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しおりを挟む「ひっ……いやっ……」
蜜で濡れそぼった秘所を目にし、ユリウスは笑みを深めた。
「もうこんなに濡らしていたの?」
「ゃあっ……見ないで……っ」
「はじめてなのに、こんなにたくさん蜜を漏らして……マリナがこんなにいやらしい子だったなんて、知らなかったよ」
「ちがっ……違うのっ……」
自分が酷く淫乱な人間に思えて、それを否定したくて、いやいやと首を振る。
「なにが違うの? ほら、少し撫でただけで指にマリナの蜜がたっぷり滴って……」
「んやあぁっ」
花弁を下から上へぬるりと撫でられ、それだけで快感が走り抜け、マリナはびくんと腰を浮かせる。
「見てごらん。こんなに濡れてるよ」
「やだぁ……」
愛液を纏った指を見せつけられ、マリナは恥辱に涙を滲ませる。
ユリウスはその歪んだ顔を舐めるように見つめた。
恍惚とした表情を浮かべ、ユリウスは更にマリナを辱しめるように蜜に濡れた指をゆっくりと口に含んで見せる。いやらしく舌を伸ばし、蜜を舐め取った。
「やっ……もう、いやぁ……っ」
その淫靡な光景に、強い羞恥に襲われる。これ以上はないと思える恥ずかしさが、どんどん更新されていった。
「可愛いね、マリナ。もっとその顔を僕だけに見せて」
甘く囁き、ユリウスは下腹に顔を近づける。
「やだっ、やめてっ……」
身を捩るけれど、がっちりと腰を掴まれ逃れられない。
「ひぅっ……」
熱い吐息が秘所を掠め、びくりと内腿が震える。
ユリウスは見せつけるようにわざとゆっくりと、唇をそこへ近づけていった。伸ばされた舌が、花芽にそっと触れる。
「ああぁっ」
ぬるりと敏感な粒を舐められ、痺れるような快感が全身を駆け抜けた。花弁の奥から、とろりと新たな蜜が漏れる。
「あっ、あぁっ、ひっ、あぁんっ」
唾液を纏った舌が、小さな肉粒を舐め回した。ぬるぬるとした感触に、どうしようもなく感じてしまう。
「んあっ、あっ、やめっ……舐めないでぇっ」
「こんなにたくさん蜜を漏らすくらい感じてるのに、やめてほしいの?」
舌先でくりくりと捏ねられ、花芽はこりこりと固く張り詰めていく。ぬめった粘膜に刺激されるたび、とろとろと止めどなく蜜が湧き出てくる。
「ひぅんっ、んっ、あっ、あぁっ」
「ほら、どんどん溢れて止まらないよ」
舌が花弁をなぞり上げる。そのまま味わうように蜜を舐め取った。
「ひゃっ、やめっ、舐めちゃいやぁっ」
マリナの懇願が聞き入れられることはなく、ユリウスは陶酔した様子で秘所を舐め、啜った。
「美味しいよ、マリナ。マリナの蜜を味わうことができるのは僕だけだ……」
「ひっ、いっ、やあっ……」
ぬるっと、舌先が蜜口に差し込まれる。
中を舌で擦られる快感に、マリナは背中を弓なりに反らせた。
ぷるぷると痙攣する太股を強く押さえ、ユリウスは根本まで舌を挿入させる。
「んやあぁっ、あっ、やめっ、なか、舐めるの、いやぁっ」
マリナの甲高い悲鳴が室内に響き渡る。
嫌だと叫びながら、膣穴は蜜を漏らし続け、抜き差しを繰り返す彼の舌に悦ぶように蠢いていた。
膣内の感触を思う様楽しみ、ユリウスはねっとりと糸を引きながら舌を引き抜く。
「マリナの純潔の証を味わうことができるのも、僕だけだ……」
どこか狂気じみた囁きを漏らし、ユリウスは艶然と微笑んだ。
「もう二度と、誰も味わうことはできない。僕だけのものだ」
「ひっ……」
ユリウスがズボンから自身の性器を取り出す。
大きく反り返ったそれが目に入り、マリナは怯えた。
このままでは、本当に彼に犯されてしまう。あんな、太く長いもので体を貫かれてしまう。
青ざめ、恐怖に強張るマリナの顔を、ユリウスは愛おしげに見下ろした。
「可愛い、マリナ……僕のマリナ」
両脚を抱えられ、マリナは反射的に制止の声を上げた。
「やめてください、お義兄さま……!!」
