13 / 50
本編
13.主治医の自由奔放な護衛
しおりを挟む
リリィがいたのは水の中だった。
たくさんの水が口や鼻から体の中に流れ込んでくる。それが苦しくて、早く水面に上がりたくて必死に水を掻くものの、ドレスが水を吸って重くなり沈んでいってしまうのだ。太陽の陽射しを浴びきらめく水面は、だんだん遠ざかっていってしまう。
(助けて、────ッ……!)
リリィは何度も何度も、誰かに助けを求めていた。誰だっけ。その名前を思い出そうとすると、頭の中に霞みがかかりぼやけてしまう。
ついには体の力が抜けていって、苦しさすら感じなくなってきて、瞼が重くなってきた。
(────……)
やっぱりリリィは、誰かの名前を呼んで。
「リリィッ……!!」
遠くで、誰かの呼ぶ声が聞こえた。それが求めていた人の声だったから、来てくれたんだと安心して目を閉じる。
「ッ……!?」
夢の中の自分が目を閉じたと同時に、リリィは慌てて目を開けて飛び起きた。
夢、だろうか。それにしては、溺れる感覚が嫌に現実的だった気がする。
(記憶……?)
いつのものか、溺れてしまうシーンしか思い出していないから詳しくはわからないけれど。
「最悪……」
それにしても嫌な夢を見てしまった。しかも、よりによってこんな日に。
今日リリィはジュードの勧めで、彼と共に森林浴に出かける予定なのだ。屋敷の中を歩き回れるようになって一ヶ月、試しに屋敷の外を見てみないか、と。
(……眠れるかな)
まだ完全に体調が戻っていない今のリリィにとって、寝不足というのは大敵なのだ。窓の外にはまだ暗闇が拡がっているから、夜明けすらまだ先だろうに。
リリィは、目を瞑って何とか寝ようとはしてみるけれど。しかし結局は、日が昇り、シンシアが起こしにくるまで眠ることが出来なかった。
~*~*~*~
リアル過ぎる悪夢というのは、割とリリィの中でトラウマになっていたらしい。
朝食のほとんどを食べることは出来たけれど、コップに注がれたたった一杯の水を飲むことが出来なかった。口を付けて飲もうとしても、あの溺れる時の感覚がフラッシュバックしてきて喉がこわばって。
コップ一杯だけだから、まあいいかと思って残してしまった。
「お嬢様、足元に気を付けてくださいね」
「うん。ありがとう、シンシア」
記憶を取り戻すようになってから、シンシアについても思い出すようになってきた。
彼女は、子供の頃ずっと自分に寄り添ってくれていた見習いのメイドで。家へ帰ることだって出来たのに、自分が帰ってくるまでルヴェール家で待っていてくれたらしい。まさか、専属の使用人になってくれるなんて思ってもいなかったけれど。
立派に成長した彼女に支えられながら、ちゃんと下りることが出来るようになった階段を下りて玄関から外へ出る。
外には馬車が停まっていて、三人の護衛と共にジュードがそこで待っていた。
「おはようございます、ジュード様」
「ああ。調子はどうだ、リリィ」
「まあまあ、ですかね……?」
寝不足であることは黙っておこう。あまり支障はない……と思いたいけれど。
「辛くなったら我慢せず言え」
「はい、勿論です」
さすがに、そこまで体調を崩すようなことはないだろう。多分。だいぶん体調も安定してきたから、それなりには大丈夫なはずだ。
「では行こうか」
「は……は、い」
差し出された手を、リリィは戸惑いながらも取って。歩き出そうとした時、自分に向けられている視線に気が付いた。それは待機している三人の護衛の内の一人、小柄な青年から向けられていて。
「あの……」
リリィはその視線を受け、その場から動けずにいた。護衛はジーッと彼女を頭の先から爪先まで値踏みするように見回しながら、少しずつ近付いてくる。おい、と他の二人が制止しようとしたけれど、止まってはくれなかった。
「成程ねェ。坊ちゃんやシンシアから話は聞いていたが、成程成程……確かに公子様と同じく、ルヴェール夫妻両方の血を継いでるって感じだ」
「何を……」
その視線に耐えられなくなってきた頃、護衛とリリィの間にジュードが入り込んでくる。彼はじっと、睨み見下げていた。
