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平成時代
13 フリーター 2
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和食の店で働いていた時期、父が車関係の仕事を辞めて自営業を始めました。その一環としてカラオケボックスの営業を始めます。本来、そのカラオケボックスは音楽関係の会社の物ですが…経営と言う意味で借りて営業すると言う形で、父が店長として勤務する事になりました。それと同時に母も長年勤めていた病院の仕事を辞めて、父の仕事を手伝うと言う形でカラオケボックスで勤務します。
自分は、最初は、特に気にしてませんでしたが…たまたま母に頼まれて、買い物を頼まれて届けにカラオケボックスに荷物を届けに行った時に、店の中が大慌てで間に合っていないのを見てから、和食の店とカラオケボックスとの両方を手伝う事にしました。
その時期…和食の店に地元で有名なレストランチェーンで店長を勤めていた人(以後A氏)が戻って来ました。A氏は…和食の店がオープンした時期に勤務してましたが…店の中でイザコザがあり、A氏を含む数名の方が、一斉に退職してしまったのです。
ほとぼりが冷めて…A氏は店に戻り、和食の店に復帰しました。彼は僕とは何故か気が合いました。
***
ある日、シフトで彼と休みが同じだったので、店が終わってからA氏と父のカラオケで、歌を歌って、A氏の住んでいるアパートに連れて行ってくれると言うので、僕はA氏の車に乗ってA町(現在F市)まで彼のドライブで行きます。
地元にあるO山の山道を走ってのドライブでした。山道を走る前、道路脇にポケモンのピカチュウの形をした工事用の安全柵がありました。
山道を走っている最中、突然大雨が降り出して来ました。それを気にせず自分達は山道の曲がりくねった道を、A氏の運転で前を見ながらくだらない会話をしてました。
そんな中、前方を雨が降っている中、びしょ濡れで歩いている白い姿の男性が現れました。
それを見たA氏は突然車のスピードを上げて、山道を抜けて行きます。
「どうしたの、濡れているから乗せれば?」
と、僕が言うと…
「冗談じゃない、あれは絶対に幽霊だ、乗せたら呪われる!」
そう言いながら山道を抜けて、市街地へと出ると、さっきまでの天気が嘘だったかの様に空は晴れてました。先程見た様な雰囲気は完全に無くなり、しばらくしてアパートに着き、その晩アパートへとお邪魔しました。
*39
ある夏の夕方、自分は買い物を済ませて家に帰宅すると家族から「駐在所から電話があった」と言われます。
(駐在所?)不思議に思い、連絡先を聞いて電話を掛けます。
電話にはH市S地区の駐在所に勤務してる警察官が出ました。
「A.Yさんですか…すみませんがS地区の茂みに貴方の自転車が放置されてますので、回収してください」
と、駐在所の警察官は言います。
不思議に思って、自分は庭にある自転車置き場に向かうと自分が使っていた自転車はありました。
(何言ってるんだ、あの警察官は…?)
そう思って、自分は警察官が指定した場所へと向かいます。嘘だったら、文句言ってやる…と思って車に乗って放置してある場所に向かいます。
警察官が言ってた場所付近まで来て、車をゆっくり走らせて、茂みの通りを走っていると、ある場所に自転車が放置されて居るのを見つけます。
自分はUターンして放置されている場所に戻り、自転車を見ます。
それは確かに自分の住所と名前が書かれた自転車で、以前…飲酒運転の時に壊れて、相手が貰った筈の自転車でした。
事故の時にタイヤ等壊れて使い物にならなかった部分は修理されていて、しばらく放置されていたので、少し汚れやサビが付いていたけど、乗れない事は無い状態でした。
自分は駐在所の警察官に一言伝えて、自転車を回収します。
その後…町工場の社長が父親の知り合いと言う事で、連絡先を聞いて電話をします。
当時飲酒運転をしてた男性が、何故自転車を放置したのかを確認しようと思って電話します。
しかし…社長が言うには、飲酒運転の事故の後、その人物は会社を辞めて、携帯の電話番号も変えたらしく…連絡が取れない状態だと、社長は話してくれました。
結局のところ…何も分からない状態で、自転車は放置されていたのです。
自転車は、その後…祖父達の農作業用に使われました。
自分は、最初は、特に気にしてませんでしたが…たまたま母に頼まれて、買い物を頼まれて届けにカラオケボックスに荷物を届けに行った時に、店の中が大慌てで間に合っていないのを見てから、和食の店とカラオケボックスとの両方を手伝う事にしました。
その時期…和食の店に地元で有名なレストランチェーンで店長を勤めていた人(以後A氏)が戻って来ました。A氏は…和食の店がオープンした時期に勤務してましたが…店の中でイザコザがあり、A氏を含む数名の方が、一斉に退職してしまったのです。
ほとぼりが冷めて…A氏は店に戻り、和食の店に復帰しました。彼は僕とは何故か気が合いました。
***
ある日、シフトで彼と休みが同じだったので、店が終わってからA氏と父のカラオケで、歌を歌って、A氏の住んでいるアパートに連れて行ってくれると言うので、僕はA氏の車に乗ってA町(現在F市)まで彼のドライブで行きます。
地元にあるO山の山道を走ってのドライブでした。山道を走る前、道路脇にポケモンのピカチュウの形をした工事用の安全柵がありました。
山道を走っている最中、突然大雨が降り出して来ました。それを気にせず自分達は山道の曲がりくねった道を、A氏の運転で前を見ながらくだらない会話をしてました。
そんな中、前方を雨が降っている中、びしょ濡れで歩いている白い姿の男性が現れました。
それを見たA氏は突然車のスピードを上げて、山道を抜けて行きます。
「どうしたの、濡れているから乗せれば?」
と、僕が言うと…
「冗談じゃない、あれは絶対に幽霊だ、乗せたら呪われる!」
そう言いながら山道を抜けて、市街地へと出ると、さっきまでの天気が嘘だったかの様に空は晴れてました。先程見た様な雰囲気は完全に無くなり、しばらくしてアパートに着き、その晩アパートへとお邪魔しました。
*39
ある夏の夕方、自分は買い物を済ませて家に帰宅すると家族から「駐在所から電話があった」と言われます。
(駐在所?)不思議に思い、連絡先を聞いて電話を掛けます。
電話にはH市S地区の駐在所に勤務してる警察官が出ました。
「A.Yさんですか…すみませんがS地区の茂みに貴方の自転車が放置されてますので、回収してください」
と、駐在所の警察官は言います。
不思議に思って、自分は庭にある自転車置き場に向かうと自分が使っていた自転車はありました。
(何言ってるんだ、あの警察官は…?)
そう思って、自分は警察官が指定した場所へと向かいます。嘘だったら、文句言ってやる…と思って車に乗って放置してある場所に向かいます。
警察官が言ってた場所付近まで来て、車をゆっくり走らせて、茂みの通りを走っていると、ある場所に自転車が放置されて居るのを見つけます。
自分はUターンして放置されている場所に戻り、自転車を見ます。
それは確かに自分の住所と名前が書かれた自転車で、以前…飲酒運転の時に壊れて、相手が貰った筈の自転車でした。
事故の時にタイヤ等壊れて使い物にならなかった部分は修理されていて、しばらく放置されていたので、少し汚れやサビが付いていたけど、乗れない事は無い状態でした。
自分は駐在所の警察官に一言伝えて、自転車を回収します。
その後…町工場の社長が父親の知り合いと言う事で、連絡先を聞いて電話をします。
当時飲酒運転をしてた男性が、何故自転車を放置したのかを確認しようと思って電話します。
しかし…社長が言うには、飲酒運転の事故の後、その人物は会社を辞めて、携帯の電話番号も変えたらしく…連絡が取れない状態だと、社長は話してくれました。
結局のところ…何も分からない状態で、自転車は放置されていたのです。
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