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決意の郡山
変わるコトワリ
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突如出現した恐竜のような謎の敵は、その存在が認知された時には生命への捕食を開始していた。
圧倒的なその強さは人類が持つ既存のチカラ、格闘技や武器などでは太刀打ちすることも出来ず、優秀な兵士や格闘技経験者を次々と捕食していった。
特に格闘技経験者は悲惨だった。全力で殴打したにも関わらずまったく効果がなく、むしろ近づいたことによってより捕食されやすくなってしまったのだから。
そして、そんな光景を目の当たりにした一般人は恐慌に陥った。
だが、何の前触れもなく出現する恐竜もどきはそんな、避難した一般人を餌の如く捕食していった。
そんな中、Q.Mはもたらされた。
だが、それは遅すぎた。
僅か、1日にも満たない程度の遅れだったが、Q.Mという対抗手段の性質上、身体機能の高い人間がQ.Mを使うのが一番効果が高いと思われるからだ。
しかし、そんな人間はほとんどが恐竜もどきに捕食されていた。
不幸にも、この世界におけるQ.Mを使うことの出来る人間のほとんどは、身体を動かすことがそこまで得意ではなく、インドア派な人間しか残っていなかった。
そういったインドア派な人々には、世界の危機に特別なチカラを手に入れて立ち向かい、救世主になる。そんな英雄譚にあこがれる者が一定数存在する。その一部のQ.M使いが行動を起こした場所も少なからずあった。
ある場所では英雄が誕生し人々の希望となり。
別の場所ではQ.Mを使う人たちが徒党を組んで街を支配する行動を見せ。
また別の場所ではQ.Mを手に入れたが戦うことへの恐怖から自分が生き延びる目的の為だけに使い。
Q.Mが使えずに恐竜もどきに襲われる人を見捨てる。
特にQ.Mが使えない人を見捨てて逃げる人が多数を占め、人類の生存数は確実に減っていった。
Q.Mが使えない人はQ.Mを使える人へ群がり、あらゆる手段を使って自分を守らせようとした。カネ、欲望、権力。それは平時では人々を支配や動かすのに有効な手段だが、異常となってしまった現実では、Q.Mを持つ人には響かなかった。既に、そういった元支配層が持つ『チカラ』では身を守ることが出来なくなったことを知っているからだ。
旧来の体質で乗り切ろうとしていた者は、早いか遅いかの違いかだけで、世界からその姿を消した。
そういったこともあり、Q.M使いはQ.M使いでコミュニティを作るようになる。
恐竜もどきに対抗出来るのはQ.Mだけなのだから無理もないことだった。
しかし、そういったことが表面化してくるのは生活インフラが整った地域のみだった。
それ以外の場所では通信機器を持って生活しているものがそもそもおらず、Q.Mを手に入れる手段がなかったのだ。
恐竜もどきに蹂躙され、神へ祈り、そして食い散らかされ、それでも祈りを捧げたが届かないと知った人々は、恐竜もどきへの特攻もしくは集団自決をした。
…集団自決のあと、その亡骸は恐竜もどきにまさしく食い散らかされていった。
そうやって世界の残人口分布は偏っていく。Q.M所持者の比率とともに。
世界に恐竜もどきが出現して一週間後、Q.Mがもたらされてから6日後のことになるが、世界の人口は半数以下になっていた。
たった一週間で、世界のルールは激変していた。
今や、地球の支配するのは人でも昆虫でもない、恐竜もどきと言っても過言ではなかった。
圧倒的なその強さは人類が持つ既存のチカラ、格闘技や武器などでは太刀打ちすることも出来ず、優秀な兵士や格闘技経験者を次々と捕食していった。
特に格闘技経験者は悲惨だった。全力で殴打したにも関わらずまったく効果がなく、むしろ近づいたことによってより捕食されやすくなってしまったのだから。
そして、そんな光景を目の当たりにした一般人は恐慌に陥った。
だが、何の前触れもなく出現する恐竜もどきはそんな、避難した一般人を餌の如く捕食していった。
そんな中、Q.Mはもたらされた。
だが、それは遅すぎた。
僅か、1日にも満たない程度の遅れだったが、Q.Mという対抗手段の性質上、身体機能の高い人間がQ.Mを使うのが一番効果が高いと思われるからだ。
しかし、そんな人間はほとんどが恐竜もどきに捕食されていた。
不幸にも、この世界におけるQ.Mを使うことの出来る人間のほとんどは、身体を動かすことがそこまで得意ではなく、インドア派な人間しか残っていなかった。
そういったインドア派な人々には、世界の危機に特別なチカラを手に入れて立ち向かい、救世主になる。そんな英雄譚にあこがれる者が一定数存在する。その一部のQ.M使いが行動を起こした場所も少なからずあった。
ある場所では英雄が誕生し人々の希望となり。
別の場所ではQ.Mを使う人たちが徒党を組んで街を支配する行動を見せ。
また別の場所ではQ.Mを手に入れたが戦うことへの恐怖から自分が生き延びる目的の為だけに使い。
Q.Mが使えずに恐竜もどきに襲われる人を見捨てる。
特にQ.Mが使えない人を見捨てて逃げる人が多数を占め、人類の生存数は確実に減っていった。
Q.Mが使えない人はQ.Mを使える人へ群がり、あらゆる手段を使って自分を守らせようとした。カネ、欲望、権力。それは平時では人々を支配や動かすのに有効な手段だが、異常となってしまった現実では、Q.Mを持つ人には響かなかった。既に、そういった元支配層が持つ『チカラ』では身を守ることが出来なくなったことを知っているからだ。
旧来の体質で乗り切ろうとしていた者は、早いか遅いかの違いかだけで、世界からその姿を消した。
そういったこともあり、Q.M使いはQ.M使いでコミュニティを作るようになる。
恐竜もどきに対抗出来るのはQ.Mだけなのだから無理もないことだった。
しかし、そういったことが表面化してくるのは生活インフラが整った地域のみだった。
それ以外の場所では通信機器を持って生活しているものがそもそもおらず、Q.Mを手に入れる手段がなかったのだ。
恐竜もどきに蹂躙され、神へ祈り、そして食い散らかされ、それでも祈りを捧げたが届かないと知った人々は、恐竜もどきへの特攻もしくは集団自決をした。
…集団自決のあと、その亡骸は恐竜もどきにまさしく食い散らかされていった。
そうやって世界の残人口分布は偏っていく。Q.M所持者の比率とともに。
世界に恐竜もどきが出現して一週間後、Q.Mがもたらされてから6日後のことになるが、世界の人口は半数以下になっていた。
たった一週間で、世界のルールは激変していた。
今や、地球の支配するのは人でも昆虫でもない、恐竜もどきと言っても過言ではなかった。
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