「ライマー」
「ライマー……!」
ジュードの冷たい声と共に、後ろからシンシアの慌てたような声が聞こえてくる。二人は彼を知っているらしいけれど、リリィは知らない。思い出していないだけかもしれなかったけれど、どうやらそうではないらしい。
「おっと失敬、自己紹介がまだでしたね。オレはライマー。二年前からジュード坊ちゃんの専属護衛を仰せつかっております。よろしくお願いしますね、リリィ・ルヴェール公爵令嬢サマ」
恭しく頭を下げてはいるものの、どこか飄々とした態度は隠しきれていない。
「すまない、リリィ。教育は受けさせているんだが、スラム出身の無礼なやつでな」
「いえ……気にしてないので大丈夫です」
貴族出身でないということは、その振る舞いからわかった。相手が相手なら怒鳴りつけるどころの騒ぎではないだろうに。
生真面目なジュードがどうしてそんな男を専属の護衛に置いているかわからないけれど、きっと何か理由があるのだろう。シンシアも知り合いのようだし、何か事情があるのかもしれない。
「こいつのことは……喋る置き物があると思って、気にしなくていい」
「えぇ、ひっでぇなァ坊ちゃん」
ケケケと笑いながらおどけるライマーを、ジュードはよく思っていないらしい。じゃあ本当に、どうして専属の護衛として置いているのだろう。
「ほらリリィ、行くぞ」
ライマーのことを半ば無視するように、ジュードはリリィの手を引いた。
用意されていた馬車は、装飾の少ない質素な木造の馬車だ。〝目立ちたくはないだろう〟という配慮の元らしい。
ジュードの手を借りながら馬車の中へと乗り込む。少し狭い馬車の中、隣にジュードが、向かいにシンシアが座った。
「ライマーとはどうやって知り合ったんですか?」
馬車が走り出した時、興味本位でそう聞いてみる。そうすれば、彼の眉間にシワが寄った。
「……拾った」
「拾った……?」
その経緯を知りたいのだけれど、ジュードはそれ以上のことを答えてくれそうにない。リリィの目の前で、あ、とシンシアが気まずそうに口を開いた。
「三年前、路地裏で酷い怪我をしていた彼をジュード様の元に運んだんです。それで、そのお礼がしたいから専属の護衛として雇ってほしいと……お嬢様もいなかった上、ルヴェール家では雇うことが出来ないので……」
「そういう……」
全ての人間がそうだというわけではないし、ひどい偏見かもしれないけれど、確かに元スラム育ちの人間には信用が出来ないような者もいる。素性も知れない人間を屋敷の中に入れるわけにはいかないけれど、ジュードなら迅速な対処や融通が効くから……らしい。
二年の間何もないなら、まだ大丈夫なのだろう。
まあジュードの方は彼のことをあまり好いてはいないようだし、これ以上この話を続けたくはないようだから、リリィもそこでこの話題を切った。
窓の外に視線を移す。どうやら馬車はルヴェール邸の裏門から出るようで、どうやら本当に目立たない道を行くらしい。
「あれ……」
それにしては、とリリィは違和感を覚えた。
少しだけ街の中も通るのだけれど、あまりにも静か過ぎる。人通りもまばらで、見かける店ほとんど全てが閉まっていて。
(まだ昼前なんだけど……)
食堂ならともかく、仕立て屋や花屋まで閉まっている。祭典か何かだろうか。しかしそれにしては静か過ぎて。
(そういえば今日……お父様もお母様もお兄様も、早くに出かけていったっけ……)
礼服や式典向けの厳かなドレスや、警察隊の制服に身を包んでいた。
(やっぱり式典か何か……?)
だとしたら、ルヴェール家の令嬢として出席しないといけないのだけれど。そう思ったところで馬車は目的の場所へ走り出してしまったし、街は遠ざかっていく。
たくさんの水が口や鼻から体の中に流れ込んでくる。それが苦しくて、早く水面に上がりたくて必死に水を掻くものの、ドレスが水を吸って重くなり沈んでいってしまうのだ。太陽の陽射しを浴びきらめく水面は、だんだん遠ざかっていってしまう。
(助けて、────ッ……!)
リリィは何度も何度も、誰かに助けを求めていた。誰だっけ。その名前を思い出そうとすると、頭の中に霞みがかかりぼやけてしまう。
ついには体の力が抜けていって、苦しさすら感じなくなってきて、瞼が重くなってきた。
(────……)
やっぱりリリィは、誰かの名前を呼んで。
「リリィッ……!!」
遠くで、誰かの呼ぶ声が聞こえた。それが求めていた人の声だったから、来てくれたんだと安心して目を閉じる。
「ッ……!?」
夢の中の自分が目を閉じたと同時に、リリィは慌てて目を開けて飛び起きた。
夢、だろうか。それにしては、溺れる感覚が嫌に現実的だった気がする。
(記憶……?)
いつのものか、溺れてしまうシーンしか思い出していないから詳しくはわからないけれど。
「最悪……」
それにしても嫌な夢を見てしまった。しかも、よりによってこんな日に。
今日リリィはジュードの勧めで、彼と共に森林浴に出かける予定なのだ。屋敷の中を歩き回れるようになって一ヶ月、試しに屋敷の外を見てみないか、と。
(……眠れるかな)
まだ完全に体調が戻っていない今のリリィにとって、寝不足というのは大敵なのだ。窓の外にはまだ暗闇が拡がっているから、夜明けすらまだ先だろうに。
リリィは、目を瞑って何とか寝ようとはしてみるけれど。しかし結局は、日が昇り、シンシアが起こしにくるまで眠ることが出来なかった。
~*~*~*~
リアル過ぎる悪夢というのは、割とリリィの中でトラウマになっていたらしい。
朝食のほとんどを食べることは出来たけれど、コップに注がれたたった一杯の水を飲むことが出来なかった。口を付けて飲もうとしても、あの溺れる時の感覚がフラッシュバックしてきて喉がこわばって。
コップ一杯だけだから、まあいいかと思って残してしまった。
「お嬢様、足元に気を付けてくださいね」
「うん。ありがとう、シンシア」
記憶を取り戻すようになってから、シンシアについても思い出すようになってきた。
彼女は、子供の頃ずっと自分に寄り添ってくれていた見習いのメイドで。家へ帰ることだって出来たのに、自分が帰ってくるまでルヴェール家で待っていてくれたらしい。まさか、専属の使用人になってくれるなんて思ってもいなかったけれど。
立派に成長した彼女に支えられながら、ちゃんと下りることが出来るようになった階段を下りて玄関から外へ出る。
外には馬車が停まっていて、三人の護衛と共にジュードがそこで待っていた。
「おはようございます、ジュード様」
「ああ。調子はどうだ、リリィ」
「まあまあ、ですかね……?」
寝不足であることは黙っておこう。あまり支障はない……と思いたいけれど。
「辛くなったら我慢せず言え」
「はい、勿論です」
さすがに、そこまで体調を崩すようなことはないだろう。多分。だいぶん体調も安定してきたから、それなりには大丈夫なはずだ。
「では行こうか」
「は……は、い」
差し出された手を、リリィは戸惑いながらも取って。歩き出そうとした時、自分に向けられている視線に気が付いた。それは待機している三人の護衛の内の一人、小柄な青年から向けられていて。
「あの……」
リリィはその視線を受け、その場から動けずにいた。護衛はジーッと彼女を頭の先から爪先まで値踏みするように見回しながら、少しずつ近付いてくる。おい、と他の二人が制止しようとしたけれど、止まってはくれなかった。
「成程ねェ。坊ちゃんやシンシアから話は聞いていたが、成程成程……確かに公子様と同じく、ルヴェール夫妻両方の血を継いでるって感じだ」
「何を……」
