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1歳!行動範囲が拡がります!
白いもふぁもふぁ。(回想 マグレインside)12
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「?あぁ、だから生きているファビッツを持って行こうとしているんだ。
領主の娘さんの物になるのだから、贅沢な暮らしが出来るし、ファビッツも幸せになれるだろう?
だから、早く連れてこい。」
「我が家のシラタマは、もう名付けを終えておりますので、領主の娘さんのものにはなれません...。」
領主の娘さんの物って発言が、なんだか生き物であるシラタマを貶されているみたいで嫌だなー。
シラタマはリーンの者なのに...。
「破棄すれば良い話しだろう?」
「破棄?それは無理ですよ。
お忘れですか?名付けは、一度なされるとどちらかが死ぬまで破棄されません。
まさか、シラタマの主である妹を殺して破棄させるとでも言うのでしょうか?」
リーンを殺すとか言ったら、呪ってでもアンタを殺してあげるけどね?
「あぁ......それなら、一度仮死状態にして名付けが破棄されたのを確認してから、直ぐに蘇生させれば良い。」
「クライブさんとか言いましたっけ?
貴方、まだ1歳の幼子を、あぁそうですかと納得して仮死状態にさせるとでもお思いですか?
馬鹿なの?あぁ、失礼いたしました。
馬鹿じゃなかったらこんなこと言えないか...少し言葉が荒ぶりましたね。
試しに、貴方がなってみます?仮死状態に。
あぁ、なるのは簡単ですよ?
死なない程度にきちんと調節した雷を落としますから...僕、魔法はかなり得意なんです。
だから、安心してください。
あぁ、それとも、リーノお婆さん特製の麻痺毒(凶)を使います?
即死の1歩手前までで留まれるらしいですよ?
ポーションを飲めば直ぐに蘇生されるでしょうし...多分。」
「1歳?そんなに小さいなら名付けなんて出来ないだろう?嘘をつくな!」
嘘は吐いてないけど?
リーンが名付けたのは事実だから。
てか、唾を飛ばしながら怒鳴らないでくれるかな?
汚いし、五月蠅いんだけど...リーン達がお昼寝から起きちゃったらどうしてくれるの?
寝る子は育つんだからね?
「俺、生後半年でクィーラに名付けしたんだけど?
姉ちゃん達がお姫さまにはティアラだって口々に言うから、ティアラって名付けたかったんだと思われるんだけど、多分ちゃんと発音出来てなくてクィーラになったんだろうなぁって聞かされてるんだ...まぁ、俺は覚えてないんだけどさ?
姉ちゃん達がそうだって言ってたし。
まぁ、クィーラも可愛い名前だから良いんだけどな。
で、何か問題ある?」
「ん?ジュダンはテイマーなのか?」
「いや?お前も知っている通り、俺は剣士だけど?
クィーラはさ?父親が何故か落ちてたっていう卵を拾ってきて、まだ仄かに温かいからこのまま温めたら産まれるのかな?って好奇心が湧いて、俺の寝てる布団に置いたらしいんだよ。で、産まれたのは実際はオウルギャングの雛だったわけだけど、ただのオウルだと思った家族が名前を考えてたところに、俺が姉ちゃん達の真似をしようとして名付けちゃった的な?
多分、雛の刷り込み?っていうヤツあるじゃん?
初めて見た俺を親だと思ったんじゃないか?って周りからは言われてる。
生まれてからずっと、俺の言うことしか聞かないからな。」
「あぁ、そう言うことなの?それはあるかもねぇ...。
テイマーじゃなくても名付けは出来るからな。
そっかそっか...でも、半年って早すぎるよなー。」
「そ。だから、マクファーレン家の末の1歳の子もその類いじゃないの?
たしか、もうすぐ2歳なんでしょ?
好きな言葉を発したら、その子を好きになって名前を欲してた獣達の名付けになっちゃったっていうヤツ。
たしか...スライムはジェリーって名前なんでしょ?
多分、見た目からゼリーって本当は言いたかったんじゃないの?」
「そっか!
言葉を発するのが楽しくて色々と単語をお話しし初めて、気に入った言葉を発してたらそれが名付けになっちゃったってことか...。
うん、あり得るな。」
うん、リーンはちょっと違う気がするけどそれでお願いしよう。
アハハ、そうだよね。
適当に言葉を発したら、それが名付けになったって人もいるんだよね。
うん、そういうことにしとこー。
*
領主の娘さんの物になるのだから、贅沢な暮らしが出来るし、ファビッツも幸せになれるだろう?
だから、早く連れてこい。」
「我が家のシラタマは、もう名付けを終えておりますので、領主の娘さんのものにはなれません...。」
領主の娘さんの物って発言が、なんだか生き物であるシラタマを貶されているみたいで嫌だなー。
シラタマはリーンの者なのに...。
「破棄すれば良い話しだろう?」
「破棄?それは無理ですよ。
お忘れですか?名付けは、一度なされるとどちらかが死ぬまで破棄されません。
まさか、シラタマの主である妹を殺して破棄させるとでも言うのでしょうか?」
リーンを殺すとか言ったら、呪ってでもアンタを殺してあげるけどね?
「あぁ......それなら、一度仮死状態にして名付けが破棄されたのを確認してから、直ぐに蘇生させれば良い。」
「クライブさんとか言いましたっけ?
貴方、まだ1歳の幼子を、あぁそうですかと納得して仮死状態にさせるとでもお思いですか?
馬鹿なの?あぁ、失礼いたしました。
馬鹿じゃなかったらこんなこと言えないか...少し言葉が荒ぶりましたね。
試しに、貴方がなってみます?仮死状態に。
あぁ、なるのは簡単ですよ?
死なない程度にきちんと調節した雷を落としますから...僕、魔法はかなり得意なんです。
だから、安心してください。
あぁ、それとも、リーノお婆さん特製の麻痺毒(凶)を使います?
即死の1歩手前までで留まれるらしいですよ?
ポーションを飲めば直ぐに蘇生されるでしょうし...多分。」
「1歳?そんなに小さいなら名付けなんて出来ないだろう?嘘をつくな!」
嘘は吐いてないけど?
リーンが名付けたのは事実だから。
てか、唾を飛ばしながら怒鳴らないでくれるかな?
汚いし、五月蠅いんだけど...リーン達がお昼寝から起きちゃったらどうしてくれるの?
寝る子は育つんだからね?
「俺、生後半年でクィーラに名付けしたんだけど?
姉ちゃん達がお姫さまにはティアラだって口々に言うから、ティアラって名付けたかったんだと思われるんだけど、多分ちゃんと発音出来てなくてクィーラになったんだろうなぁって聞かされてるんだ...まぁ、俺は覚えてないんだけどさ?
姉ちゃん達がそうだって言ってたし。
まぁ、クィーラも可愛い名前だから良いんだけどな。
で、何か問題ある?」
「ん?ジュダンはテイマーなのか?」
「いや?お前も知っている通り、俺は剣士だけど?
クィーラはさ?父親が何故か落ちてたっていう卵を拾ってきて、まだ仄かに温かいからこのまま温めたら産まれるのかな?って好奇心が湧いて、俺の寝てる布団に置いたらしいんだよ。で、産まれたのは実際はオウルギャングの雛だったわけだけど、ただのオウルだと思った家族が名前を考えてたところに、俺が姉ちゃん達の真似をしようとして名付けちゃった的な?
多分、雛の刷り込み?っていうヤツあるじゃん?
初めて見た俺を親だと思ったんじゃないか?って周りからは言われてる。
生まれてからずっと、俺の言うことしか聞かないからな。」
「あぁ、そう言うことなの?それはあるかもねぇ...。
テイマーじゃなくても名付けは出来るからな。
そっかそっか...でも、半年って早すぎるよなー。」
「そ。だから、マクファーレン家の末の1歳の子もその類いじゃないの?
たしか、もうすぐ2歳なんでしょ?
好きな言葉を発したら、その子を好きになって名前を欲してた獣達の名付けになっちゃったっていうヤツ。
たしか...スライムはジェリーって名前なんでしょ?
多分、見た目からゼリーって本当は言いたかったんじゃないの?」
「そっか!
言葉を発するのが楽しくて色々と単語をお話しし初めて、気に入った言葉を発してたらそれが名付けになっちゃったってことか...。
うん、あり得るな。」
うん、リーンはちょっと違う気がするけどそれでお願いしよう。
アハハ、そうだよね。
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うん、そういうことにしとこー。
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