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第四章 もっこもこカフェ見習い開始!
樹木、挟まれる心
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美味しくな~れ。美味しくなぁぁぁ~れぇぇぇ!
ひたすら薄力粉に愛情を込めながら、何とか十キロ×二回を篩い終えた――――。
「バウムさぁん! こっち終わりました!」
大仕事を終えた達成感を漲らせながら、ハイテンションでバウムさんに報告をする。かなり疲れたけど、次の作業への興味が先だった。
「お疲れ、次を頼む」
「はい! 何をしましょう!」
「次は、強力粉を篩ってくれ」
「強力粉を……?」
「それが終わったら、全粒粉も合わせて篩って貰うから」
「全粒粉も合わせて……ですか?」
「あぁ、取り敢えず強力粉十キロ、全粒粉と混ぜたのを五キロだ」
「合計……十五キロ」
途端、上昇したテンションが一気に下降していくどころか、マイナス表示に突入していきそうだ。
森林達樹、二十歳にして篩の道はひたすら長く険しいことを思い知るのであった――――。
俺のテンションが下がったのが如実に分かったのか、バウムさんは小さな目を細めると、キッチンカウンターの方に手を向けて「休め」と言ってきた。
ただでさえ不慣れなのに、度々休んでいたら申し訳ないと思ってしまう。
「でも、俺殆ど何もやっていないし、ペース遅いから休んでいる時間はないかと」
「いいから座れ」
だけど新人な上に元々バウムさんに敵う訳なく、俺の見栄は一言で一掃された。
若干落ち込みながら言われた通り、カウンターの隅に置いてある椅子に大人しく座ると、バウムさんも籠を片手にカウンターに向かってくる。流石に何かお説教されるのかと覚悟をした所、バウムさんは持っていた籠を俺の目の前に置いた。
「樹木、朝ご飯食べてきたのか?」
「え、朝飯ですか? そう言えば、ギリギリ起きたから、ちゃんと食べていないです」
改めて聞かれるとそうだった。時間がなかったのもあったが、緊張していたからご飯を食べることまで気が回っていなかったのだ。
朝も早かったし、力仕事もしたせいか、今になって凄くお腹が空いてきた――――。
「簡単に作ったものだが、軽く食べておけ」
置かれた籠を覗き込むと、ロールパンと全粒粉のパンで作られた美味しそうなサンドイッチが入っていた。芳ばしい香りと、サンドされている具材の色鮮やかさに、食欲がみるみる湧いてきて、口の中には涎が溢れてくる。
バウム兄貴ぃぃぃ! 俺、一生ついていきます! ――――って叫びたくなるほど、嬉しかった。
「良いんですか……俺が食っても?」
「お前のだ、良いから食べろ」
「……はい。有難く頂きます!」
籠の中のサンドイッチは、賄いには勿体ないくらい見た目も可愛らしい。そして何より、凄く美味しい! ただ具材を挟んであるだけじゃないのは明らかだ。シンプルだけど、凄く奥深くて優しい味が口の中に広がって、全身に染み渡っていく――――。
こんな大きなガタイのシロクマさんが作ったとは、世間の人は誰も気付かないだろう。だけど俺だけは、知っているんだ。そんなオプションが余計に美味しさを増幅させる。つい数秒前まで落ち込んでいたのに、調子の良いな~俺。
「ステラ、悪い」
「は~い!」
俺が呑気にサンドイッチを頬張っている間に、バウムさんとステラさんはツーカーのやり取りをしていた。
バウムさんが何をステラさんに告げたのか、俺には全然分からない。これも何れは、理解出来る日が来るのかな? でもそれって、かなり遠い未来な気がするから、自分の根性が持つかが自信ない。
ハッキリ出来ない自分が、本当に不甲斐なく感じる。だから就活も上手くいかないのかもな――――。
「お疲れですか、樹木さん? お茶もどう~ぞ」
「ふぇっ? おひゃ!」
サンドイッチを咥えながらネガティブシンキングに嵌っていたら、ステラさんが紅茶を淹れて来てくれた。バウムさんの『ツー』は、俺にお茶を用意してってことだったんだ。バウムさん、どこまでも優しいぃぃぃ!!