その視線に耐えられなくなってきた頃、護衛とリリィの間にジュードが入り込んでくる。彼はじっと、睨み見下げていた。
「ライマー」
「ライマー……!」
ジュードの冷たい声と共に、後ろからシンシアの慌てたような声が聞こえてくる。二人は彼を知っているらしいけれど、リリィは知らない。思い出していないだけかもしれなかったけれど、どうやらそうではないらしい。
「おっと失敬、自己紹介がまだでしたね。オレはライマー。二年前からジュード坊ちゃんの専属護衛を仰せつかっております。よろしくお願いしますね、リリィ・ルヴェール公爵令嬢サマ」
恭しく頭を下げてはいるものの、どこか飄々とした態度は隠しきれていない。
「すまない、リリィ。教育は受けさせているんだが、スラム出身の無礼なやつでな」
「いえ……気にしてないので大丈夫です」
貴族出身でないということは、その振る舞いからわかった。相手が相手なら怒鳴りつけるどころの騒ぎではないだろうに。
生真面目なジュードがどうしてそんな男を専属の護衛に置いているかわからないけれど、きっと何か理由があるのだろう。シンシアも知り合いのようだし、何か事情があるのかもしれない。
「こいつのことは……喋る置き物があると思って、気にしなくていい」
「えぇ、ひっでぇなァ坊ちゃん」
ケケケと笑いながらおどけるライマーを、ジュードはよく思っていないらしい。じゃあ本当に、どうして専属の護衛として置いているのだろう。
「ほらリリィ、行くぞ」
ライマーのことを半ば無視するように、ジュードはリリィの手を引いた。
用意されていた馬車は、装飾の少ない質素な木造の馬車だ。〝目立ちたくはないだろう〟という配慮の元らしい。
ジュードの手を借りながら馬車の中へと乗り込む。少し狭い馬車の中、隣にジュードが、向かいにシンシアが座った。
「ライマーとはどうやって知り合ったんですか?」
馬車が走り出した時、興味本位でそう聞いてみる。そうすれば、彼の眉間にシワが寄った。
「……拾った」
「拾った……?」
その経緯を知りたいのだけれど、ジュードはそれ以上のことを答えてくれそうにない。リリィの目の前で、あ、とシンシアが気まずそうに口を開いた。
「三年前、路地裏で酷い怪我をしていた彼をジュード様の元に運んだんです。それで、そのお礼がしたいから専属の護衛として雇ってほしいと……お嬢様もいなかった上、ルヴェール家では雇うことが出来ないので……」
「そういう……」
全ての人間がそうだというわけではないし、ひどい偏見かもしれないけれど、確かに元スラム育ちの人間には信用が出来ないような者もいる。素性も知れない人間を屋敷の中に入れるわけにはいかないけれど、ジュードなら迅速な対処や融通が効くから……らしい。
二年の間何もないなら、まだ大丈夫なのだろう。
まあジュードの方は彼のことをあまり好いてはいないようだし、これ以上この話を続けたくはないようだから、リリィもそこでこの話題を切った。
窓の外に視線を移す。どうやら馬車はルヴェール邸の裏門から出るようで、どうやら本当に目立たない道を行くらしい。
「あれ……」
それにしては、とリリィは違和感を覚えた。
少しだけ街の中も通るのだけれど、あまりにも静か過ぎる。人通りもまばらで、見かける店ほとんど全てが閉まっていて。
(まだ昼前なんだけど……)
食堂ならともかく、仕立て屋や花屋まで閉まっている。祭典か何かだろうか。しかしそれにしては静か過ぎて。
(そういえば今日……お父様もお母様もお兄様も、早くに出かけていったっけ……)
礼服や式典向けの厳かなドレスや、警察隊の制服に身を包んでいた。
(やっぱり式典か何か……?)
だとしたら、ルヴェール家の令嬢として出席しないといけないのだけれど。そう思ったところで馬車は目的の場所へ走り出してしまったし、街は遠ざかっていく。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
看病しに行ったら、当主の“眠り”になってしまった
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全36話⭐︎
倒れた当主を看病する役目を振られた使用人リィナは、彼の部屋へ通うことになる。
栄養、灯り、静かな時間、話し相手――“眠れる夜”を整えていく。そして、回復していく当主アレクシス。けれど彼は、ある夜そっと手を握り返し、低い声で囁く。
「責任、取って?」
噂が燃える屋敷で、ふたりが守るのは“枠(ルール)”。
手だけ、時間だけ、理由にしない――鍵はリィナが握ったまま。
けれど、守ろうとするほど情は育ち、合図の灯りはいつしか「帰る」ではなく「眠る」へ変わっていく。
看病から始まった優しい夜は、静かな執着に捕まっていく。
それでも、捕獲の鍵は彼ではなく――彼女の手にある。
春の女神は知っている。~モフモフと力を合わせて、ヤンデレメリバフラグ回避してみせます!~
古駒フミ
恋愛
教師との悲恋、そして突然の死をもって転生をした少女、シャーロット・ジェム。凍れる国にて、小さな魔法屋を営んでいた。名門学園からの推薦状が届いたことにより、平和だった日々に暗雲が訪れるように。
今世も彼女に死は訪れる――未来を望むには二つ。
――ヤンデレからもたらされる愛によって、囲われる未来か。そして。
――小さくて可愛いモフモフ、女神の眷属と共に乗り越えていくか。
鳥籠に囚われるカナリア色の髪の少女、ヤンデレホイホイの彼女が抗っていく物語。
生きていく物語。
小説家になろう様でも連載中です。
【完結】私は身代わりの王女だったけれど、冷たい王太子に愛されました。
朝日みらい
恋愛
虐げられた王女・エリシアは、母の死後、継母と義理の姉妹たちに冷遇されながら宮廷で孤独に暮らしていた。そんな中、病に伏した父王の代わりに和平を保つため、隣国との政略結婚が決定される。本来ならば義姉が花嫁となるはずが、継母の陰謀で「身代わりの花嫁」としてエリシアが送り込まれることに。
隣国の王太子・レオニードは「女嫌い」と噂される冷淡な人物。結婚初夜、彼はエリシアに「形だけの夫婦」と宣言し、心を閉ざしたままだったが――。
悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。
香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。
皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。
さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。
しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。
それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?
聖女様と間違って召喚された腐女子ですが、申し訳ないので仕事します!
碧桜
恋愛
私は花園美月。20歳。派遣期間が終わり無職となった日、馴染の古書店で顔面偏差値高スペックなイケメンに出会う。さらに、そこで美少女が穴に吸い込まれそうになっていたのを助けようとして、私は古書店のイケメンと共に穴に落ちてしまい、異世界へ―。実は、聖女様として召喚されようとしてた美少女の代わりに、地味でオタクな私が間違って来てしまった!
落ちたその先の世界で出会ったのは、私の推しキャラと見た目だけそっくりな王(仮)や美貌の側近、そして古書店から一緒に穴に落ちたイケメンの彼は、騎士様だった。3人ともすごい美形なのに、みな癖強すぎ難ありなイケメンばかり。
オタクで人見知りしてしまう私だけど、元の世界へ戻れるまで2週間、タダでお世話になるのは申し訳ないから、お城でメイドさんをすることにした。平和にお給料分の仕事をして、異世界観光して、2週間後自分の家へ帰るつもりだったのに、ドラゴンや悪い魔法使いとか出てきて、異能を使うイケメンの彼らとともに戦うはめに。聖女様の召喚の邪魔をしてしまったので、美少女ではありませんが、地味で腐女子ですが出来る限り、精一杯頑張ります。
ついでに無愛想で苦手と思っていた彼は、なかなかいい奴だったみたい。これは、恋など始まってしまう予感でしょうか!?
*カクヨムにて先に連載しているものを加筆・修正をおこなって掲載しております
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
酒飲み聖女は気だるげな騎士団長に秘密を握られています〜完璧じゃなくても愛してるって正気ですか!?〜
鳥花風星
恋愛
太陽の光に当たって透けるような銀髪、紫水晶のような美しい瞳、均整の取れた体つき、女性なら誰もが羨むような見た目でうっとりするほどの完璧な聖女。この国の聖女は、清楚で見た目も中身も美しく、誰もが羨む存在でなければいけない。聖女リリアは、ずっとみんなの理想の「聖女様」でいることに専念してきた。
そんな完璧な聖女であるリリアには誰にも知られてはいけない秘密があった。その秘密は完璧に隠し通され、絶対に誰にも知られないはずだった。だが、そんなある日、騎士団長のセルにその秘密を知られてしまう。
秘密がばれてしまったら、完璧な聖女としての立場が危うく、国民もがっかりさせてしまう。秘密をばらさないようにとセルに懇願するリリアだが、セルは秘密をばらされたくなければ婚約してほしいと言ってきた。
一途な騎士団長といつの間にか逃げられなくなっていた聖女のラブストーリー。
◇氷雨そら様主催「愛が重いヒーロー企画」参加作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる