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53話 料理大会が開催されました
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アイスドラゴンの幼体を無事にデイルの料理人の下へと持っていく。
デイルでは既に様々な料理人が下準備をしていた。
「ほら持ってきたぞ」
「いやあ助かったわ!!」
「大事に扱ってくれよ。返しに行かないといけないんだから」
「分かってるって!! 任せなさい」
料理人のショートカットの女性が様々な果実を混ぜ合わせた何かを作る。
リーゴとかイーゴとか色々入っているな。
凄く美味しそうだ。
「何を作るんだ?」
「アイスさ!!」
「アイス!?」
「そうさ。その為にアイスドラゴンの息吹が必要だったのさ」
成程凍らせる為にか。
「涎は?」
「アイスドラゴンの涎は凄い旨味成分が入っているのさ。料理人として妥協は許されないからね!!」
「へえー。そうなのか」
「そうさ。出来上がったら是非食べてみてくれ」
「ああ」
ミルクや生クリーム、卵黄、砂糖などを混ぜ合わせて作っていく。
そこに大人しいアイスドラゴンの涎を数滴入れる。
そしてアイスドラゴンが息吹を吹く。
徐々に冷えていき、やがてアイスクリームが完成する。
「後でアイスドラゴンの幼体は返すさ。これは約束だからね」
「オッケーだ。俺達は料理大会開催までぶらぶらしてるよ」
「了解さね」
こうして俺達は無事にアイスドラゴンの幼体を料理人に届けることに成功した。
冒険者ギルドの椅子に座って暇つぶしをしている。
まだ厳密にはクエスト達成していないので冒険者ギルド側から報酬を受け取ることは出来ない。
「楽しみなのじゃ!! 今日は沢山食べても良いのじゃな?」
「お腹壊さない程度にな」
「分かっておるのじゃ!! 何から食べようかのう!!」
「凄いご機嫌だな」
「食は命の源なのじゃ。妾の生きがいなのじゃ!!」
「深いな」
ヴィクトリカはもうすぐ開催される料理大会が楽しみで楽しみで仕方ないという感じだ。
常にソワソワしている。
「そう言えばアイスドラゴンと戦わなかったから、防具無駄になっちゃたわね」
「まあ先行投資と思えばいいだろ。他のクエストで必要になるんだし」
「まあそうね。それにしてもデイルに人々が凄い集まって来たわね」
「料理大会は伝統文化で周辺諸国などから客が押し寄せてくるそうだ」
「結構私楽しみ」
「リアもか。俺も楽しみだ」
料理大会か。
どんな料理が出てくるのか楽しみだな。
勝敗は審査員数名によって行われるらしい。
賞金と名誉を掛けた真剣勝負だ。
「アイスドラゴン凄かったねー。私楽しかった!!」
「ナーフィはドラゴン見たことないんだな?」
「無いよー。私最近妖精の国から旅立ったばかりだからね!!」
「どんな国なんだ? 妖精の国って?」
俺の肩に止まりながら小さい指で小さい顎に手を当ててうーんと思案する。
凄く可愛いな。
愛おしくなるな。
「沢山妖精がいるよ。色々な妖精が暮らしてる。でも私にはつまらないかなー」
「外の世界を見たかったって事か?」
「そうそう。だって色々な世界を見たいじゃん。私知的好奇心旺盛だし」
「成程な」
「これからも宜しくねー、ラーク」
「ああ宜しくなナーフィ」
俺とナーフィが話していると大きな鐘の音が鳴る。
どうやら料理大会が開催されたようだ。
「これよりデイル国伝統文化料理大会を開催いたします」
国民たちや来客者達が拍手で祝福する。
開催を喜ぶ。
「審査員はそこの君と、君」
「え!? 俺!?」
「妾か!?」
「そうそこの君達が今回の料理大会の審査員だ!!」
「え、いや俺達素人だぞ?」
「素人に喜んでもらえる料理こそ至高。最高の料理だ!!」
「分かった。だが厳しく行かせてもらう」
「妾もじゃ!! 味には厳しいのじゃ!!」
いやヴィクトリカ、お前は大概何でも幸せそうに美味しく食べるだろうが。
まあ俺も高級品なんて全然食べてきてないから分からないが。
こうして料理大会は開催された。
全部で審査するのは三品。
一品目は山菜ごはん。
「うん旨い。60点」
「旨いのじゃ。75点なのじゃ」
「おおっとこれは意外な高得点!!」
味は旨いがインパクトに欠けるな。
二品目はミルクパン。
「おお旨い。甘くてしっとりしてる!! 90点だ」
「何じゃこれは!? 頬が蕩けるのじゃ!! 95点なのじゃ!!」
「おおーっと何と何とここに来て両者から90点越えが飛び出した―!!」
ミルクパンを作ったショートカットの男がどや顔でこっちを見る。
どや顔する価値はあるぞ。
そして最後の三品目。
それは俺達が苦労して手に入れたアイスドラゴンの幼体の涎と息吹を使用した食品。
アイスクリーム。
俺はスプーンで掬って一口、口に入れる。
口に入れた瞬間果実の甘みが、生クリームの濃厚な味わいが口いっぱいに広がる。
何だこれは!? 旨すぎる。
「100点だ。これ程美味しいデザートは食べたことない!!」
ヴィクトリカも夢中になって食べている。
審査員が完食してどうするんだ。
俺は内心突っ込んだ。
「旨い、旨いのじゃ。これを超えるデザートは妾は知らぬ!! 100点なのじゃ」
俺達の審査に観衆が沸き上がりどよめきだす。
そんなに旨いのかと皆涎を垂らす。
そして料理大会は遂に決着する。
「今回の勝者はアイスドラゴンを用いたアイスクリームだあああああああ」
『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』
観衆が結果発表を聞いて興奮する。
俺は全ての料理人に挨拶をして、買って帰る。
「ありがとうね。はいアイスドラゴンの幼体」
「ああ。無事に受け取った」
「一番に選んでくれてありがとうさね」
「忖度はしていない」
「嬉しいねえ!!」
アイスドラゴンが嬉しそうに鳴いている。
俺はアイスドラゴンが食べたそうに見ていたので料理人たちが作った料理を与えてみた。
すると凄く美味しそうに食べている。
どうやら懐いてくれたようだ。
「うん美味しいわね!!」
「美味しいですね!!」
「美味しい!!」
「味が深いわ!!」
「うっまあーい!!」
各々満足してくれたようだ。
料理大会終了後俺達はアイスドラゴンの下まで行って幼体を無事に返す。
「ありがとう助かった」
「いえ、うちの子供も喜んでいます!! こちらこそ感謝せねばなりませんね」
「俺はラーク。またいつか会おう」
「はい。私はライルと申します。またいつか」
「ああ」
俺達は無事にアイスドラゴンの幼体を返した。
そしてデイルの宿で買った料理を雑談しながら食べる。
「これも貰うのじゃ!!」
「おい、それは俺の!!」
「早い者勝ちなのじゃ!!」
「ちょっ、待て!!」
俺達は楽しく料理を食べる。
無事に料理大会は開催され好評のままに終幕した。
さてセーブするか。
「セーブ」
=========================
スロット1 デイルの宿
スロット2 ガリガリ氷山頂上
スロット3 空き
=========================
俺はスロット1に上書きセーブをした。
そして俺達は温泉に浸かり今日一日の疲れを取った。
金貨で温泉を貸し切りにした。
相変わらず【ホワイトアリス】のメンバーは美少女で俺を興奮させる。
大きい胸に目が行ってしまう。
「何触りたいの?」
「ち、ちげえよ」
「そう言いながら顔赤いけど!!」
「のぼせただけだ」
「ふーん!!」
リアがニヤニヤと笑って俺にくっつく。
柔らかい感触が忘れられない。
温泉から上がるとすぐにベッドで六人一緒に寝た。
正確にはナーフィも合わせて六人と一匹だが。
まあ妖精の数え方は知らないが。
「旨いのじゃあ!!」
