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新たな目標
悪だくみ
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よし!やりますよおお!!
久しぶりに俺の頭が高速で回転しはじめた。
めちゃんこやる気になってるから、脳内でシナプスが高速で移動してバチバチと言っている。
「レオン、あのね、法整備とかの権限って宰相も持ってるでしょ?
とういうわけで、公爵を言いくるめましょう。
俺への過去の負債をこの際ここで返して頂きます。
早急に同性婚を認めるよう法整備してもらいましょー!
急で混乱はあるかもですが、平民にだって事実婚はあるし、貴族の事実婚はもっと多いんだからそこまで問題にはならないはず。
どのみち俺たちの結婚にあわせてやるつもりだったのなら、レオンのことだから草案はもうできているんでしょ?」
「……よく分かったね。実は……引かないで欲しいんだけど、サフィが聖女だと分かる前から、念のため検討だけはしてあったんだ。いざというときのために準備は進めていた」
聖女だって分かる前?それってば、まだ俺が5歳の時じゃ……!しかも、出会って割とすぐだった気が………
「うん。さすがに今のはちょっと怖いから聞かなかったことにするね?
とにかく、準備はできておるということでよろしいか?」
「うん。できている」
「ならば、王様と公爵に話を通したら法案はおっけーだね。貴族院のおっちゃんたちには俺からお願いするから。
どのみちナージャ関連で必要になりそうな気もするし、一石二鳥!」
「そちらは公爵が頭を抱えていたよ?ライオネルは後継として実にふさわしい男なのだが……やるのは惜しいな」
「だよねえ……ライってばミニ公爵そのものだし。公爵家にいないライなんて想像できないもん。
……いっそナージャをうちに貰えば?『ナージャがこっちに来るなら許可する』って主張するだけしておきましょう!」
「しかし、ナージャは第一王子だろう?無理があるのでは?」
「あっちはあっちで……王様と聖女様が仲良くしてるみたいだし。弟か妹くらいは生まれるのでは?」
「それは十分有り得るな」
「王様も聖女様が元気になって元気もりもりだっていうし。まだまだ引退しないでしょ?後継を育てるくらいまで十分もつよ。さんざん迷惑かけたナージャの幸せのためだし。王様に頑張ってもらえば良し!」
言い切ってしまうと、レオンがクスクスと笑い出した。
「ちょっとお!何がおかしいの?」
ジロリと睨めば、口元を押さえたまままだ笑っている。
「ご、ごめんね?
いやあ、最近のサフィは聞き分けがよかったから……。おかしなことをいうようだけれど……相変らずなサフィで少し安心したんだ。
私はこういう生き生きとしたサフィが好きだからね?」
冗談ぽく言っているけれど、その表情は存外真面目なもので。
ああ、俺、ホントにレオンに心配かけちゃってたんだなあ、って。
確かに、婚約してからなんとなあく「将来の王妃としての責任」とかいろいろ考えることもあって、レオンの横に立つために、みたいな。そういう気負いがあったのかもしれない。
ちょこっとだけ「王子の婚約者」としてふさわしいと思われるように頑張ろうって。
だけど。
「勝手に話を進めちゃう俺でいいの?」
「うん。無理なら無理という。それがサフィのわがままなら、きちんと叱る。
でもそうでないのなら、いくらでも」
「こき使うよ?」
「ふふ。サフィに使われるのなら本望、だよ?生きているという感じがしてとても楽しい」
「レオンってば……いじめられたい人?」
「サフィ限定でね?」
「全くレオンってば……へんな王子様だよねえ。
俺ね、そんなレオンが大好き!」
「ふふふ。知ってる!だって私もサフィのことが大好きだからね!」
「そんなの知らない人なんていないよ!」
久しぶりに俺の頭が高速で回転しはじめた。
めちゃんこやる気になってるから、脳内でシナプスが高速で移動してバチバチと言っている。
「レオン、あのね、法整備とかの権限って宰相も持ってるでしょ?
とういうわけで、公爵を言いくるめましょう。
俺への過去の負債をこの際ここで返して頂きます。
早急に同性婚を認めるよう法整備してもらいましょー!
急で混乱はあるかもですが、平民にだって事実婚はあるし、貴族の事実婚はもっと多いんだからそこまで問題にはならないはず。
どのみち俺たちの結婚にあわせてやるつもりだったのなら、レオンのことだから草案はもうできているんでしょ?」
「……よく分かったね。実は……引かないで欲しいんだけど、サフィが聖女だと分かる前から、念のため検討だけはしてあったんだ。いざというときのために準備は進めていた」
聖女だって分かる前?それってば、まだ俺が5歳の時じゃ……!しかも、出会って割とすぐだった気が………
「うん。さすがに今のはちょっと怖いから聞かなかったことにするね?
とにかく、準備はできておるということでよろしいか?」
「うん。できている」
「ならば、王様と公爵に話を通したら法案はおっけーだね。貴族院のおっちゃんたちには俺からお願いするから。
どのみちナージャ関連で必要になりそうな気もするし、一石二鳥!」
「そちらは公爵が頭を抱えていたよ?ライオネルは後継として実にふさわしい男なのだが……やるのは惜しいな」
「だよねえ……ライってばミニ公爵そのものだし。公爵家にいないライなんて想像できないもん。
……いっそナージャをうちに貰えば?『ナージャがこっちに来るなら許可する』って主張するだけしておきましょう!」
「しかし、ナージャは第一王子だろう?無理があるのでは?」
「あっちはあっちで……王様と聖女様が仲良くしてるみたいだし。弟か妹くらいは生まれるのでは?」
「それは十分有り得るな」
「王様も聖女様が元気になって元気もりもりだっていうし。まだまだ引退しないでしょ?後継を育てるくらいまで十分もつよ。さんざん迷惑かけたナージャの幸せのためだし。王様に頑張ってもらえば良し!」
言い切ってしまうと、レオンがクスクスと笑い出した。
「ちょっとお!何がおかしいの?」
ジロリと睨めば、口元を押さえたまままだ笑っている。
「ご、ごめんね?
いやあ、最近のサフィは聞き分けがよかったから……。おかしなことをいうようだけれど……相変らずなサフィで少し安心したんだ。
私はこういう生き生きとしたサフィが好きだからね?」
冗談ぽく言っているけれど、その表情は存外真面目なもので。
ああ、俺、ホントにレオンに心配かけちゃってたんだなあ、って。
確かに、婚約してからなんとなあく「将来の王妃としての責任」とかいろいろ考えることもあって、レオンの横に立つために、みたいな。そういう気負いがあったのかもしれない。
ちょこっとだけ「王子の婚約者」としてふさわしいと思われるように頑張ろうって。
だけど。
「勝手に話を進めちゃう俺でいいの?」
「うん。無理なら無理という。それがサフィのわがままなら、きちんと叱る。
でもそうでないのなら、いくらでも」
「こき使うよ?」
「ふふ。サフィに使われるのなら本望、だよ?生きているという感じがしてとても楽しい」
「レオンってば……いじめられたい人?」
「サフィ限定でね?」
「全くレオンってば……へんな王子様だよねえ。
俺ね、そんなレオンが大好き!」
「ふふふ。知ってる!だって私もサフィのことが大好きだからね!」
「そんなの知らない人なんていないよ!」
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