10 / 19
一章
事件を考えてみよう
しおりを挟む
新聞が手からパサりと抜け落ちた。
「え・・・?ビリアン・ゴヴィリーが死んだ?」
新聞の一面の端っこに細々と書かれた記事。
これは幸いとだけ思える頭だったらどんなに良いか。
────王家直属宰相補佐兼、執事長を務めていた、ビリアン・ゴヴィリー氏が今朝、亡くなっていたと憲兵が発表した。死因は事故。○月✕日の深夜、馬車に轢かれて即死していたと調べがついている。ただし、事件性はないとして────────
(おかしい・・・絶対におかしい)
○月✕日は私がローザと出会った日、つまり私の誕生日の一日前。
深夜に死んでいたとなれば、私がゴヴィリーに啖呵をきった後だ。
そうなればどう考えてもおかしい。
私は次の日の誕生日でもゴヴィリーと顔を合わせているはずだ。
ローザに絡んでいた時、ゴヴィリーと話した。これは確かだ。
もしかしたら、私があの時話したのは、ゴヴィリーではなかったのだろうか・・・?
(ゆ、幽霊・・・?)
いや、信じない。信じたくない。
では幽霊でなかったら何で説明を付ける?
幽霊よりは現実的かつ、未開発のものとなれば・・・・・・・・・・・・
「────魔法しかない・・・」
コンコン
呟いた瞬間、扉をノックする音が聞こえた。
リリーしかいない執務室で、不気味にノック音がこだました。
何もやましい事はしていないのに、心臓が飛び出そうなくらい動揺してしまった。
「リリー様、ご昼食の準備ができております」
ローザの声だった。リリーは安心しきった。
(なんだ、ローザね。もしかしたら、幽霊になったゴヴィリーかも?って怯えちゃったじゃない)
「リリー様?入ってもよろしいでしょうか?」
なかなか返事をしないリリーを心配したのか、ローザの声が不安気に揺れた。
「だ、大丈夫よ!今から行くわ」
扉を急いで開けに行くと、眉を下げてしおらしい顔をしたローザがいた。
「すぐに返事をしないので、心配しました」
ローザだけでは無いが、リリーは使用人達の呼び出しには比較的早く返事をしてきた。
だから余計に心配だったのか、私のほっぺたや首筋を優しくなぞりながら、どこにも怪我がないかリリーの身体を見回す。
「そんなに心配しなくても、私は大丈夫よ?」
「いけません。リリー様はすぐ無茶をすると、王妃様からお聞きしました」
「お母様は心配性なのよ」
「そんな事はありません。真っ当な意見です」
「ふふっ。ローザもすっかり心配性ね」
出会って数日しか経っていないのに、ここまで懐くとは思ってもいなかった。
(五歳も年上なのに、本当にかわいいわ・・・)
「あ、そうだわ!本を片付けないと!」
朝から読んでいた政治の本を出しっぱなしだったのを思い出した。
もしかしたら、叔父様が使うかもしれないのに・・・!!
「も、もう少し待って!ローザ!!本を片付けてからお昼ご飯に行くわ!」
「それでしたら、俺が片付けておきますよ」
「で、でも自分が出したんだし・・・」
「王妃様が食堂で待っています。早く行って差し上げて下さい」
「え!お母様が!?嬉しい!!」
「俺はすぐに追いつきますから」
「あ、ありがとう!!」
(お母様、今日はお身体の調子が良いのね!!嬉しい!!!)
執務室から出て詳細を衛兵に伝え、食堂で向かった。
────────────────────────────…………
本棚に分厚くて大きい本を戻す。
ふと気付いた。新聞紙が引き出しからはみ出ている事に。
しわくちゃになってしまっている、新聞紙を広げて記事を見た。
(あぁ、成程ね・・・)
この記事を見て、リリー様は怯えていたのだろうか。
リリー様の首筋を触った時、いつもより、体温が下がっていたし脈は早くなっていた。
微々たる変化かもしれないが、ローザはそれを容易く感じ取っていた。
(俺には怯えていなかった・・・つまり、怯えていたのは幽霊、とかかな??)
