20 / 182
0歳!異世界ライフ始まるよ!
帰ってきた!!父と...?!3
しおりを挟む
なんてことがありまして......約半年が経ち、我が家以外にも被害を受けた方々がいることが判明して、ゴタゴタとやってましたが、先月、やっと前ギルドマスターの罪が認められ、後任の方が決まりました。
お母さんの職場復帰は、私が産まれて半年後となっていたけど、今回の諸々の後処理やギルド統括からの配慮もあり、新しいギルドマスターが着任されてからになったのです。
ちなみに、前ギルドマスターは、
“緊急性の低い長期での討伐任務ばかりを、ギルド規約に違反するにも関わらず、もうすぐ子供の産まれる家庭に斡旋したこと”
“自分の妄想を真実だと信じ、夫・子供のいる女性の家に押し掛け、大声で喚くなどの迷惑行為をしたこと”
“ギルドマスターという地位を笠に着て、ギルド職員や所属する冒険者の女性に性的な目的で触れたり(セクハラ)したこと”
などなど、様々な事をやらかしてたので...財産の没収と犯罪奴隷落ちが確定しました。
被害者の方々には、ギルド本部より慰謝料が支払われることとなっています。
勿論、我が家にも支払われるのですが、
『ご主人が帰ってきてから話し合いの席を設けましょう。』
と、新しいギルドマスターが言われたので、まだ決まってないんですよねー。
「お父さん、家族を守るのは長男として当然だよ。
前ギルドマスターは、お母さんが対応しないと余計に酷かったから、お母さんに任せるしか無かったけど...。」
「そうね...私が対応したときは、
“野蛮人の小汚ない小娘が!!”
って言われたわ。」
「...姉さん?それ、聞いてないよ??」
「リアンナさんやアニスちゃんが言われたことに比べたら、そこまで酷くは無かったから、言わなかっただけよ。
それに、私はお父さんとお母さんの娘なのよ?
私が野蛮人の小汚ない小娘なら、野蛮だなんだと批判している冒険者のお父さんだけでなく、お母さんもそうなのだとあの人は言ったことになるでしょう??
まだ、ギルドマスターだったから、配慮してあげたのよ。」
「フローラ?貴女にも、怖い思いをさせてしまったのね...。」
フローラ姉様、...流石です。
お母さんと同じで、真っ黒クロスケですね。
可憐な容姿に比例して素晴らしい毒をお持ちのようで、安心しました。
お母さん、安心してくだい。
問題なく、貴女の子供達は強く生きて行けますよ!!
「あなた?お手伝いしてくれてるリアンナさんとアニスちゃんと、薬師のリーノおばあさんと、お医者さまのルドルフさん以外の、家族以外の人達はリーンに会わせていないわ。
まぁ、この4人とは、血は繋がらなくとも家族同然ですもの、会わせても構わないわよね。」
「あぁ、明日慰謝料についての話し合いがあるから、皆でギルドに行こうか。
ギルド職員達もリーンに会いたがってたから、お披露目を兼ねて。
リアンナさんやアニスちゃんも一緒に行くんだから、準備しておいてね。」
「「え?!私達もですか?!」」
黙々とお昼を食べていた2人の驚き方が、シンクロしていて可愛いなぁー。
ご飯を食べ終えたので、膝を降りようとしている私を器用に片腕で捕獲して、お父さんが悪戯っ子な笑みを浮かべています。
まぁ...2人が自分達は関係無いからとご飯に集中しているのを知っていて、念を押したのは良いと思うけど...そのニヤニヤ笑いはアウトだとおもいます。
悪人面してますよ。
*
お母さんの職場復帰は、私が産まれて半年後となっていたけど、今回の諸々の後処理やギルド統括からの配慮もあり、新しいギルドマスターが着任されてからになったのです。
ちなみに、前ギルドマスターは、
“緊急性の低い長期での討伐任務ばかりを、ギルド規約に違反するにも関わらず、もうすぐ子供の産まれる家庭に斡旋したこと”
“自分の妄想を真実だと信じ、夫・子供のいる女性の家に押し掛け、大声で喚くなどの迷惑行為をしたこと”
“ギルドマスターという地位を笠に着て、ギルド職員や所属する冒険者の女性に性的な目的で触れたり(セクハラ)したこと”
などなど、様々な事をやらかしてたので...財産の没収と犯罪奴隷落ちが確定しました。
被害者の方々には、ギルド本部より慰謝料が支払われることとなっています。
勿論、我が家にも支払われるのですが、
『ご主人が帰ってきてから話し合いの席を設けましょう。』
と、新しいギルドマスターが言われたので、まだ決まってないんですよねー。
「お父さん、家族を守るのは長男として当然だよ。
前ギルドマスターは、お母さんが対応しないと余計に酷かったから、お母さんに任せるしか無かったけど...。」
「そうね...私が対応したときは、
“野蛮人の小汚ない小娘が!!”
って言われたわ。」
「...姉さん?それ、聞いてないよ??」
「リアンナさんやアニスちゃんが言われたことに比べたら、そこまで酷くは無かったから、言わなかっただけよ。
それに、私はお父さんとお母さんの娘なのよ?
私が野蛮人の小汚ない小娘なら、野蛮だなんだと批判している冒険者のお父さんだけでなく、お母さんもそうなのだとあの人は言ったことになるでしょう??
まだ、ギルドマスターだったから、配慮してあげたのよ。」
「フローラ?貴女にも、怖い思いをさせてしまったのね...。」
フローラ姉様、...流石です。
お母さんと同じで、真っ黒クロスケですね。
可憐な容姿に比例して素晴らしい毒をお持ちのようで、安心しました。
お母さん、安心してくだい。
問題なく、貴女の子供達は強く生きて行けますよ!!
「あなた?お手伝いしてくれてるリアンナさんとアニスちゃんと、薬師のリーノおばあさんと、お医者さまのルドルフさん以外の、家族以外の人達はリーンに会わせていないわ。
まぁ、この4人とは、血は繋がらなくとも家族同然ですもの、会わせても構わないわよね。」
「あぁ、明日慰謝料についての話し合いがあるから、皆でギルドに行こうか。
ギルド職員達もリーンに会いたがってたから、お披露目を兼ねて。
リアンナさんやアニスちゃんも一緒に行くんだから、準備しておいてね。」
「「え?!私達もですか?!」」
黙々とお昼を食べていた2人の驚き方が、シンクロしていて可愛いなぁー。
ご飯を食べ終えたので、膝を降りようとしている私を器用に片腕で捕獲して、お父さんが悪戯っ子な笑みを浮かべています。
まぁ...2人が自分達は関係無いからとご飯に集中しているのを知っていて、念を押したのは良いと思うけど...そのニヤニヤ笑いはアウトだとおもいます。
悪人面してますよ。
*
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
867
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる