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~第一章~
アクリアーナ王女の秘密
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「そもそも、この女は何なんだよ!」
「何であんたの家に住んでるんだ! 庭で変な事を叫んだり、怪しすぎるだろう!」
正気を取り戻したのか、私を指差しながら「何者だ!」も聞いてきた。
うっ……あれ見られてたのか。
そりゃ怪しくも見えるよね。数日前に突然現れた女だし
でも説明のしようがないんだけど……
恐らく王家から本物の王女様の紹介とか妖精の取り替え子について説明があると思うんだけど……
今のところ号外新聞も噂すらないみたい。
これって一体どういう事なの?
私はオリヴァーさん達の話を横目で見ながら、王城で何が起こっているのか考えてみた。
トロイアスが騎士団辞めたのもおかしいし……お父様はどうして許可を出したのだろう。
「ちょ、落ち着け! この人は訳あって家で暮らしてるんだ。」
「俺達から家に居て欲しいと頼んだのに、家事の手伝いもしてくれるし。とても助かってる。」
「ハッ……そうやってこの女を贔屓してサマンサを追い出したのか!」
「いや、違うから……姉ちゃんは家出したんだよ!」
「そんな訳ない! サマンサちゃんが理由もなく、家族や俺達を捨てる筈がない!」
きっと今頃寂しくて泣いてる筈だ!
巨大な妄想が膨らんだ男達は怒りに任せて私に殴りかかってきた。
「うわぁぁぁーーー!!!」
拳を振り上げながら走りだし、邪魔をするオリヴァーさんやジェイクを突き飛ばしていた。
「え、オリヴァーさん! ジェイク!」
地面に叩きつけられた二人を見て慌てて駆け寄ろうとした。だがどこまでも執念深い彼等はオリヴァーさん達の前に立ち塞がり、近付けないようにした。
何度も主に無礼な態度をとる奴等に怒り心頭のトロイアスが素早く私の前に出て怒鳴り付けようと口を開けた。
するとトロイアスよりも先に声を上げた者達が現れた。
「あ! 王女様だー!」
「アクリアーナさまぁ~」
「こんな所で何してるの~?」
手に沢山の食べ物を抱えながら無邪気に駆け寄ってきた子供達。
「え、…………王女様?」
「アクリアーナ王女って……確か第二王女?」
「いや、俺も詳しくねぇけどそんな名前の王女様居たよな?」
「あの方王女様なのか? 彼奴等、何やってんだよ。」
「まずくないか? これ……」
「おい、誰か! ギルマス呼んでこいよ!」
「あ、ああ! わ、わかった!」
「じゃあ、あの裏世界の人間みたいな奴は?」
「王女様守ってるのなら騎士だろ。」
「…………あ、あれが?」
「……恐らくは。」
チラチラと興味本位で私達を見ていた周囲はとんでもない事になったと、慌てて動き出した。
あーー、ヤバいヤバいヤバい。
ギルマス呼ばれちゃう。……会うつもりだったけど。
それにトロイアスっ! めっちゃ怪しまれてるーー!
私は駆け寄ってきた子供達を抱き締めて、誤解を解こうと周囲に聞こえるように話していった。
私はもう王女じゃないから不敬罪とかは焦る必要はないと告げたくて。
「久しぶりね、皆元気にしてた?」
「うん!」
「元気だったー!」
「アクリアーナ様はぁ?」
「うん、私も元気だったよ! あのね、私ちょっと色々あって王女辞める事になったの! それでこれからは皆と同じこの街で暮らすの。アクアって名前を変えたからそう呼んでね。」
「……アクア?」
「王女様やめちゃったの?」
「ならこれからはもっと遊びにきてくれる?」
「そうだね。お城に帰らなくていいし、これからは自由だからお仕事無い時は遊びに行くね。」
「やったーー!」
「アクア様遊びに来てくれるってー!」
「アクア様自由なんだねー! ならもう王子様とも結婚しなくていい? 意地悪ばっかり言う人達とも会わなくて済むね!」
街の人達が聞き耳を立てている中、無邪気に爆弾発言を落としていく子供達達。
「えっ……と、何の話しかな? それは……」
「シスター達がね、言ってたの! アクリアーナ様は凄い努力家で頑張っているのに、王家と色が違うだけで差別するなんて酷いって!」
「婚約者の王子様も絵本とは違って全然優しくないんでしょ? 我が儘で意地悪でアクリアーナ様には不釣り合いな最低なクソ野郎なんでしょ?」
「あとこんな事も言ってた! 努力でここまで能力を引き上げたアクリアーナ様は誰よりも国に貢献してるし、困っている私達を助けてくれる救世主だって!」
「アクリアーナ様は皆のヒーローだもんね! 困ってる人をいっつも助けてくれる優しい王女様なの! 私達、王女様だーいすき!」
「わわわわーー! わ、私も皆が大好きだよ! で、でもね、そういう話しは外では止めようねー!」
まだ5、6歳の子供達だ。
言って良い事と悪い事の区別がつく歳ではない。
思いついたまま口から出されていく爆弾発言が恐ろしい。
興味を反らそうと思っていると、野次馬の中から聞きなれた声が聞こえてきた。
「お、お前らー! ジッとしてろって言っただろう!」
「それに孤児院の外では王女様に会っても知らない振りする約束だろ!」
駆け寄ってきたのは年少組の子供達と買い物に来ていた、年中組の子供達だ。
10歳くらいの子供達が人混みを掻き分けて近寄ってきた。
「アクリアーナ様はトロイアス様だけ連れてお忍びで来てるんだ!」
「バレたらもう孤児院には来れなくなるんだぞ!」
「いつも白いフードを被って顔を隠してるだろ? ……ってフード何で被って無いんですか?」
何かあったのかと不安そうな顔で見つめてくる。
うん、ありがとうね。心配してくれて……
せっかく小声で話してくれてるんだけど、これだけ静かな中で注目浴びてるとどんなに小声でも周囲には丸聞こえかなー? 多分……
アクリアーナの秘密が凄い勢いでバレていく。
ま、まぁ……私もう王女じゃなくなったし。
王城内の機密さえ口にしなきゃ問題ないよ、きっと……
大したこと私知らないし……
子供達は丸く円になってヒソヒソと話をしている。
どうやら、年少組の子供達から事情を聞いてるらしい。
「え、えぇぇーー!!! 王女様をやめたーー!?」
「こ、この街で暮らすってどういう事だ!」
「何でアクリアーナ様が! って何処で暮らしてるんだ!?」
事情を聞いて騒ぎ出した子供達は私の元へ走ってきて「住む所はありますか? 何か困ってるのなら孤児院へ一緒に行きましょう! シスターもアクア様なら歓迎します!」と言ってくれた。
他の子供達も皆、うんうんと頷いてくれている。
「ありがとう、皆。行くところが無くなって困ったら頼らせてね。」
そう言って微笑むと、子供達は嬉しそうに「うん、待ってる!」と返事をした。
その間周囲が馬鹿な噂を広げたりしないように牽制し続けていたトロイアスと何がなんだかわからないオリヴァーさん達と怒鳴ってた男達。
私と子供達だけが和やかな雰囲気で話していると背後にあった冒険者ギルドの扉が勢いよく開いた。
「おい、困るんだよな。王女様とはいえ、ギルド前で騒がれちゃ……。とっととお城に帰んなー。」
筋肉ムキムキな体に頬に大きな切り傷をした顔の白髪のお爺さんが扉から現れた。
このお爺さんこそ、この冒険者ギルドのギルマスだ。
ギルマスは面倒くさそうに此方を見て、そして頭を掻きながら溜め息をついていた。
私としては騒ぎを起こしたのは事実だし、王女でもないから不敬罪とかも関係ない。
だけど私のとっておきの過保護騎士は違う。
私に対して礼儀を疎かにしたり、無礼な態度を取る奴は決して許さない。そういう騎士だ。
だからトロイアスがぶちギレると思い振り返ると案の定、今にも人を殺しそうな鋭い視線でお爺さんを睨みつけていた。
「貴様、覚悟はーー」
「ト、トロイアス、やめなさーー」
腰にある剣に手を伸ばすトロイアスを止めようとすると、側にいた子供達が騒ぎだした。
「ふざけんなよっ!アクア様に失礼だろ!」
「お前達王女様にあんだけ世話になっといてその態度はなんだよ!」
「毎日、毎日、馬鹿みたいに怪我する冒険者達を治療してたのは誰だと思ってんだよ!」
「アクリアーナ様に魔法の使い方習ったり、トロイアス様に剣の修行つけてもらってた癖に!」
「ありがとうくらい言えないのかよ!」
「お前らみたいのを礼儀知らずだって言うんだぞ!」
「れいぎしらずめーー!!!」
お爺さんの元で抗議する子供達。
「は? ……何の話だ、そりゃあ……って白いローブ……」
子供達の話を怪訝そうな表情で聞くギルマスはわけがわからなくて私の方へ目を向けた。
ギルマスがそこで見たのは、さっきまで気にもしていなかった白いローブだった。
孤児院の子供達と仲が良くて……冒険者達が世話になってる白いローブの人間。しかも隣にいる男、孤児院で見たことあるぞ。……確か護衛だと言ってた。
お爺さんの頭の中には思い当たる人物がいた。
「あ、あ、あんたが……白いローブの治癒師だったのか。」
「えぇぇぇぇーーーーー!!!」
ギルマスの言葉に周囲は声を揃えて叫んだ。
そして思った。
何で第二王女様が城下町で治癒師なんかやってんだよー!
「何であんたの家に住んでるんだ! 庭で変な事を叫んだり、怪しすぎるだろう!」
正気を取り戻したのか、私を指差しながら「何者だ!」も聞いてきた。
うっ……あれ見られてたのか。
そりゃ怪しくも見えるよね。数日前に突然現れた女だし
でも説明のしようがないんだけど……
恐らく王家から本物の王女様の紹介とか妖精の取り替え子について説明があると思うんだけど……
今のところ号外新聞も噂すらないみたい。
これって一体どういう事なの?
私はオリヴァーさん達の話を横目で見ながら、王城で何が起こっているのか考えてみた。
トロイアスが騎士団辞めたのもおかしいし……お父様はどうして許可を出したのだろう。
「ちょ、落ち着け! この人は訳あって家で暮らしてるんだ。」
「俺達から家に居て欲しいと頼んだのに、家事の手伝いもしてくれるし。とても助かってる。」
「ハッ……そうやってこの女を贔屓してサマンサを追い出したのか!」
「いや、違うから……姉ちゃんは家出したんだよ!」
「そんな訳ない! サマンサちゃんが理由もなく、家族や俺達を捨てる筈がない!」
きっと今頃寂しくて泣いてる筈だ!
巨大な妄想が膨らんだ男達は怒りに任せて私に殴りかかってきた。
「うわぁぁぁーーー!!!」
拳を振り上げながら走りだし、邪魔をするオリヴァーさんやジェイクを突き飛ばしていた。
「え、オリヴァーさん! ジェイク!」
地面に叩きつけられた二人を見て慌てて駆け寄ろうとした。だがどこまでも執念深い彼等はオリヴァーさん達の前に立ち塞がり、近付けないようにした。
何度も主に無礼な態度をとる奴等に怒り心頭のトロイアスが素早く私の前に出て怒鳴り付けようと口を開けた。
するとトロイアスよりも先に声を上げた者達が現れた。
「あ! 王女様だー!」
「アクリアーナさまぁ~」
「こんな所で何してるの~?」
手に沢山の食べ物を抱えながら無邪気に駆け寄ってきた子供達。
「え、…………王女様?」
「アクリアーナ王女って……確か第二王女?」
「いや、俺も詳しくねぇけどそんな名前の王女様居たよな?」
「あの方王女様なのか? 彼奴等、何やってんだよ。」
「まずくないか? これ……」
「おい、誰か! ギルマス呼んでこいよ!」
「あ、ああ! わ、わかった!」
「じゃあ、あの裏世界の人間みたいな奴は?」
「王女様守ってるのなら騎士だろ。」
「…………あ、あれが?」
「……恐らくは。」
チラチラと興味本位で私達を見ていた周囲はとんでもない事になったと、慌てて動き出した。
あーー、ヤバいヤバいヤバい。
ギルマス呼ばれちゃう。……会うつもりだったけど。
それにトロイアスっ! めっちゃ怪しまれてるーー!
私は駆け寄ってきた子供達を抱き締めて、誤解を解こうと周囲に聞こえるように話していった。
私はもう王女じゃないから不敬罪とかは焦る必要はないと告げたくて。
「久しぶりね、皆元気にしてた?」
「うん!」
「元気だったー!」
「アクリアーナ様はぁ?」
「うん、私も元気だったよ! あのね、私ちょっと色々あって王女辞める事になったの! それでこれからは皆と同じこの街で暮らすの。アクアって名前を変えたからそう呼んでね。」
「……アクア?」
「王女様やめちゃったの?」
「ならこれからはもっと遊びにきてくれる?」
「そうだね。お城に帰らなくていいし、これからは自由だからお仕事無い時は遊びに行くね。」
「やったーー!」
「アクア様遊びに来てくれるってー!」
「アクア様自由なんだねー! ならもう王子様とも結婚しなくていい? 意地悪ばっかり言う人達とも会わなくて済むね!」
街の人達が聞き耳を立てている中、無邪気に爆弾発言を落としていく子供達達。
「えっ……と、何の話しかな? それは……」
「シスター達がね、言ってたの! アクリアーナ様は凄い努力家で頑張っているのに、王家と色が違うだけで差別するなんて酷いって!」
「婚約者の王子様も絵本とは違って全然優しくないんでしょ? 我が儘で意地悪でアクリアーナ様には不釣り合いな最低なクソ野郎なんでしょ?」
「あとこんな事も言ってた! 努力でここまで能力を引き上げたアクリアーナ様は誰よりも国に貢献してるし、困っている私達を助けてくれる救世主だって!」
「アクリアーナ様は皆のヒーローだもんね! 困ってる人をいっつも助けてくれる優しい王女様なの! 私達、王女様だーいすき!」
「わわわわーー! わ、私も皆が大好きだよ! で、でもね、そういう話しは外では止めようねー!」
まだ5、6歳の子供達だ。
言って良い事と悪い事の区別がつく歳ではない。
思いついたまま口から出されていく爆弾発言が恐ろしい。
興味を反らそうと思っていると、野次馬の中から聞きなれた声が聞こえてきた。
「お、お前らー! ジッとしてろって言っただろう!」
「それに孤児院の外では王女様に会っても知らない振りする約束だろ!」
駆け寄ってきたのは年少組の子供達と買い物に来ていた、年中組の子供達だ。
10歳くらいの子供達が人混みを掻き分けて近寄ってきた。
「アクリアーナ様はトロイアス様だけ連れてお忍びで来てるんだ!」
「バレたらもう孤児院には来れなくなるんだぞ!」
「いつも白いフードを被って顔を隠してるだろ? ……ってフード何で被って無いんですか?」
何かあったのかと不安そうな顔で見つめてくる。
うん、ありがとうね。心配してくれて……
せっかく小声で話してくれてるんだけど、これだけ静かな中で注目浴びてるとどんなに小声でも周囲には丸聞こえかなー? 多分……
アクリアーナの秘密が凄い勢いでバレていく。
ま、まぁ……私もう王女じゃなくなったし。
王城内の機密さえ口にしなきゃ問題ないよ、きっと……
大したこと私知らないし……
子供達は丸く円になってヒソヒソと話をしている。
どうやら、年少組の子供達から事情を聞いてるらしい。
「え、えぇぇーー!!! 王女様をやめたーー!?」
「こ、この街で暮らすってどういう事だ!」
「何でアクリアーナ様が! って何処で暮らしてるんだ!?」
事情を聞いて騒ぎ出した子供達は私の元へ走ってきて「住む所はありますか? 何か困ってるのなら孤児院へ一緒に行きましょう! シスターもアクア様なら歓迎します!」と言ってくれた。
他の子供達も皆、うんうんと頷いてくれている。
「ありがとう、皆。行くところが無くなって困ったら頼らせてね。」
そう言って微笑むと、子供達は嬉しそうに「うん、待ってる!」と返事をした。
その間周囲が馬鹿な噂を広げたりしないように牽制し続けていたトロイアスと何がなんだかわからないオリヴァーさん達と怒鳴ってた男達。
私と子供達だけが和やかな雰囲気で話していると背後にあった冒険者ギルドの扉が勢いよく開いた。
「おい、困るんだよな。王女様とはいえ、ギルド前で騒がれちゃ……。とっととお城に帰んなー。」
筋肉ムキムキな体に頬に大きな切り傷をした顔の白髪のお爺さんが扉から現れた。
このお爺さんこそ、この冒険者ギルドのギルマスだ。
ギルマスは面倒くさそうに此方を見て、そして頭を掻きながら溜め息をついていた。
私としては騒ぎを起こしたのは事実だし、王女でもないから不敬罪とかも関係ない。
だけど私のとっておきの過保護騎士は違う。
私に対して礼儀を疎かにしたり、無礼な態度を取る奴は決して許さない。そういう騎士だ。
だからトロイアスがぶちギレると思い振り返ると案の定、今にも人を殺しそうな鋭い視線でお爺さんを睨みつけていた。
「貴様、覚悟はーー」
「ト、トロイアス、やめなさーー」
腰にある剣に手を伸ばすトロイアスを止めようとすると、側にいた子供達が騒ぎだした。
「ふざけんなよっ!アクア様に失礼だろ!」
「お前達王女様にあんだけ世話になっといてその態度はなんだよ!」
「毎日、毎日、馬鹿みたいに怪我する冒険者達を治療してたのは誰だと思ってんだよ!」
「アクリアーナ様に魔法の使い方習ったり、トロイアス様に剣の修行つけてもらってた癖に!」
「ありがとうくらい言えないのかよ!」
「お前らみたいのを礼儀知らずだって言うんだぞ!」
「れいぎしらずめーー!!!」
お爺さんの元で抗議する子供達。
「は? ……何の話だ、そりゃあ……って白いローブ……」
子供達の話を怪訝そうな表情で聞くギルマスはわけがわからなくて私の方へ目を向けた。
ギルマスがそこで見たのは、さっきまで気にもしていなかった白いローブだった。
孤児院の子供達と仲が良くて……冒険者達が世話になってる白いローブの人間。しかも隣にいる男、孤児院で見たことあるぞ。……確か護衛だと言ってた。
お爺さんの頭の中には思い当たる人物がいた。
「あ、あ、あんたが……白いローブの治癒師だったのか。」
「えぇぇぇぇーーーーー!!!」
ギルマスの言葉に周囲は声を揃えて叫んだ。
そして思った。
何で第二王女様が城下町で治癒師なんかやってんだよー!
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