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1歳!行動範囲が拡がります!
白いもふぁもふぁ。7
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そして、私好みの焦げ茶色のタンスとベッドは、大きくなったら使えなくなるからと中古を買ったの。
ルド爺の知り合いのやっている家具屋さんで、私が選びました!
5段のタンスは、一応私が大きくなっても使えそうなのを探したから、上の方の引き出しにはまだ何も入ってないの。
フッフッフッ!体が小さすぎて届かないので、下の2段しか使用してません。
まぁ、まだ着替えが1人では出来ないから、自分で開いたことはまだないんだけどね?
で、ベッドに関しては、全面柵有りです。
5歳くらいまでは柵が無いと駄目らしいの。う、囚われた感が半端ない。
「はい、リーン?着きましたよ?」
「ふぁ!もぉちゅいたの?」
「そうよ?はい、ベッドに入ってね?」
「ふぉーあねぇしゃま!ありあとぉー!」
「ウフフ、おやすみなさい。」
「やーしゅみなしゃい!」
考え事をしていたら、もう部屋に着いてたみたい。
フローラ姉様に抱っこされて、ベッドに入れられてしまいました。
この柵は、脱走出来ないギリギリの高さなのです。
フローラ姉様におやすみのキスをおでこにされて、ご機嫌で寝ます。
はい、そこ!可愛いフローラ姉様のキスに興奮して寝れないんでしょ?とか言わないの!
こういうのは慣れなのよ。
おやすみのキスは毎日のことだから、大分慣れてきたので大丈夫なんですー。
_____sideフローラ_____
ハァ...いつもいつも可愛いわ。
私がおやすみのキスをすると、頬を朱色に染めてニヘニヘしながら眠るのはいつものことなのだけれど、やはり可愛いわ。
私達の可愛い天使は、きっと加護を授かっているのよね。
それが、もうすぐ判明してしまうのが楽しみでもあるけれど、とても怖いわ。
もしもリーンの授かった加護が、この国が求めているリディア神様などのものであれば、リーンとは引き離されることとなるのよ?そんなの嫌!
「むぅー。」
「リーン、良い夢を...。」
「えへへ。」
この笑顔を、ずっと見ていたいの。
だから、お願いします。
もしも、リーンが、国の求める加護を持ってしまっているのならば、神官様にも...誰にも、分からないようにしてくださいませ。
どうか、私の妹を奪わないで!
[フローラ、安心しな?]
「ヴィオラ...。」
[あの子は大丈夫。
リーノが言うには、夜の加護を持っているらしいよ?
後はもう1つくらいあるみたいなんだけどねぇ?
多分、あれだろうから...あ、フローラにもまだ話せないけど、国に奪われることはない筈だから安心しな。]
「...ごめんなさい。
やっぱりよく分からないわ。
でも、きっと、リーンは大丈夫ってことを伝えたいのですよね?
ヴィオラがそう言うのなら、それを信じますわ。」
[あー、やっぱり無理だったかい。
ま、概ね合ってるし、いっか。
さ、あんたも早く寝な!
夜更かしはお肌の天敵らしいからね。]
「はい、ちゃんと寝ますわ。
ヴィオラ、ありがとうございます。
おやすみなさい。」
[あぁ、良い夢を見るんだよ。]
ヴィオラの言葉は分からないけれど、きっと励ましてくれているのだと感じますわ。
今から心配しても、判明する時はいつかは来てしまうもの...覚悟を決めておかなければなりませんわね。
_____sideフローラ 終_____
*
ルド爺の知り合いのやっている家具屋さんで、私が選びました!
5段のタンスは、一応私が大きくなっても使えそうなのを探したから、上の方の引き出しにはまだ何も入ってないの。
フッフッフッ!体が小さすぎて届かないので、下の2段しか使用してません。
まぁ、まだ着替えが1人では出来ないから、自分で開いたことはまだないんだけどね?
で、ベッドに関しては、全面柵有りです。
5歳くらいまでは柵が無いと駄目らしいの。う、囚われた感が半端ない。
「はい、リーン?着きましたよ?」
「ふぁ!もぉちゅいたの?」
「そうよ?はい、ベッドに入ってね?」
「ふぉーあねぇしゃま!ありあとぉー!」
「ウフフ、おやすみなさい。」
「やーしゅみなしゃい!」
考え事をしていたら、もう部屋に着いてたみたい。
フローラ姉様に抱っこされて、ベッドに入れられてしまいました。
この柵は、脱走出来ないギリギリの高さなのです。
フローラ姉様におやすみのキスをおでこにされて、ご機嫌で寝ます。
はい、そこ!可愛いフローラ姉様のキスに興奮して寝れないんでしょ?とか言わないの!
こういうのは慣れなのよ。
おやすみのキスは毎日のことだから、大分慣れてきたので大丈夫なんですー。
_____sideフローラ_____
ハァ...いつもいつも可愛いわ。
私がおやすみのキスをすると、頬を朱色に染めてニヘニヘしながら眠るのはいつものことなのだけれど、やはり可愛いわ。
私達の可愛い天使は、きっと加護を授かっているのよね。
それが、もうすぐ判明してしまうのが楽しみでもあるけれど、とても怖いわ。
もしもリーンの授かった加護が、この国が求めているリディア神様などのものであれば、リーンとは引き離されることとなるのよ?そんなの嫌!
「むぅー。」
「リーン、良い夢を...。」
「えへへ。」
この笑顔を、ずっと見ていたいの。
だから、お願いします。
もしも、リーンが、国の求める加護を持ってしまっているのならば、神官様にも...誰にも、分からないようにしてくださいませ。
どうか、私の妹を奪わないで!
[フローラ、安心しな?]
「ヴィオラ...。」
[あの子は大丈夫。
リーノが言うには、夜の加護を持っているらしいよ?
後はもう1つくらいあるみたいなんだけどねぇ?
多分、あれだろうから...あ、フローラにもまだ話せないけど、国に奪われることはない筈だから安心しな。]
「...ごめんなさい。
やっぱりよく分からないわ。
でも、きっと、リーンは大丈夫ってことを伝えたいのですよね?
ヴィオラがそう言うのなら、それを信じますわ。」
[あー、やっぱり無理だったかい。
ま、概ね合ってるし、いっか。
さ、あんたも早く寝な!
夜更かしはお肌の天敵らしいからね。]
「はい、ちゃんと寝ますわ。
ヴィオラ、ありがとうございます。
おやすみなさい。」
[あぁ、良い夢を見るんだよ。]
ヴィオラの言葉は分からないけれど、きっと励ましてくれているのだと感じますわ。
今から心配しても、判明する時はいつかは来てしまうもの...覚悟を決めておかなければなりませんわね。
_____sideフローラ 終_____
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