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23.元婚約者の婚約者
しおりを挟むオリヴィアが無事に解熱し、身体を起こせるようになった時、公爵は屋敷にいなかった。
マーサに尋ねると、オリヴィアの私室を訪れ見舞ってくれた後、王宮へ向かわれたそうだ。まだ数日は帰還されないらしく、少し残念だった。
伏せていた時の公爵との会話を、ぼんやりとしか覚えていない。何か、大切なことを話されていた気がするのに、熱にうなされていて、はっきりとしたことは思い出せない。もし時間を取ってもらえるなら、確認したかった。
(王宮へ行く用があったのに、その前に様子を見に来てくれた。やっぱり、閣下は優しいお方だわ……)
公爵に勧められていた本を、久しぶりに開いた。マーサが紅茶を注ぎながら、「時々休憩されてください」と声を掛けてくる。
公爵が来る前から、私室に籠っている間は本を読んで時間を過ごすことが多かった。オリヴィアには合う趣味だったのだろう。公爵が来てからはもっとのめり込むようになった。いつ誰の邪魔が入るか分からない状況が、なくなったのだ。
オーウェン公爵邸となったこの屋敷には、オリヴィアを邪魔する人物はいない。好きなだけ、知識を入れることを許される。
気になったことも、マーサ以外にもドリーや公爵、レナルドやサミュエルにも話すことができる。意見を受け止めてもらえるし、興味に近い別の本の紹介もしてもらえる。素直に、嬉しかった。
◇
来客を知らせるベルが鳴った。この屋敷に帰る公爵が、わざわざベルを鳴らすことはしない。この三ヶ月と少し、彼がいない時に、来客はなかった。
テッドが玄関口で一度、「閣下が不在ですので」と断ったが、帰ってもらえなかったらしい。オリヴィアに用があって、もしオリヴィアも不在なら帰宅するまで待つと言われ、あまりに騒ぐため埒が明かず、「客室に入っていただきましたが……」と、不服そうに伝えてきた。
オリヴィアが公爵とともに外に出ていることなどあり得ないと、その態度から滲み出ていたらしく、テッドは珍しく眉間に皺を寄せている。来客の一次対応に慣れているテッドですら、追い返すことができなかった客人だ。
(どうにか、応対するしかないわ)
今、屋敷内で対応できるのは、オリヴィアしかいない。客人はオリヴィアに会いに来ているし、顔を見せないわけにはいかないだろう。
先触れもなく来られてしまった。他人を迎えられるようなドレスを着ていないが、その状況を慮ってくれる相手なら、きちんと約束を取り付けてから訪問してくるはずだ。
少なくとも、公爵と普段から関わりのある方ではない。普段着のまま、マーサを伴って客室へ入った。
「やっと来た! どうしてすぐに出てこないのよ。あなた、パトリック様の元婚約者でしょう? 何か近況を聞いていないの?」
(ああ、やっぱりこういうタイプ……、関わりたくないのが正直なところだけれど)
一度だけ、あの夜会で姿を見ただけの、名前も覚えていない元婚約者の新しい婚約者だ。予告なく訪ねてきて、挨拶もなくきゃんきゃんと高い声で話し始めた。
それが非礼であることは、オリヴィアも理解している。公爵と話す中で、本で知った作法が正しいと、たくさん肯定してもらったのだ。
テッドが断れなかったのだから、社交の実践経験が少ないオリヴィアでは、追い出そうとしても難しいだろう。先触れがないことは向こうの落ち度で、これからの公爵の執務にプラスになるかもしれない。
父や兄と対面していた時と同じように、オリヴィアへの興味を失うのを待つだけだ。
マーサに紅茶の準備を頼み、令嬢の対面に座った。
礼を言うこともなく手をつけるなり、令嬢はマーサを下げるよう要求してきた。一応断ってみたもののやはり無駄で、再度命令され、従うことにした。マーサは何か言いたげだったが、「扉のすぐそばに居ます」と一言残し、客室にふたりにしてくれた。
「あなた、パトリック様のことが好きだったのでしょう? それなのに見捨てるなんて! 王家御用達のお茶を飲んで、どうしてこんなにいい暮らしをしてるのよ!」
(前の質問にも、まだ答えていないのに……)
昔から、場所と立場を弁えない人が苦手だった。オリヴィアも十分常識から外れている自覚はあるが、それ以上に聞いていられない。その場にいるのが居たたまれなくなる。今はふたりきりで、オリヴィアさえ耐えれば他に聞かれることはない。
「お言葉ですが、私は捨てられた身です。フェルドン辺境伯嫡男様は、あなた様を選ばれたのでしょう? 残念ながら、私は新しい婚約者の方に手を差し伸べるほど、優しくはありません」
「は……」
オリヴィアが何か間違った対応をしても、きっと後から公爵が動いてくれると思えるのもあって、早くこの屋敷から出て行ってほしいと逸り、つい言葉が強くなってしまった。
(やはりパトリック様が、ご自分で選んだのでしょうね……)
オリヴィアが言い返す令嬢だとは思っていなかったのだろう。それを悟られるほど、狼狽えるのは淑女としてどうなのか。巻き毛で礼服のように盛られたドレスでやってきた令嬢を、見つめ返した。
オリヴィアは元フェルドン辺境伯、つまり元婚約者の父とも、当然面識があった。
オリヴィアを婚約者として選んでいたのは、隣接の領地で無用な争いを避けられるからだろうが、元婚約者がオリヴィアを捨てたことで状況は変わった。
結局のところ、学院を出ていないオリヴィアに期待はされていなかったし、非礼や所作の乱れに気付かない令嬢が婚約者でも問題がないのだ。
「私がここに住んでいるのは王命です。父や兄が奉仕活動を行っているのも同様です。あなた様は私に、国王陛下に背けとおっしゃるのですか」
相手を挑発するような物言いは、ずっと避けてきた。何かあればオリヴィアが「申し訳ありません」と、理不尽でも頭を下げ、許しを請う生活をしてきた。変えてくれたのは、この領地の新しい当主だ。
「そんなことは一言も言っていないでしょう! ねえ、パトリック様はご無事なんでしょうね?」
「存じ上げません。お手紙でも送って差し上げたらいかがでしょう」
「できないから聞いてるんじゃない! あなたなら他に、連絡手段を持ってるんじゃないの?」
「私よりも、ご結婚されたあなた様のほうが……」
「まだ婚約者よ! 勝手に決めつけないで!」
元婚約者の話は、当然公爵には尋ねづらく、興味も特別強くなかったため、順当に結婚式を上げているのだと思っていた。奉仕活動に入るまでに、済ませなかったらしい。
(これは……)
「パトリック様は優しいから、私ともっと親密になってより気分を高めて結婚式をしたいとおっしゃったの。なんてロマンチックなんでしょう!」
(婚約を破棄された私がいるのに、同じ道を辿るとは考えていないのね……)
ある意味、この令嬢は助かったとも言える。オリヴィアとはほとんど顔を合わせることのなかった、兄の妻も奉仕活動を強いられていると聞いた。一緒に住んでいたわけでもないのに、結婚式を終え妻になっていたから、巻き込まれたのだ。
奉仕活動中にそういった遊びができるのかは分からないが、きっと、元婚約者はどうにか楽しんでいるのだろう。
オリヴィアの元婚約者を信じ切って、何も知らなそうな目の前の令嬢が少し不憫に見えてくる。せっかく公爵邸にまで押しかけてきた令嬢に、公爵なら何と言葉を掛けて諭すだろう。
「……あなた様は、奉仕活動が何を指すかご存知ですか」
「何よ、それくらい知ってるわ。下働きでしょう? 水を汲んだり、料理場で火を焚いたり、使用人みたいな……」
「そういった場では、女性がたくさん働いているでしょうね」
「っ、パトリック様が浮気するとでも言いたいの!」
「私はされた側ですよ。運命の相手は、貴族令嬢とは限らないかもしれません」
(結局、直接的にしか言えなかったけれど……、この方が理解できないのも当然かもしれないわ)
この令嬢は、オリヴィアの生家と同じように、婚約者の家が貴族位を剥奪されて嫁ぐ家がなくなったにも関わらず、自分の立場は変わらないと思っている。
学院に通っていても、正しいものの見方を身に着けられるかどうかがその人次第なのは、兄と公爵の違いを考えれば見えてくる。
「あなたに何が分かるのよ! 不快よ! もう帰る!」
「ご来訪、ありがとうございました。お見送りいたしますね」
「要らないわ!」
「左様ですか。ここはオーウェン公爵邸ですので、馬車が出発するまでは見届けます」
「ふんっ! 勝手にしなさい!」
何とか、怒り出した令嬢を立たせることに成功したオリヴィアは、客室のそばで待っていたマーサとテッドとともに馬車を見送った。
私室に戻ると、普段着から着替えもせずにベッドへ倒れ込んだ。
「お嬢様?」
「このまま、少し眠りたい……」
「かしこまりました。何かありましたら、声を掛けます。ごゆっくりなさってください」
◇
「……お嬢様、当主様がご帰還されました」
「ん……、マーサ、支度を」
「こちらに来られるとおっしゃっています。無理は禁物ですよ、お嬢様」
「……このままでいいか、おうかがいして」
「かしこまりました」
開いたままのカーテンからは、薄暗い空が見える。あの令嬢が屋敷を出てから寝ていた分、まだぼんやりして、ベッドの上からは動かなかった。その姿を見て怒る方ではないのも、もう知っている。
ドリーの許可を得てオリヴィアの私室に入ってきた公爵は、ベッドの縁に腰を下ろした。
「オリヴィア、久しぶり。熱はしっかり下がった?」
「……おかげさまで。ご迷惑をお掛けしました」
「いいんだ。治ってよかったよ。そのままでいいし、眠たかったら寝てもいい。顔を見たかっただけだから」
「閣下、ご帰還早々に申し訳ありません。お話をする時間をいただけますか?」
「うん。眠くないなら、今でもいいよ?」
「ありがとうございます」
元婚約者の婚約者が先触れも出さずにひとりで来て、喚き散らして帰ったことを伝えた。
きっと、先にテッドからも話を聞いていたのだろう。穏やかな瞳は特に濃さを変えることなく、オリヴィアの言葉に頷いていた。
「それは面白いことがあったね」
「『面白い』、ですか」
「元辺境伯嫡男は、きっとその令嬢も捨てて、使用人階級の女性をとっかえひっかえ遊ぶんじゃないかな。奉仕活動中にそんな証拠が出れば、より厳しい奉仕が待っているのにね」
「やはり、そうですか」
オリヴィアが予想したことは、当たっていた。公爵も同じ考えだったことに安心はするが、あまりいい気分にはなれなかった。
「見目も体つきも悪くなかったし、身長はそれほどだったけど、なびく女性もそれなりには……、ごめん、思い出させたいわけじゃないんだ」
「いえ、お気遣いありがとうございます」
「病み上がりには刺激の強い話だったよね。僕の不在中に、よく対応したね。初めてだったんじゃない?」
きちんとそこに気付いてくれた公爵を、ぐっと見つめてしまう。少し肩を震わせ驚いた公爵はすぐに頬を緩め、穏やかな水色の瞳で近寄ってくれた。
「オリヴィア、目を閉じて」
大きくてあたたかい手が頬に触れ、眉間にキスが落ちてくる。
「お疲れ様。おやすみ、オリヴィア」
公爵の親指が、オリヴィアの頬を撫でる。公爵がこの屋敷に戻ってきた安堵で、オリヴィアはすっと意識を落とした。
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