「寝ぼけるな。それは俺だ」
「ううむ!!」
「全く」
俺はヴィクトリカの幸せそうな寝顔を見て満足した。
そして就寝する。
デイルでは既に様々な料理人が下準備をしていた。
「ほら持ってきたぞ」
「いやあ助かったわ!!」
「大事に扱ってくれよ。返しに行かないといけないんだから」
「分かってるって!! 任せなさい」
料理人のショートカットの女性が様々な果実を混ぜ合わせた何かを作る。
リーゴとかイーゴとか色々入っているな。
凄く美味しそうだ。
「何を作るんだ?」
「アイスさ!!」
「アイス!?」
「そうさ。その為にアイスドラゴンの息吹が必要だったのさ」
成程凍らせる為にか。
「涎は?」
「アイスドラゴンの涎は凄い旨味成分が入っているのさ。料理人として妥協は許されないからね!!」
「へえー。そうなのか」
「そうさ。出来上がったら是非食べてみてくれ」
「ああ」
ミルクや生クリーム、卵黄、砂糖などを混ぜ合わせて作っていく。
そこに大人しいアイスドラゴンの涎を数滴入れる。
そしてアイスドラゴンが息吹を吹く。
徐々に冷えていき、やがてアイスクリームが完成する。
「後でアイスドラゴンの幼体は返すさ。これは約束だからね」
「オッケーだ。俺達は料理大会開催までぶらぶらしてるよ」
「了解さね」
こうして俺達は無事にアイスドラゴンの幼体を料理人に届けることに成功した。
冒険者ギルドの椅子に座って暇つぶしをしている。
まだ厳密にはクエスト達成していないので冒険者ギルド側から報酬を受け取ることは出来ない。
「楽しみなのじゃ!! 今日は沢山食べても良いのじゃな?」
「お腹壊さない程度にな」
「分かっておるのじゃ!! 何から食べようかのう!!」
「凄いご機嫌だな」
「食は命の源なのじゃ。妾の生きがいなのじゃ!!」
「深いな」
ヴィクトリカはもうすぐ開催される料理大会が楽しみで楽しみで仕方ないという感じだ。
常にソワソワしている。
「そう言えばアイスドラゴンと戦わなかったから、防具無駄になっちゃたわね」
「まあ先行投資と思えばいいだろ。他のクエストで必要になるんだし」
「まあそうね。それにしてもデイルに人々が凄い集まって来たわね」
「料理大会は伝統文化で周辺諸国などから客が押し寄せてくるそうだ」
「結構私楽しみ」
「リアもか。俺も楽しみだ」
料理大会か。
どんな料理が出てくるのか楽しみだな。
勝敗は審査員数名によって行われるらしい。
賞金と名誉を掛けた真剣勝負だ。
「アイスドラゴン凄かったねー。私楽しかった!!」
「ナーフィはドラゴン見たことないんだな?」
「無いよー。私最近妖精の国から旅立ったばかりだからね!!」
「どんな国なんだ? 妖精の国って?」
俺の肩に止まりながら小さい指で小さい顎に手を当ててうーんと思案する。
凄く可愛いな。
愛おしくなるな。
「沢山妖精がいるよ。色々な妖精が暮らしてる。でも私にはつまらないかなー」
「外の世界を見たかったって事か?」
「そうそう。だって色々な世界を見たいじゃん。私知的好奇心旺盛だし」
「成程な」
「これからも宜しくねー、ラーク」
「ああ宜しくなナーフィ」
俺とナーフィが話していると大きな鐘の音が鳴る。
どうやら料理大会が開催されたようだ。
「これよりデイル国伝統文化料理大会を開催いたします」
国民たちや来客者達が拍手で祝福する。
開催を喜ぶ。
「審査員はそこの君と、君」
「え!? 俺!?」
「妾か!?」
「そうそこの君達が今回の料理大会の審査員だ!!」
「え、いや俺達素人だぞ?」
「素人に喜んでもらえる料理こそ至高。最高の料理だ!!」
「分かった。だが厳しく行かせてもらう」
「妾もじゃ!! 味には厳しいのじゃ!!」
いやヴィクトリカ、お前は大概何でも幸せそうに美味しく食べるだろうが。
まあ俺も高級品なんて全然食べてきてないから分からないが。
こうして料理大会は開催された。
全部で審査するのは三品。