だとしたら、可愛すぎる。
ローザはリリーの普段しっかりとした立ち振る舞いから垣間見える、歳相応の態度が可愛くてたまらなかった。
きっとどんなリリーを見たって可愛いに違いない。
だから、色んな表情をしたリリーを見たい。
しかし、幽霊に怯えたりするとは言え、リリー様は五歳になったばかりとは思えないほどに頭が回る。
知識が深いとは言えないが、洞察力は大人顔負けである。
もしかしたら、この事件のタネを既に見破られているかもしれない。
いつかは、バレるかもしれない。
どれだけ俺が汚れているのか、どれだけこの手で命を奪ってきたか。
それに気付いたら、俺のことを軽蔑の目で見るかもしれない。
だが、その感情さえもその瞬間は俺だけに向けられているモノだと思うと嬉しくてたまらない。
ローザは新聞紙を綺麗に畳み、引き出しに戻した。
─────たとえ、奴隷制度廃止令が正式に施行される日が来ても、俺はずっとリリー様の奴隷でいたい。
そうすれば、永遠に一緒にいれる。友人や恋人なんて、すぐに切れてしまう関係などいらない。
俺もリリー様が居るなら、『永遠の愛』が欲しい。
きっと手に入れてみせる。
そためなら、何を無くしても、誰を犠牲にしても構わない。
だって貴方は汚い俺を拾ってくれた。
同情と言う一時的な感情でも、俺にとっては永遠に感じる優しさだった。
貴方だけだ、なんの躊躇いもなく俺の手を握ってくれたのは。
貴方だけだ、ずっと縛られ続けた俺を自由にしてくれたのは。
────────────だから、だから、どうか俺を捨てないで下さい。
これは愛情なのだろうか?
きっと愛情なんて言葉で表せれるような感情ではなかった。
執着?狂愛?ある意味憎しみ? どんな感情も当てはまらない。
ただ、貴方が『永遠の愛』をまだ求めているのなら、この感情はきっと『愛』なのだろう。
そう、永遠に続く愛だ。貴方だけに向けた、『永遠の愛』だ。
────────────────────────────…………
扉を静かに閉めて、足早にリリーを追った。
いつか、リリー様が彼女の母に向ける、絶対的信頼と愛情は俺に向けられる時は来るだろうか。
────そう思いながら・・・・・・
ローザが次に邪魔なのは王妃だった・・・。
────────────────────────────────✍︎
1日、2回更新!
申し訳ないですが、明日はサボります。
なかなか、本編進みません。
もう少し経ったら、多分、17歳とかそう言う大人になるまでぶっ飛びます。
そうなると、もしかしたら、R-18に入っちゃうかも_(꒪ཀ꒪」∠)_
ごめんなさい<(_ _)>
ところで、ビリアン・ゴヴィリーを覚えておいででしょうか?
あいつです。あいつです。
まぁ、あいつです。(作者もうろ覚え・・・)( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン
多分、初期に出てきた従者ですよね。
だる絡み代表のあいつです。
では、また┏○ペコ
「え・・・?ビリアン・ゴヴィリーが死んだ?」
新聞の一面の端っこに細々と書かれた記事。
これは幸いとだけ思える頭だったらどんなに良いか。
────王家直属宰相補佐兼、執事長を務めていた、ビリアン・ゴヴィリー氏が今朝、亡くなっていたと憲兵が発表した。死因は事故。○月✕日の深夜、馬車に轢かれて即死していたと調べがついている。ただし、事件性はないとして────────
(おかしい・・・絶対におかしい)
○月✕日は私がローザと出会った日、つまり私の誕生日の一日前。
深夜に死んでいたとなれば、私がゴヴィリーに啖呵をきった後だ。
そうなればどう考えてもおかしい。
私は次の日の誕生日でもゴヴィリーと顔を合わせているはずだ。
ローザに絡んでいた時、ゴヴィリーと話した。これは確かだ。
もしかしたら、私があの時話したのは、ゴヴィリーではなかったのだろうか・・・?
(ゆ、幽霊・・・?)
いや、信じない。信じたくない。
では幽霊でなかったら何で説明を付ける?
幽霊よりは現実的かつ、未開発のものとなれば・・・・・・・・・・・・
「────魔法しかない・・・」
コンコン
呟いた瞬間、扉をノックする音が聞こえた。
リリーしかいない執務室で、不気味にノック音がこだました。
何もやましい事はしていないのに、心臓が飛び出そうなくらい動揺してしまった。
「リリー様、ご昼食の準備ができております」
ローザの声だった。リリーは安心しきった。
(なんだ、ローザね。もしかしたら、幽霊になったゴヴィリーかも?って怯えちゃったじゃない)
「リリー様?入ってもよろしいでしょうか?」
なかなか返事をしないリリーを心配したのか、ローザの声が不安気に揺れた。
「だ、大丈夫よ!今から行くわ」
扉を急いで開けに行くと、眉を下げてしおらしい顔をしたローザがいた。
「すぐに返事をしないので、心配しました」
ローザだけでは無いが、リリーは使用人達の呼び出しには比較的早く返事をしてきた。
だから余計に心配だったのか、私のほっぺたや首筋を優しくなぞりながら、どこにも怪我がないかリリーの身体を見回す。
「そんなに心配しなくても、私は大丈夫よ?」
「いけません。リリー様はすぐ無茶をすると、王妃様からお聞きしました」
「お母様は心配性なのよ」
「そんな事はありません。真っ当な意見です」
「ふふっ。ローザもすっかり心配性ね」
出会って数日しか経っていないのに、ここまで懐くとは思ってもいなかった。
(五歳も年上なのに、本当にかわいいわ・・・)
「あ、そうだわ!本を片付けないと!」
朝から読んでいた政治の本を出しっぱなしだったのを思い出した。
もしかしたら、叔父様が使うかもしれないのに・・・!!
「も、もう少し待って!ローザ!!本を片付けてからお昼ご飯に行くわ!」
「それでしたら、俺が片付けておきますよ」
「で、でも自分が出したんだし・・・」
「王妃様が食堂で待っています。早く行って差し上げて下さい」
「え!お母様が!?嬉しい!!」
「俺はすぐに追いつきますから」
「あ、ありがとう!!」
(お母様、今日はお身体の調子が良いのね!!嬉しい!!!)
執務室から出て詳細を衛兵に伝え、食堂で向かった。
────────────────────────────…………
本棚に分厚くて大きい本を戻す。
ふと気付いた。新聞紙が引き出しからはみ出ている事に。
しわくちゃになってしまっている、新聞紙を広げて記事を見た。
(あぁ、成程ね・・・)
この記事を見て、リリー様は怯えていたのだろうか。
リリー様の首筋を触った時、いつもより、体温が下がっていたし脈は早くなっていた。
微々たる変化かもしれないが、ローザはそれを容易く感じ取っていた。
(俺には怯えていなかった・・・つまり、怯えていたのは幽霊、とかかな??)
だとしたら、可愛すぎる。
ローザはリリーの普段しっかりとした立ち振る舞いから垣間見える、歳相応の態度が可愛くてたまらなかった。
きっとどんなリリーを見たって可愛いに違いない。
だから、色んな表情をしたリリーを見たい。
しかし、幽霊に怯えたりするとは言え、リリー様は五歳になったばかりとは思えないほどに頭が回る。
知識が深いとは言えないが、洞察力は大人顔負けである。
もしかしたら、この事件のタネを既に見破られているかもしれない。
いつかは、バレるかもしれない。
どれだけ俺が汚れているのか、どれだけこの手で命を奪ってきたか。
それに気付いたら、俺のことを軽蔑の目で見るかもしれない。
だが、その感情さえもその瞬間は俺だけに向けられているモノだと思うと嬉しくてたまらない。
ローザは新聞紙を綺麗に畳み、引き出しに戻した。
─────たとえ、奴隷制度廃止令が正式に施行される日が来ても、俺はずっとリリー様の奴隷でいたい。
そうすれば、永遠に一緒にいれる。友人や恋人なんて、すぐに切れてしまう関係などいらない。
俺もリリー様が居るなら、『永遠の愛』が欲しい。
きっと手に入れてみせる。
そためなら、何を無くしても、誰を犠牲にしても構わない。
だって貴方は汚い俺を拾ってくれた。
同情と言う一時的な感情でも、俺にとっては永遠に感じる優しさだった。
貴方だけだ、なんの躊躇いもなく俺の手を握ってくれたのは。
貴方だけだ、ずっと縛られ続けた俺を自由にしてくれたのは。
────────────だから、だから、どうか俺を捨てないで下さい。
これは愛情なのだろうか?
きっと愛情なんて言葉で表せれるような感情ではなかった。
執着?狂愛?ある意味憎しみ? どんな感情も当てはまらない。
ただ、貴方が『永遠の愛』をまだ求めているのなら、この感情はきっと『愛』なのだろう。
そう、永遠に続く愛だ。貴方だけに向けた、『永遠の愛』だ。
────────────────────────────…………
扉を静かに閉めて、足早にリリーを追った。
いつか、リリー様が彼女の母に向ける、絶対的信頼と愛情は俺に向けられる時は来るだろうか。
────そう思いながら・・・・・・
ローザが次に邪魔なのは王妃だった・・・。
────────────────────────────────✍︎
1日、2回更新!
申し訳ないですが、明日はサボります。
なかなか、本編進みません。
もう少し経ったら、多分、17歳とかそう言う大人になるまでぶっ飛びます。
そうなると、もしかしたら、R-18に入っちゃうかも_(꒪ཀ꒪」∠)_
ごめんなさい<(_ _)>
ところで、ビリアン・ゴヴィリーを覚えておいででしょうか?
あいつです。あいつです。
まぁ、あいつです。(作者もうろ覚え・・・)( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン
多分、初期に出てきた従者ですよね。
だる絡み代表のあいつです。
では、また┏○ペコ
0
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
【完結】小さなマリーは僕の物
miniko
恋愛
マリーは小柄で胸元も寂しい自分の容姿にコンプレックスを抱いていた。
彼女の子供の頃からの婚約者は、容姿端麗、性格も良く、とても大事にしてくれる完璧な人。
しかし、周囲からの圧力もあり、自分は彼に不釣り合いだと感じて、婚約解消を目指す。
※マリー視点とアラン視点、同じ内容を交互に書く予定です。(最終話はマリー視点のみ)
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる