかし、ダンならばやりかねない。
俺は見限られたのか。
♰♰♰
俺は弱い。
破滅が待っているのにただ怖がっているだけだ。戦うこともなく逃げることすらしない。
ダンを止められない。
もはやダンを守るというのは、その命を守ることではないような気がしていた。
ダンの燃やしている炎を守ること。
そう思い始めている。
アミーユは決意していた。
次の標的があるとしたら、それはリチャード王太子だ。
俺がクーデターを起こす。
確かに革命が起きてしまえば、犠牲は大きくなるだろう。だが民衆は現状のままでは収まらない。それならばダンの言う通り、クーデターのほうがマシだ。
しかし、起こすのは、無血クーデターだ。
王族の誰をも殺さず、御璽を手に入れる。
国葬の行われている裏で、次期国王、リチャード王太子殿下を拘束したてまつる。そして、国王からリチャード王太子に渡った御璽を抑える。
♰♰♰
王都に弔砲が響き渡っている。
長い葬儀の列が、王宮の聖殿から埋葬地まで続いていた。
パメラ王太子妃、ジョージ王子、アン王女に続いて、宰相、その次が各長官の列だった。
警備にはかなりの人員を割いている。民衆につけ入る隙を与えるわけにはいかない。
もはや民衆は王室への反感を隠す様子もない。国王の葬列にも白々しい目を向けている。
甲冑を付けた兵で葬列が囲まれなければ、暴徒が絡んできただろう。しかし、石一つ投げる隙も与えないほど厳重な警護で固めている。
この国葬が終われば、すべてがひっくり返っている。
今頃、王宮では、アミーユの選抜した兵士らが、リチャード王太子の部屋に向かっているはずだ。
ダンならば、俺がクーデターを起こしたことをすぐに察知する。リチャード王太子の身柄は俺が抑える。ほかはダンに任せればいい。
アミーユは王族の背に目を向けた。
前を歩くパメラ妃。その後ろ姿は、やはり、毅然としている。その背中が少し小さくなったように見えた。
母上…………。
アミーユは内心でそう呼んでみた。彼女への背信に胸が痛む。
王族の保護は俺がする。ダンならばきっと俺に任せてくれる。
♰♰♰
埋葬が済んだ。
王宮への帰路につく王族の馬車を、警備で取り囲んで進む。
王宮に着けば、アミーユは、みずから王族の馬車のドアを開けた。
先に降りたジョージ王子の手を借りて、パメラ妃が降りてくる。
「リージュ公、ご苦労であった」
パメラ妃のねぎらいの言葉が胸に痛い。
アミーユはアン王女を抱き上げて、地面に下ろした。
「アミーユ兄さま」
アン王女は疲れも見せずに、アミーユに甘える声を出した。今後、起きることを、この少女はどう受け止めるだろうか。
パメラ妃もジョージ王子も、俺と敵対することになる。なるべく大人しく、こちらに従ってもらわなければならない。
そのためには、リチャード王太子の身柄の安全を保障することをまず先に伝えよう。命令でも恫喝でもなく、お願いをするのだ。
王族の私邸部分についたとき、兵士が浮かない顔つきで、アミーユのもとへやってきた。
その顔つきに、アミーユは身構えた。
パメラ妃らをその場にとどめておいて、アミーユは離れた場所で兵士から事情を聞く。
「リチャード王太子殿下のお姿が見当たりません」
「殿下の部屋は伝えていたはずだぞ」
パメラ妃がバルコニーから見上げた窓の位置を、アミーユは兵士に伝えていた。
「その部屋は空でした」
「ほかの部屋も探したのか」
「王宮内の私邸部分をくまなく探しましたが、見つかりません」
これはいったい、どうしたことだ………?
考えてみても何が起きているのかわからない。
リチャード王太子はいずこにいるのか。
「いったん、計画は中止だ。兵士らを裏から引き上げさせろ」
アミーユは内心の動揺を隠して、パメラ妃らのもとへ戻った。
「リージュ公、何ごとだ! 何やら、騒がしいぞ」
パメラ妃の叱責にも近い問いかけに、アミールはひざまずいた。
「パメラ妃殿下、国葬に乗じて、王宮に賊が忍び込んだようです」
アミーユはそうごまかすことにした。
「何! それは大ごとだ」
「はっ! 申し訳ございません。すでにひっとらえて、身柄を拘束しております。王宮内の安全は確認しましたゆえ、安心してお過ごしください。近衛の兵士も余分に残しておきます」
「そうか、それならよい。疲れておる、もう下がれ!」
パメラ妃は不機嫌を隠さずに、王宮内部の私邸の奥へと入って行った。ジョージ王子とアン王女が、アミーユに申し訳なさそうな目を向けてそれに続く。
クーデターは失敗したのか?
リチャード王太子はどこにおいでるのだ?
まさかクーデターを感づかれていたのか?
いや、それはない。選抜の兵士は5人に絞っているし、どれも口が堅い。
しかし、失敗してみればそれはそれで、パメラ妃らと敵対せずに済んだことにほっとしているアミーユがいた。
♰♰♰
三日後、アミーユはふらりと現れたダンに、クーデターを試みたこと、しかし、リチャード王太子、否、新国王の姿がどこにもなかったことを報告した。
「ほう、そうか」
ダンは黙り込んでしばらく考え込んでいる。ダンからは恐ろしいほどの殺気が立ち上っている。
勝手にクーデターを起こし、しかも失敗したことに腹を立てているのか。
あるいはこれがダンのいつもの姿なのか。
もうダンはアミーユにこうした姿を隠さない。
これまでアミーユには決して見せなかった冷酷な横顔。優しい恋人として振る舞っていた間は、決して見せなかった怖い顔。
それを隠すことはなくなった。
「近く、二度目の国葬となる」
「………えっ」
「リチャード王太子、いや、リチャード国王が死ぬ」
ダンはそう言い切った。
冷たい横顔のダンは、アミーユには、その心のうちではもう何を考えているのかもわからない。
これは俺の知っているダンじゃない。俺の知っている間の抜けた顔の男はどこかに消えてしまった。
俺の可愛いダンはいなくなってしまった。
いや違う、犬のように懐いてきたダンなど、もともといなかったのだ。すべてダンの擬態だった。
「リチャード国王が死んだら、改めてことを起こそう」
そう言うと、ダンは急に表情を変えた。黒目に優しさが灯る。ここから先は、優しい恋人の時間だとばかりに。
アミーユを抱き寄せると、甘く口づけてきた。
♰♰♰
ダンの言う通り、リチャード国王は即位より半月も経たないうちに死んだ。翌日に即位式を控えた夜のことだった。
ああ、ダンは見通しの効く男だ。だが。
俺も夢に落ちてしまえればいいのに………。
アミーユの体は震え出す。
ダン、俺は。
俺はこの物語を知っている。
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