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54話 デビルメイデン揉める
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【デビルメイデン】がBランクに降格した。
バレッド達は現在食堂でいつもより貧しい食事で談合している。
豪華な食事を頼む資金源など残されていないからだ。
「クソが。何で俺達がBランクなんかに!!」
バレッドはお酒を飲んでその飲んでいるジョッキをテーブルに叩きつけた。
その音が食堂にいる者達の注目を集めた。
「ああっ!! 何こっち見てやがるんだ!!」
バレッドの威嚇した言葉に他の冒険者たちは見て見ぬふりをした。
だが内心邪魔な客、哀れな客だと見下していた。
「ちょっと落ち着いたらどうですか?」
「ああっ!! イルーン、なんか俺に文句あるのか? ああっ!!」
「自暴自棄になっては余計惨めです!!」
「誰に文句言ってやがる!! 犯してやろうか、ああっ!!」
「お酒に吞まれるのやめてください!!」
二人が激しく口論する。
二人とも凄く苛立っていた。
バレッドもイルーンもプライドの塊みたいな存在だ。
今の惨めな自分たちを見て納得できる筈はない。
「お前金遣いが荒いんだよ。買い物ばっかりしやがって!!」
「バレッドこそ女遊びに、高い酒ばかり飲んで。お金遣いが荒いのはそっちじゃないですか!!」
「何だと!? そもそもお前なんて大した役に立ってねえだろうが!!」
「な!? ヒーラーいなくなったらこのパーティー終わりですよ!!」
どちらも一歩も譲らない。
まあ当然だろう、プライドの塊なんだから。
しかし客観的に見ると非常に醜い争いである。
同レベルであることが伺える。
「ちょっとその辺にしてやめましょう!! また明日から頑張ればいいじゃない。私達なら直ぐにSランクに昇格できるわ」
金髪で細身で傲慢なエレノアが喧嘩の仲裁に入った。
バレッドとイルーンは一旦椅子に座る。
「そうだね。僕達なら直ぐにSランクに昇格できるさ。今は悪夢を見ているんだよ!!」
細身で白銀の髪の傲慢な男のヴランが上品ぶって言う。
つい先日も女遊びでお金を浪費したヴランには説得力の欠片もないが他のメンバーも説得力が無いので誰も文句は言えない。
「私達は早急にSランクへと昇格しなければならない。何故なら私の実験のお金が尽き始めているからだ!!」
金髪の狂気じみた人物のローマルがテーブルを叩き言葉を口にした。
バレッドはグイっとジョッキに残っているお酒を飲み干して全員に向かって口を開く。
「ちいっ、さっさとSランクに上がるぞ。俺達の実力はこの世で最も上だ!!」
酔っぱらったバレッドが大声で言う。
それに全員が同調する。
「分かりました。さっさとSランクに昇格しましょう!!」
イルーンも渋々納得した様子で言葉を口にした。
【デビルメイデン】は不協和音に陥っていた。
そしてそれでも自分たちの実力を過信し他者を見下している。
もうどうしようもない所まで落ちていくだけの転落人生なのに、どこか彼らは楽観視していた。
「そう言えば最近ホワイトアリスってパーティーが凄い躍進しているのよね!!」
「そうそう。ホワイトアリスまだBランクなのに魔獣倒したりランシード王国で英雄になったりしてるらしいよ!!」
「そのうちAランクに上がって来るよね。私達もうかうかしてられないよね!!」
「そうそう頑張らないと!!」
バレッド達の横のテーブルに来た少女達冒険者が【ホワイトアリス】というパーティーを口に出して称賛する。
バレッド達はそれを聞いて苛立った。
「どこのパーティーか知らないが調子に乗りやがって。どうせろくでもないメンバーの集まりだろ!! すぐに転落するさ!!」
「全くね。そんなどこの馬の骨とも分からないパーティーなんて私達の目じゃないわ!!」
「そうだね。僕たちはデビルメイデン。先ず名前からしてホワイトアリスなんてダサいよ!!」
「そうですね。私達の方が優秀です。全く第三者は分かっていませんね。私たちの実力を!!」
「全くだ。私達は超優秀だからね。特にこの私は!!」
【デビルメイデン】のメンバーであるバレッド達は全員で【ホワイトアリス】をこき下ろす。
だがバレッド達は知らない。そのこき下ろしている【ホワイトアリス】にはラークが所属していることを。
そしてこれからどんどん有名になっていく事を。
まさか数ヶ月後に泣きつき土下座する羽目になる事を。
まだバレッド達は知らない。
バレッド達は現在食堂でいつもより貧しい食事で談合している。
豪華な食事を頼む資金源など残されていないからだ。
「クソが。何で俺達がBランクなんかに!!」
バレッドはお酒を飲んでその飲んでいるジョッキをテーブルに叩きつけた。
その音が食堂にいる者達の注目を集めた。
「ああっ!! 何こっち見てやがるんだ!!」
バレッドの威嚇した言葉に他の冒険者たちは見て見ぬふりをした。
だが内心邪魔な客、哀れな客だと見下していた。
「ちょっと落ち着いたらどうですか?」
「ああっ!! イルーン、なんか俺に文句あるのか? ああっ!!」
「自暴自棄になっては余計惨めです!!」
「誰に文句言ってやがる!! 犯してやろうか、ああっ!!」
「お酒に吞まれるのやめてください!!」
二人が激しく口論する。
二人とも凄く苛立っていた。
バレッドもイルーンもプライドの塊みたいな存在だ。
今の惨めな自分たちを見て納得できる筈はない。
「お前金遣いが荒いんだよ。買い物ばっかりしやがって!!」
「バレッドこそ女遊びに、高い酒ばかり飲んで。お金遣いが荒いのはそっちじゃないですか!!」
「何だと!? そもそもお前なんて大した役に立ってねえだろうが!!」
「な!? ヒーラーいなくなったらこのパーティー終わりですよ!!」
どちらも一歩も譲らない。
まあ当然だろう、プライドの塊なんだから。
しかし客観的に見ると非常に醜い争いである。
同レベルであることが伺える。
「ちょっとその辺にしてやめましょう!! また明日から頑張ればいいじゃない。私達なら直ぐにSランクに昇格できるわ」
金髪で細身で傲慢なエレノアが喧嘩の仲裁に入った。
バレッドとイルーンは一旦椅子に座る。
「そうだね。僕達なら直ぐにSランクに昇格できるさ。今は悪夢を見ているんだよ!!」
細身で白銀の髪の傲慢な男のヴランが上品ぶって言う。
つい先日も女遊びでお金を浪費したヴランには説得力の欠片もないが他のメンバーも説得力が無いので誰も文句は言えない。
「私達は早急にSランクへと昇格しなければならない。何故なら私の実験のお金が尽き始めているからだ!!」
金髪の狂気じみた人物のローマルがテーブルを叩き言葉を口にした。
バレッドはグイっとジョッキに残っているお酒を飲み干して全員に向かって口を開く。
「ちいっ、さっさとSランクに上がるぞ。俺達の実力はこの世で最も上だ!!」
酔っぱらったバレッドが大声で言う。
それに全員が同調する。
「分かりました。さっさとSランクに昇格しましょう!!」
イルーンも渋々納得した様子で言葉を口にした。
【デビルメイデン】は不協和音に陥っていた。
そしてそれでも自分たちの実力を過信し他者を見下している。
もうどうしようもない所まで落ちていくだけの転落人生なのに、どこか彼らは楽観視していた。
「そう言えば最近ホワイトアリスってパーティーが凄い躍進しているのよね!!」
「そうそう。ホワイトアリスまだBランクなのに魔獣倒したりランシード王国で英雄になったりしてるらしいよ!!」
「そのうちAランクに上がって来るよね。私達もうかうかしてられないよね!!」
「そうそう頑張らないと!!」
バレッド達の横のテーブルに来た少女達冒険者が【ホワイトアリス】というパーティーを口に出して称賛する。
バレッド達はそれを聞いて苛立った。
「どこのパーティーか知らないが調子に乗りやがって。どうせろくでもないメンバーの集まりだろ!! すぐに転落するさ!!」
「全くね。そんなどこの馬の骨とも分からないパーティーなんて私達の目じゃないわ!!」
「そうだね。僕たちはデビルメイデン。先ず名前からしてホワイトアリスなんてダサいよ!!」
「そうですね。私達の方が優秀です。全く第三者は分かっていませんね。私たちの実力を!!」
「全くだ。私達は超優秀だからね。特にこの私は!!」
【デビルメイデン】のメンバーであるバレッド達は全員で【ホワイトアリス】をこき下ろす。
だがバレッド達は知らない。そのこき下ろしている【ホワイトアリス】にはラークが所属していることを。
そしてこれからどんどん有名になっていく事を。
まさか数ヶ月後に泣きつき土下座する羽目になる事を。
まだバレッド達は知らない。
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