一品目は山菜ごはん。
「うん旨い。60点」
「旨いのじゃ。75点なのじゃ」
「おおっとこれは意外な高得点!!」
味は旨いがインパクトに欠けるな。
二品目はミルクパン。
「おお旨い。甘くてしっとりしてる!! 90点だ」
「何じゃこれは!? 頬が蕩けるのじゃ!! 95点なのじゃ!!」
「おおーっと何と何とここに来て両者から90点越えが飛び出した―!!」
ミルクパンを作ったショートカットの男がどや顔でこっちを見る。
どや顔する価値はあるぞ。
そして最後の三品目。
それは俺達が苦労して手に入れたアイスドラゴンの幼体の涎と息吹を使用した食品。
アイスクリーム。
俺はスプーンで掬って一口、口に入れる。
口に入れた瞬間果実の甘みが、生クリームの濃厚な味わいが口いっぱいに広がる。
何だこれは!? 旨すぎる。
「100点だ。これ程美味しいデザートは食べたことない!!」
ヴィクトリカも夢中になって食べている。
審査員が完食してどうするんだ。
俺は内心突っ込んだ。
「旨い、旨いのじゃ。これを超えるデザートは妾は知らぬ!! 100点なのじゃ」
俺達の審査に観衆が沸き上がりどよめきだす。
そんなに旨いのかと皆涎を垂らす。
そして料理大会は遂に決着する。
「今回の勝者はアイスドラゴンを用いたアイスクリームだあああああああ」
『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』
観衆が結果発表を聞いて興奮する。
俺は全ての料理人に挨拶をして、買って帰る。
「ありがとうね。はいアイスドラゴンの幼体」
「ああ。無事に受け取った」
「一番に選んでくれてありがとうさね」
「忖度はしていない」
「嬉しいねえ!!」
アイスドラゴンが嬉しそうに鳴いている。
俺はアイスドラゴンが食べたそうに見ていたので料理人たちが作った料理を与えてみた。
すると凄く美味しそうに食べている。
どうやら懐いてくれたようだ。
「うん美味しいわね!!」
「美味しいですね!!」
「美味しい!!」
「味が深いわ!!」
「うっまあーい!!」
各々満足してくれたようだ。
料理大会終了後俺達はアイスドラゴンの下まで行って幼体を無事に返す。
「ありがとう助かった」
「いえ、うちの子供も喜んでいます!! こちらこそ感謝せねばなりませんね」
「俺はラーク。またいつか会おう」
「はい。私はライルと申します。またいつか」
「ああ」
俺達は無事にアイスドラゴンの幼体を返した。
そしてデイルの宿で買った料理を雑談しながら食べる。
「これも貰うのじゃ!!」
「おい、それは俺の!!」
「早い者勝ちなのじゃ!!」
「ちょっ、待て!!」
俺達は楽しく料理を食べる。
無事に料理大会は開催され好評のままに終幕した。
さてセーブするか。
「セーブ」
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スロット1 デイルの宿
スロット2 ガリガリ氷山頂上
スロット3 空き
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俺はスロット1に上書きセーブをした。
そして俺達は温泉に浸かり今日一日の疲れを取った。
金貨で温泉を貸し切りにした。
相変わらず【ホワイトアリス】のメンバーは美少女で俺を興奮させる。
大きい胸に目が行ってしまう。
「何触りたいの?」
「ち、ちげえよ」
「そう言いながら顔赤いけど!!」
「のぼせただけだ」
「ふーん!!」
リアがニヤニヤと笑って俺にくっつく。
柔らかい感触が忘れられない。
温泉から上がるとすぐにベッドで六人一緒に寝た。
正確にはナーフィも合わせて六人と一匹だが。
まあ妖精の数え方は知らないが。
「旨いのじゃあ!!」
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