「違うよ、マリナ。僕のことは『ユリウス』って呼びなさい」
「え……?」
「そう、何度も呼んでくれただろう?」
ユリウスの言葉に、毒に侵され意識が朦朧としていたときのことを覚えていないマリナは困惑した。
ますます、マリナはユリウスの正気を疑った。やはり彼はシルヴィエのことがショックでおかしくなってしまったのだ。シルヴィエとマリナを混同してしまっているのだと、そう思った。
だから、好きでもないマリナにこんなことをするのだ。
ズキリと胸が痛む。
マリナは気づかない。ユリウスの執着にまみれた視線が自分だけに向けられていることに。
好かれているはずがないと思い込んでいるマリナには、気づけない。
絶望を顔に滲ませるマリナを見つめ、ユリウスは蜜口に陰茎を押し当てた。
「ひぃっ、いやっ、お義兄さま……っ」
「『ユリウス』だよ、マリナ」
マリナの表情を、男根を埋め込まれる膣穴を、ユリウスは目に焼き付けるように瞬きもせずに凝視していた。
ゆっくりと、太い亀頭が花弁を歪めめり込んでくる。
「はっ、あっ、あっ、あぁっ、────っ」
苦しさに、マリナは目を見開き悲鳴を上げる。
少し挿入したところでユリウスは動きを止めた。けれどそれはマリナの体を気遣ったわけではなかった。
「はあっ、ほら、ここにマリナの純潔の証がある……僕のものに突つかれているのがわかる……っ?」
先端をぐりぐりと処女膜に擦り付け、その感触を楽しむ。今から奪うマリナの純潔を名残惜しむように。そして自分がマリナの純潔を奪うのだという愉悦に浸るように。
ユリウスの頬は上気し、瞳は狂気を孕んだ情欲に濡れていた。
「ぃやあっ、あっ、こんなの、やめてぇっ」
入り口だけをくちゅくちゅと掻き回され、生殺しのような状態にマリナは悲痛な叫び声を上げる。
「ああ、可愛いよ、マリナ。もっとマリナの純潔を味わっていたいけど、僕ももう限界だ」
ユリウスの手が、マリナの腰を強く掴んで固定した。
「愛してるよ、僕のマリナ」
「ひっ、ああああぁっ……!!」
ぐっと腰を押し付けられ、一気に陰茎が捩じ込まれた。
貫かれる痛みに、マリナは涙を零す。
じくじくと下腹が痛み、焼かれるように熱い。
「あっ、あぁっ……」
「マリナ、はあっ……マリナの中、すごく熱くて、きつくて、僕のものに絡み付いて……気持ちいいよ、マリナ……」
「あうっ、うぅっ、はっ、あっ、あっ」
「ここも、唇も、胸も、脚も、声も、その歪んだ顔も、全部僕だけのものだ……他の誰にも渡さない」
マリナの脳に刻み付けるような囁きが耳に吹き込まれる。
ぐちゅっぐちゅっと膣内を突き上げながら、ユリウスは陰核に触れた。
そこを刺激されると、痛みが吹き飛ぶほどの快楽に襲われる。
「んあぁっ、お義兄、さまぁっ、そこ、触らないでぇっ……あっ、あぁっ」
「『お義兄さま』、じゃなくて『ユリウス』だろう?」
肉粒をくにゅくにゅと詰まんで捏ねられ、マリナは背中を仰け反らせて快感に悶えた。
「ひあぁっ、あぁっ、だめっ、ああっ」
「っ……はっ……ほら、呼んで、『ユリウス』って」
ずんっと奥を突かれ、痛みと快楽を同時に与えられてもうわけがわからなくなる。
「ゆり、ぅすっ、んっ、ユリウス、ユリウスぅっ」
必死に名前を呼べば、ユリウスは満足そうに微笑んだ。
「いい子だ、マリナ。もっと呼んでごらん」
「ひんっ、あっ、ゆり、うす、ユリウス、んあっ、あっ、あっ、ユリウスっ、ひっ、あぁっ」
「はあっ、ああ、マリナ、マリナ……っ」
名前を呼べば許してもらえると思っていたのに、名前を呼べば呼ぶほど、ユリウスがマリナを嬲る動きは激しくなっていく。
何度も出し入れされる楔に肉襞を擦られ、陰核を指で押し潰される。
痛いのか、気持ちいいのか、もうわからない。苦痛と快楽が混ざり合い、マリナの思考はどろどろに溶けていく。
「あっ、ユリウス、んんっ」
上半身を倒したユリウスが、マリナの唇にキスをする。
貪るような口づけに、舌を絡め取られる。だらしなく溢れる唾液を拭う余裕もなく、口腔内を蹂躙された。
脳が溶けるような濃厚なキスに溺れ、いつしかマリナはされるがまま、体を明け渡していた。
陰茎が、激しく膣内を行き来する。動きに合わせ、じゅぽっじゅぽっと絶えず卑猥な水音が響いているのは、マリナが感じている証拠だ。
引き裂かれるような痛みは気づけば快感に塗り替えられ、唇を離されれば甘い嬌声が口から漏れた。
「ひあっ、あっ、あんっ、あっ、あぁっ」
「顔が蕩けてきたね。痛みに歪んだ顔も可愛いけど、やっぱり快楽に蕩けた顔の方がマリナには似合ってるよ」
「んあぁっ、あぁっ、あぁんっ」
快感を覚えさせられた乳首をねぶられれば、マリナの体は悦び、埋め込まれた男根にしゃぶりつく。
蜜にまみれた陰核も、ずっと弄られ続けていた。
乳首と花芽を同時に刺激され、蜜壺を擦り上げられ、マリナは徐々に大きな快楽がせり上がってくるのを感じた。ぞくぞくと背筋が震え、爪先が痺れる。
「ああぁっ、だめぇっ、きちゃうぅっ、んやぁっ」
じゅるっと乳首を吸って、唾液を滴らせながらユリウスは顔を上げた。
激しい律動を続けながら、優しくマリナを見下ろす。
「はあっ……いいよ、マリナ、そのままイッてごらん」
「ひぅんっ、んゃっ、こわいぃっ」
「っは……ああっ……大丈夫、怖くないよ、僕も一緒にイくからね」
はあっはあっと、ユリウスは荒い息を吐きながら、膣内の奥、子宮口に亀頭を擦り付ける。
「んっ、はあっ……ここに、僕の精液をかけるからねっ……マリナの中に、たっぷり注いであげる」
快楽に蕩けていたマリナは、その言葉に正気を取り戻した。
「なっ……やっ、だめ、だめぇっ、そんなの、だめっ、だめなのっ」
必死に制止の声を上げるが、力の入らない体ではろくな抵抗はできなかった。
身を捩ろうとすれば中が剛直でぐりゅっと擦れ、余計に体から力が抜けてしまう。
「んひぁっ、あぁっ、ユリウス、だめ、中だめっ、中にだしちゃだめぇっ」
マリナの哀願に、ユリウスは微笑を浮かべクスクスと笑う。
「ははっ、マリナってば……はあっ、自分でわかってる……っ?」
「んっ、あっ、なに……? あっ、あっ」
「駄目しか言ってないよっ。はっ……はあっ……中に出されるの、嫌じゃないんだ……」
指摘され、マリナはハッとする。
ぶんぶんと首を横に振って否定した。
「ちが、ちがうのっ、あっ、ちがうぅっ」
否定の言葉を叫びながら、心の中では彼の言う通りなのだとわかっていた。
もし相手がユリウスでなかったら。きっと死に物狂いで抵抗した。受け入れるくらいなら死を選んでいただろう。
だが、今マリナを抱いているのはユリウスなのだ。
彼の気持ちがマリナになくても、マリナはずっと彼を想い続けてきた。
愛されていないとわかっているのに、「嫌」だと拒絶できない。
ぽろぽろ流れる涙に舌を這わせ、ユリウスはうっとりと笑う。
「はっ……可愛いね、マリナ、はあっ、マリナの望み通り、一滴残らず中に出してあげるよ……っ」
「ひあぁっ、だめ、だめぇっ、ユリウスぅっ」
「ほら、マリナもイッて、一緒にっ」
ぱちゅっぱちゅっと亀頭が激しく最奥を穿つ。
絶頂を促すように陰核も捏ね回され、マリナは限界を迎えた。
「んっ、ひっ、あっ、あっ、~~~~~~っ!」
「っう、はっ、あっ、マリナ……っ!」
嬌声を室内に響き渡らせ、マリナは達した。目も眩むような快感に、全身が痺れ、硬直する。
ほぼ同時に、ユリウスも吐精した。
びくびくっと剛直が脈打ち、お腹の奥に大量の熱を注がれる。
「あっ……ああっ……」
「愛してるよ、マリナ……」
慈しむように、ユリウスはマリナの下腹を撫でた。
「僕達の子供、孕んでね……」
暗く歪んだ双眸に見つめられ、マリナは言葉もなく涙を流した。
────────────
読んでくださってありがとうございます。
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