永遠の愛を手に入れよう

トマトマル

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一章

番外編

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「────さま、・・・リリー様、リリー様」

カーテンが揺れて爽やかな風が吹き込み、太陽の光が部屋に射し込んだ。

「──ん・・・」

誰かが、優しく頭を撫でている。
頭が痛い。まだ起きたくない。静かにしていて欲しい。

「リリー様、もうお昼ですよ?」

うるるさいうるさい。まだ寝てたい。あったかいから、心地よいから。
───だから黙って。

「リリー様??」

「りりーはまだ、ねむたいのです!かかさま!!」

ガバっと起き上がったかと思えば、リリーは寝言のような事を言って、また眠ってしまった。
リリーを起こさねばならないのに、舌足らずに喋ったリリーにローザはあえなくノックアウトされた。

「か、かわっ、かわいぃ・・・」

珍しくリリーが歳相応の態度を見せたので、ローザは顔を真っ赤にして悶え死にそうになる。
熱い顔を両手で抑えながら静かに足をばたつかせた。


隣で気持ちよさそうに寝ている、リリーを起こしたくはないのだが、もうすぐお昼の時間だ。
昨夜、あれだけ遅かったとはいえ、生活リズムを崩してしまってはいけない。
そう、これは立派な仕事なのだ。

(もう一回、あのリリー様が見たいとか、そう言う訳じゃない。これは仕事・・・仕事)


ゆっくりとリリーの柔らかな頬に手を置き、優しく撫でる。

「リリー様、起きて下さい、リリー様・・・リリー様」

声を掛け続けていると、リリーの眉間に小さな皺ができ始めた。
耳をすませば、小さく唸っている。

その様子もまた可愛くて仕方がない。

「リリー様・・・リリー様、リリー様、リリー様」

ローザは何だか堪らない気持ちがこみあがってきて、うわ言のようにリリーの名前を繰り返し呟いた。
ローザの頬は薄桃色に染まり、恍惚とした表情だ。心なしか、息も浅い。

「だからぁ、もうちょっとねさせてください!かかさま!!」

リリーがまた叫んで、布団を深く被ってしまう。
かかさまと言うのは少し気に食わないが、
その様子は本当に本当に、可愛いったらありゃしない。

リリーのスベスベした肌を撫で回しながら、ローザは悶え続けている。
食べてしまいたいとはこんな気持ちなのか、何かを悟ったように天を仰いだ。

(ああ、もう一回だけでいいから・・・見たい・・・!)











────────────────────────────…………

結局、お昼を過ぎても繰り返してしまって、
起きないリリーも起こさないローザもメイド長に激怒されましたとさ。















────────────────────────────────✍︎

今回は番外編ですよ!

ローザさん、変態臭がすごいです。
リリーさん、ご愁傷様でしかありません。

時系列的に、「ご褒美をあげてみよう」の次の朝です。

あんなに一悶着あった後なのに、ローザ・・・・・・。
彼は切り替えが早いですね。


今回は少し短いですけど、明日は本編進もうと思います。

ではでは、明日もよろしくお願いします┏○ペコ
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