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舞踏会での再会

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「本当に…あなたという人は……!」

ヘレンが俺に抱き抱えられながら、グチグチと文句を言う

ひどい腰痛で立ち上がることすらままならず、そのまま舞踏会の夜が訪れたので、ヘレンに怒られながら裏庭まで抱えてやってきた

屋根裏を降りた時には屋敷は暗く、もう他の三人はお城の舞踏会に赴いたことが分かる

「別にお前も楽しんでただろ?あんなに嬉しそうにヨガってたじゃねえか」

お姫様抱っこの状態でヘレンをしたり顔で見下ろすと、バシンと胸を小突かれる

「…ッ…うるさいです…!あなたを満足させる為に仕方なくやっただけですから…!とにかくっ!必ず舞踏会には行って貰いますからね!」

「はいはい、分かった分かった。でも俺がそのお姫様とやらと結ばれる保証はねえからな」

この期に及んで、自分の自由気ままに生きられる人生を手に入れてたのに、最終的に女と幸せになるなんて未だに想像もつかないが、ヘレンは意外にも真面目な顔で反論してくる

「…それはないです。絶対に二人は結ばれる運命になっていますから。……じゃあここにかぼちゃの馬車とタキシードを用意しますから下ろして下さい!」

ジタバタと暴れるので、ムッとした俺は下ろす前に強引にヘレンにキスをした

その瞬間カアッと顔を赤らめて大人しくなったので、ニヤリと笑ってゆっくりと足から下ろしてやる

「………ッッもお~~ッ!………ゴホンッ…良いです。時間が勿体無いので早く行って貰います」

ヘレンが諦めたようにサッと杖を振って絵本でしか見た事のないような本物のカボチャの馬車と俺の身につけていたよれたシャツとズボンを立派なタキシードに変えた

「うぉ、すげえ…」

こんなにカッチリとした服は、生前制服と柔道着しか着てこなかった俺にとって生まれて初めて身につけるので、なんだか落ち着かない

そうして俺は半ば無理やりヘレンの魔法で馬車に押し込まれ、お城までの送迎、もとい連行されていくことになる




「ハァ~…。」

馬車の中で揺れる俺は、もう何度ため息を吐いたか分からない

それは、この世界に転生してからのことを振り返って、お城で待ち構える人物が安易に想像出来たからだ

今までここで出会ってきたのは、生前俺が最も欲情したことのある人の内、後輩の兄弟の杉本皐、樹もといコナーとマシューと、部活の高木コーチであるジーク
生徒会長の佐久間先輩の見た目のヘレン

この流れでいくと、お姫様の姿は間違いなく
俺がずっと片想いを続けていた幼馴染の見た目をした名取俊であるに違いはないのだ

それも女の姿をした姫として

「マジで有り得ねえって…」

幼馴染の俊の見た目は本当に綺麗だ
それこそ女と見間違えるほど
しかしやはり男だからこそ惹かれたんだ

幼稚園から俺たちは一緒に過ごしていた
そして小学校中学年の時に俊への想いに気づき、俊も誘って柔道を始めた

最初こそ互いに切磋琢磨し…と言った感じだったが(俺は違う感情だったが)

中学になり、もともと悪かった俊の口調が拍車をかけてキツくなり、性格や態度は俺の時にだけめちゃくちゃに当たりが強く、中学時代はいつも俺にライバル心をむき出しにしていた

しかし俺の方こそそんな俊に一目置かれたいが為に勉強も部活も死ぬほど頑張った

結局、多分俊に嫌われたまま、想いを伝えるなんてこと出来る筈もなく時間だけが過ぎていき、結果アイツはちゃんとした公式戦で俺を打ち負かす為だけに俺に黙って進路を変え他校へ行き、そしてその試合を前に俺は命を絶った

なので本来ならばこの舞踏会でまた俊と会えるのは本当に喜ばしいことなんだろうし、人は違えど想いを伝えるチャンスでしかないんだが……

「よりにもよって…女……」

愕然と肩を落とす

完全に今の俺では女を好きになるなんて事はほぼ有り得ない

なので女の見た目をした俊を見た所で多分以前のような感情は湧かないだろう

「まあ、でも…俊の顔は久々に見てえなあ…」

そうこうしている内に馬車がお城に着く

やはり一目だけ、俊の顔が見れたらそれで良いやという考えで、美味しいご飯と好みの男がいれば十分だと思うことにし、俺は馬車を降りた



「す、すげえ」

ディ◯ニー◯ンドで見たシンデレラ城なんて比にならない程の豪華絢爛な建物に、それに似つかわしい煌びやかな人々が城の周りを行き交う

会場に足を踏み入れると、また更にキラキラとした世界が目に飛び込む
美しい音楽に合わせて優雅なダンスを踊る男女を見るだけでも目を奪われてしまう

俺はその壮大さに圧巻され、壁際に佇みここ数日まともに腹を満たせてなかった分を取り戻すかのように豪華な馳走を貪っていた

「姫ってやつはまだ登場してないのか?遅くに着きすぎて見逃したなぁ」

辺りをキョロキョロと見渡すがそんな一際目立つ人物はおらず、寧ろ今の姿である俺の方が、その美しい見た目に目を奪われている令嬢の方が多いみたいだった

ざわざわと周囲が俺を見てコソコソ話す姿が見て取れる

そう言えば忘れてたけど今の俺って正直めちゃくちゃイケメンなんだよな

それがこんな一丁前にタキシードなんて着こなしてたら目立つのもしゃあなしか

鼻の下が伸びかける

注目を浴びるのは悪くはないが、いくら見目麗しいご令嬢やご婦人から目を向けられても全くそちらには興味が向かなかった

寧ろ女性陣の目を奪われて、疎ましい熱視線を送りつけてくる他の男性陣の方が俺には嬉しい

「フッ…喧嘩を売りにきたって良いぞ…そんな度胸のあるやつがいたら迷わず抱いてやる」

とんでもない独り言をぶつぶつと喋っていると、後ろに建てられていた柱の影から声が掛かる

「何を抱くんですか?」

「ッッ!?」

突然話かけられ驚いて後ろを振り向くと、そこにはこの会場の中でも一段と目を奪われる目鼻筋の整った美しい女性が立っていた

髪も腰まで伸びるウェーブがかったブラウンで、瞳も髪の色と全く同じ色をしている

その美しい見た目に、俺も息をすることを忘れてしまい見惚れてしまったが、余りの見た目の違いに一瞬分からなかったものの、やはりよく見るとそれは幼馴染である名取俊と瓜二つだった

………てことは……姫!?