口の中に残っているサンドイッチを急いで飲み込み、ステラさんにお礼を言う。
「んぐっ……ありがとうございますっ!」
「ふふふ。最初から頑張ってくれて、凄く嬉しいです」
合わせた両手を口元に添えて、本当に嬉しそうに微笑むステラさんの屈託のない笑顔に、自分のヘタレさを情けなく思った。俺はステラさんのこの笑顔に見合うことをちゃんと出来てやしないんだ――――。
「いえ、全然ですよ。確かに不慣れな作業ですが、もう少し要領よく出来れば良いんですけど」
実際そうだ。器用な奴だったら、きっともっと早く上手く出来ているだろう。でも俺は、器用でもないし学力も運動神経も見た目も突出していないし、思いのほか腕力もなかったし――――。
「改めて自分って、何の特技もないんだなって、思い知ったところです」
本当にそう思って苦笑いをすると――――パァァァン! と弾ける音が響き、次の瞬間、両頬にピリピリと痛みが走った。
一瞬、頭が真っ白になった。直ぐに我に返ると、俺の顔がステラさんの両手で『サンドイッチ』されている。
「シュ……ヘラひゃん?」
頬が圧縮されていて蛸唇になっているから、上手く発音が出来ないんですけど。
「何を仰っるんですか! 昨日も言いましたけど、樹木さんには『もこもこの眼』の力があります! 『忍びの眼鏡』も使えます! それに何より、お名前が素敵です!! こんな希有な存在は樹木さんしか居ません! それだけじゃ駄目ですか!!」
「シュヘラ……ひゃん……」
ステラさんが俺のことを全肯定してくれた。コンプレックスだった鬱々した名前でさえ、存在価値を見出してくれている――――けど!!
それって全然、褒め言葉じゃないと思うんですけどぉぉぉ――――!
雰囲気的には感動出来そうな場面だけど、やはり内容は微妙過ぎる。でもまぁ、こんなに俺を肯定してくれるステラさんの存在こそが希有だよな。
ステラさんの手首を指先で掴んで俺の頬から手を離させ、サンドイッチを解除する。下唇を軽く噛んで、一旦息を飲み込む。
まだ正直、どれだけ自分が出来るか分からないけど、この青緑色の大きな瞳をキラキラ輝かせているステラさんの期待に少しは応えてみせるのが、男だろ!
「ありがとう。ステラさん。取り敢えずどこまで役立つか分からないけど、頑張ってみるから」
「はい! いっぱい頑張ってくださいね!」
「い、っぱいって!?」
自分なりにカッコつけたものの、途端自信が消失しそうになる。
「……尽力を尽くします」
バウムさんは優しいけど、ステラさんはやっぱりスパルタだよね。
人は見た目で判断出来ないってことを思いっきり実感した日でもあった――――。
ひたすら薄力粉に愛情を込めながら、何とか十キロ×二回を篩い終えた――――。
「バウムさぁん! こっち終わりました!」
大仕事を終えた達成感を漲らせながら、ハイテンションでバウムさんに報告をする。かなり疲れたけど、次の作業への興味が先だった。
「お疲れ、次を頼む」
「はい! 何をしましょう!」
「次は、強力粉を篩ってくれ」
「強力粉を……?」
「それが終わったら、全粒粉も合わせて篩って貰うから」
「全粒粉も合わせて……ですか?」
「あぁ、取り敢えず強力粉十キロ、全粒粉と混ぜたのを五キロだ」
「合計……十五キロ」
途端、上昇したテンションが一気に下降していくどころか、マイナス表示に突入していきそうだ。
森林達樹、二十歳にして篩の道はひたすら長く険しいことを思い知るのであった――――。
俺のテンションが下がったのが如実に分かったのか、バウムさんは小さな目を細めると、キッチンカウンターの方に手を向けて「休め」と言ってきた。
ただでさえ不慣れなのに、度々休んでいたら申し訳ないと思ってしまう。
「でも、俺殆ど何もやっていないし、ペース遅いから休んでいる時間はないかと」
「いいから座れ」
だけど新人な上に元々バウムさんに敵う訳なく、俺の見栄は一言で一掃された。
若干落ち込みながら言われた通り、カウンターの隅に置いてある椅子に大人しく座ると、バウムさんも籠を片手にカウンターに向かってくる。流石に何かお説教されるのかと覚悟をした所、バウムさんは持っていた籠を俺の目の前に置いた。
「樹木、朝ご飯食べてきたのか?」
「え、朝飯ですか? そう言えば、ギリギリ起きたから、ちゃんと食べていないです」
改めて聞かれるとそうだった。時間がなかったのもあったが、緊張していたからご飯を食べることまで気が回っていなかったのだ。
朝も早かったし、力仕事もしたせいか、今になって凄くお腹が空いてきた――――。
「簡単に作ったものだが、軽く食べておけ」
置かれた籠を覗き込むと、ロールパンと全粒粉のパンで作られた美味しそうなサンドイッチが入っていた。芳ばしい香りと、サンドされている具材の色鮮やかさに、食欲がみるみる湧いてきて、口の中には涎が溢れてくる。
バウム兄貴ぃぃぃ! 俺、一生ついていきます! ――――って叫びたくなるほど、嬉しかった。
「良いんですか……俺が食っても?」
「お前のだ、良いから食べろ」
「……はい。有難く頂きます!」
籠の中のサンドイッチは、賄いには勿体ないくらい見た目も可愛らしい。そして何より、凄く美味しい! ただ具材を挟んであるだけじゃないのは明らかだ。シンプルだけど、凄く奥深くて優しい味が口の中に広がって、全身に染み渡っていく――――。
こんな大きなガタイのシロクマさんが作ったとは、世間の人は誰も気付かないだろう。だけど俺だけは、知っているんだ。そんなオプションが余計に美味しさを増幅させる。つい数秒前まで落ち込んでいたのに、調子の良いな~俺。
「ステラ、悪い」
「は~い!」
俺が呑気にサンドイッチを頬張っている間に、バウムさんとステラさんはツーカーのやり取りをしていた。
バウムさんが何をステラさんに告げたのか、俺には全然分からない。これも何れは、理解出来る日が来るのかな? でもそれって、かなり遠い未来な気がするから、自分の根性が持つかが自信ない。
ハッキリ出来ない自分が、本当に不甲斐なく感じる。だから就活も上手くいかないのかもな――――。
「お疲れですか、樹木さん? お茶もどう~ぞ」
「ふぇっ? おひゃ!」
サンドイッチを咥えながらネガティブシンキングに嵌っていたら、ステラさんが紅茶を淹れて来てくれた。バウムさんの『ツー』は、俺にお茶を用意してってことだったんだ。バウムさん、どこまでも優しいぃぃぃ!!
口の中に残っているサンドイッチを急いで飲み込み、ステラさんにお礼を言う。
「んぐっ……ありがとうございますっ!」
「ふふふ。最初から頑張ってくれて、凄く嬉しいです」
合わせた両手を口元に添えて、本当に嬉しそうに微笑むステラさんの屈託のない笑顔に、自分のヘタレさを情けなく思った。俺はステラさんのこの笑顔に見合うことをちゃんと出来てやしないんだ――――。
「いえ、全然ですよ。確かに不慣れな作業ですが、もう少し要領よく出来れば良いんですけど」
実際そうだ。器用な奴だったら、きっともっと早く上手く出来ているだろう。でも俺は、器用でもないし学力も運動神経も見た目も突出していないし、思いのほか腕力もなかったし――――。
「改めて自分って、何の特技もないんだなって、思い知ったところです」
本当にそう思って苦笑いをすると――――パァァァン! と弾ける音が響き、次の瞬間、両頬にピリピリと痛みが走った。
一瞬、頭が真っ白になった。直ぐに我に返ると、俺の顔がステラさんの両手で『サンドイッチ』されている。
「シュ……ヘラひゃん?」
頬が圧縮されていて蛸唇になっているから、上手く発音が出来ないんですけど。
「何を仰っるんですか! 昨日も言いましたけど、樹木さんには『もこもこの眼』の力があります! 『忍びの眼鏡』も使えます! それに何より、お名前が素敵です!! こんな希有な存在は樹木さんしか居ません! それだけじゃ駄目ですか!!」
「シュヘラ……ひゃん……」
ステラさんが俺のことを全肯定してくれた。コンプレックスだった鬱々した名前でさえ、存在価値を見出してくれている――――けど!!
それって全然、褒め言葉じゃないと思うんですけどぉぉぉ――――!
雰囲気的には感動出来そうな場面だけど、やはり内容は微妙過ぎる。でもまぁ、こんなに俺を肯定してくれるステラさんの存在こそが希有だよな。
ステラさんの手首を指先で掴んで俺の頬から手を離させ、サンドイッチを解除する。下唇を軽く噛んで、一旦息を飲み込む。
まだ正直、どれだけ自分が出来るか分からないけど、この青緑色の大きな瞳をキラキラ輝かせているステラさんの期待に少しは応えてみせるのが、男だろ!
「ありがとう。ステラさん。取り敢えずどこまで役立つか分からないけど、頑張ってみるから」
「はい! いっぱい頑張ってくださいね!」
「い、っぱいって!?」
自分なりにカッコつけたものの、途端自信が消失しそうになる。
「……尽力を尽くします」
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