一気に周りの声がざわめく

美男美女がこうして舞踏会場の端くれに立ち尽くしているんだ

俺は遠目から俊の姿を見れたらそれで満足だったのに、こんな近くに、それに声までかけられるなんて思いもよらず、息が詰まる

「あれ、目立たないよう隠れてたんだけどな…まあじゃあしょうがないわね」

姫が周りの様子に気づき、面倒くさそうにため息をついて、俺の手をいきなり引いて舞踏会場の外へと走り出した

「おっおい!?何するんだよ!」

見た目に似つかわず足が速い

いや、俊自体めちゃくちゃ足が速かったから、見た目には合っているんだが、そうではなくて。


付いていくので必死で手も振り解けないほど力強い姫様はどんどん人目のいない所へと向かっていく




「…ハァッ!ハァ…ハァ…キッツ…一体何すんだよお前…」

「あは!帝国の姫に向かってそんな口を聞くなんて礼儀がなってないんじゃないかしら?アンタ…シンデレラでしょ?」

綺麗な顔が息も切らさずこちらに無邪気な笑顔を向ける

やはり女と言えども俺が片思いを続けた俊の顔だからこそ尚更ドキッとしてしまう

「なっ…なんで俺のこと…」

「やっぱり…!やっと見つけたわ…運命の人…」

姫は隠し持っていた小瓶を取り出して一気に口に含んだかと思いきや俺の首を強引に引き、口付けをする

「ッ!?なにすん…ッ…ぅグッ!?」

そしてその得体の知れない液体を俺の口に流し込まれる

突然の事で、訳が分からず動揺してしまい、吐き出す間も無くその液は俺の喉を通過してしまう

「…ぅげッほッ!!ガハッ!ハァ!!…一体何飲ませやが………っ」

一気に視界が歪む
全身の力が抜けると共に、意識が遠退いていく

最後に見たのは、ニヤリと不敵に笑う、姫の妖しい笑顔だった



ーーー



「…ほら起きて、いつまで寝てんだこの寝坊助」

ペシンと頬を打たれ、俺は意識を取り戻す

まだ視界がはっきりしない中で、すぐに気づいたのはベッドの上に両手両足を拘束されて身動きが取れない状態であるという事

「…ッうぐッ!!ンッ!?むゔう!!」

そして口をガムテープか何かで塞がれていることにも漸く気づく

「手荒なことしちゃってごめんね?でもこうでもしないとアンタ逃げちゃいそうでさあ」

先ほどの姫と同一人物とは思えない喋りと態度を見せる俺の上に跨る目の前に人物に不審を抱く

周りを見渡すと、煌びやかなお城とは打って変わってまるで民宿の部屋のような場所にいるみたいだった

そんな貧相な部屋に、美しいドレスと顔をした女が俺を組み敷いているもんだから、通常の男だったらそれだけでも興奮して勃起すらし始めそうだ

しかし俺はそんな状況に恐怖している

目の前の女を睨みつけ、拘束された手足を乱暴に振るう

「ちょっと危ないから暴れんなよ、可愛い顔に傷が付いたらどうしてくれんの?」

姫はそう言って俺のズボンに手をかける

「むゔッ!!ゔゔッ!!」

「なんだよその反応…普通だったらこんな美味しい展開、喜ぶ所だろ…しかも全然こっちも反応してないし、…ムカつく」

姫は不貞腐れながら俺のズボンとパンツをズリ下ろした

もちろんそこにあったのは、萎え切って元気のないペニスがだらんとへたり込んでいるだけだった

「すぐ元気にしてあげるから、覚悟してね♡」

姫はそんな俺のペニスを片手に取り、根元まで咥えて愛撫する

その瞬間全身に鳥肌が立ち、俺はそのまま姫の口に小便をぶちまけた

「……ッ!!?…ぅげッ!!おぅえ"ッ!!ぶぇえ!!お前ッ!!何しやがる!!」

姫は血相を変え、俺の腹に容赦なく拳を振り落とす

その瞬間俺も腹に力を込めた為、痛みは生じたが、最小限に留めることが出来た

「……ぐぅう……」

「マジでもう知らねえ、この見た目で良い思いさせてやろうと思ったけど、もういいわ」

姫は俺の上から降りて、おもむろにドレスを脱ぐ

すると姫の胸元には包帯が巻かれおり、何か詰め物のようなものがそこにあった

「あぁ、マジで苦しい…!やあっと解放される~」

スルスルとその包帯を解いて行くと、豊満だったふくよかな胸がペタンと落ち、下に目を向けると、何やら楕円型のシリコンのようなものが二つ転がっていた

「…むグッ…!?」

「アハハ、驚いた?アンタも大人しく綺麗なお姫様に食べられちゃう事だけ考えてれば良かったのにね~」

包帯が全て解かれ、姫の生肌が晒される

そこには胸など一切なく、ペタンと平べったい男の胸が存在していた

「これもクソあちいから外しちゃお」

そう言って腰まで伸びるブラウンの髪もぞんざいに掴み、床に投げ捨てる

頭は網ネットのような物を被っていたが、それも外して、短髪のサラサラな茶髪が現れた

そこまで来ると、見た目は完全に俺が恋焦がれた俊そのものだ

「……ッ!?……??」

俺は心底戸惑い、動揺する

この物語に存在する姫は…実は男だったのか…!?

「途中までは女の姿でやっても良かったけど、どうせ最後までしたらバレるし、良いよね」

パンツ一枚の姿になった俊は、再び俺の上に跨ってくる

ドレスが暑かったのか、汗をかいて湿っぽい肌が俺の身体に密着してしまう

「……は?なんで勃ってんの?」

先ほどまで萎え切っていたそこは、男だと分かった瞬間一気に熱を持ち始めていた

しかもそんな俊が、俺を拘束して組み敷くなんて状況に、興奮しない訳がない

「アンタもしかしてそっち系なの?…ふーん、そっか…」

明らかに俊の表情が明るさを取り戻すが、気を取り直すかのように咳払いをする

「…コホン……てかシンデレラって男もいけちゃう口だったんだ~」

俊がニヤけながら、俺の反り返る昂りに指を滑らせる
その焦ったい刺激にピクピクと下半身が疼く

正直今すぐにでもこの両手足と口の拘束を解いて欲しいが、俊が俺を組み敷いて今から俺にしようとすることも期待に胸が躍ってしまう

…ん、待てよ
そう言えばなんでコイツは俺の名前をシンデレラって知っているんだ?

「本当は俺だってこんなことしたくはないんだけど、シンデレラとくっつくないと第二王子である俺は殺されちゃうらしいからさ~、我慢してよ」

「…むぐ…ッ…ぐぅ…」

第二王子…?何を言ってるんだ

それによくよく考えると、この姫だった男は、喋り方も態度も本当に俊にそっくりだ

「でも本当シンデレラが俺の好きな人の顔にそっくりで良かったよ~、ちょくちょく俺の知ってる顔が出てくるからさ~、この物語…」

「…ッむ!?むぐぅ!!」

好きな人…?知ってる顔…?…物語!?
これは…もしかして…本物の…

真意を確かめたく更に手足を乱暴に振るうが、本来の俊も力が強い

手足を拘束されていては、押さえつけられるだけで俺は身動きも出来ない

「あ、ごめんね?訳わかんないこと言ったよね、アンタはこっちに集中してて良いから気にしないで」

俊がまた俺の昂りに手を這わせる
指をO字の形にさせ、下から絞るように扱いてくる

「…ッふ…うッぐ…」

「アンタのチンコ立派だねえ…大和のチンコも中学の時に見たのが最後だったけど、結構おっきかったんだよな」

俊は思い出したかのように顔を恍惚と赤らめ、俺のペニスに舌を這わせる

その刺激ですぐにでも果ててしまいそうになるが、俺は俊の言葉を聞き逃さなかった

大和って…俺の現世での名だ
久々に聞いた気がして、忘れかけていた

「…ハァ…ほんと、俺との試合の前に死ぬなんてバッカみたい…腹立つ」

俊が俺の昂りを咥えて、唾液たっぷりに舌をねぶる
根元をシュッシュッと指で扱かれ、玉もやわやわと弄ばれる

「ふぐゥッ…むぐッ!…むぅゔ!!」

ヤバい、こいつフェラ上手すぎ…
こんなんじゃすぐイッちまう…
けど、さっきから気になるワードを言われすぎて、それどころじゃない

俊は愛撫する手を止め、俺の顔をまじまじと見つめ始める

「…俺さあ、実はこの世界の人間じゃないんだよね~」

「なんか気づいたらお姫様に扮装する王子の役目みたいな肩書き背負ってて、この舞踏会でシンデレラと結ばれるか、金持ちの貴族に拾われるかしないと第一王子であるチャーミングとか言う奴に後継者問題で殺されるとか言う結末が待ってるらしくて…この童話よく知らねえけど原作と違いすぎねえ?」

俊がケラケラと笑いながらベラベラと事の顛末を語ってくれる

そこまで聞いた俺も話したいことは山ほどあるのに、口のテープが邪魔で何も伝えられない

「…それにお前の顔、ほんと大和にそっくり…まあ髪型も違うし、目も肌の色も違うけど…しかもなんか華奢になってるし」

俊が俺の身体によじ登り、顔を近づけてくる

うっとりとした目で見つめてくるもんだから、俺もつられて顔を赤くしてしまう

さっきから俊のこの態度…どういう事だ…?
まるで俺の事が好きみたいな…

「……んっ!?」

そんな事を考えていたら、テープ越しに柔らかい感触が当たる

俊が俺の口にキスをしていた

「…なぁ…ちゃんとキスしたい…これ、外したらお前は叫んで助けを呼ぶか?」

その問いかけに、俺は頭を強く横に振る

俊はクスッと笑い、俺の口に貼られたテープをベリィッと強引に引き剥がした

「いっっでぇ!!お前!!もっと丁寧に剥がせ…ぅんッ!」

また乱暴に両手で頬を引かれ、口付けをされる
まるで獣のように本能のまま何度も唇を重ねられる

「んッ!…ちょ、…待てって…むぐッ…おいっ」

全く止める気配のない本物の俊が顔を赤らめながら俺に欲情している

その事実が本当に信じられないし、もはや夢とさえ思い始めた俺は、真意を確かめる他手段は無かった

「……ッん…ハァッ!…なぁッ!…俊!」

その言葉を聞き、俊がピタッと動きを止める

まるで聞き間違いかのように目を丸くして俺を見つめてくる

「…は……?今お前なんつった……」

「……俊……俺は…大和だ…大和克己やまとかつみ…」

「………ッッッ!!!?」

その言葉を聞き、俊が大袈裟に後ずさる

耳まで真っ赤に赤く染め、フルフルと肩を揺らし声を震わせながら俺に疑問を飛ばす

「なんで…お前………死んだじゃん…」

訳が分からない、と言った顔で俊が俺の身体を上から下まで見渡し、目には涙を浮かべ始めた

「そうだけど…なんか俺もこの世界に転生してて…」

「…そんな…!…てめぇ!!何で早く言わねえんだよバカ!!」

「ハァ?お前が俺の口をテープで塞ぐからだろ!」

中学時代に見せていた口の悪さを久々に聞いた

何だか懐かしい気持ちになり、動揺しながらも嬉しくなる

「…てか、何でお前までこの世界にいんの?それに…さっき好きな人って…」

「うるせぇ!黙れ!!お前なんか知らねえ!俺は死にたくないから仕方なくお前を連れ去ったんだ!勘違いすんな!死ね!」

「相変わらずだな…まあそんなところが好きだったんだけど…」

「だから…好きって……えっ…はっ!?」

鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして固まる
可愛いやつ

「好きだったよ…小学生の時からずっと」

「な、何言って…お前からかってんのかよ…殺すぞ…」

泣きそうな顔で俺を睨みつける

俺だって信じられない

ずっと目の敵にされてた相手から恋愛の意味で好かれていたなんて
嫌われていたと思っていた俺は、今の俊の態度が本当に好きな人に見せる態度だとすぐに分かった

涙を流しながら気恥ずかしそうに顔を背けて、肩を震わせている姿は、まるで恋をしていると全身で伝えているようなものだった
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