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1章
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しおりを挟むそれにしてもなんて天気の良い日だ。
こんな所に飛ばされて雨だったんじゃあたまらん。晴れてラッキーですわ。
とりあえず三角座りでほげーっと空を見上げていた。
見上げながら三つ編みをして束ねる。ほんの少しだけ雲があってゆっくり流れてる。
青い空だけ見れば、私が住んでいる世界となんら変わらない。
ここで、ぼーっとしててもどうしようもないけども、あまりにも平和な空で動く気にならなかった。
パカッパカッ
馬の足音ぽいな。と言っても実際に馬がはしいてるところをみたことないのでテレビや映画で聞こえるような
馬が走る音に聞こえる。でも、ここでは動物が違うから馬ではないのか。
ここじゃ馬じゃなくってなんだろうと振り返って目を凝らしみて見ると
とっても人相の悪いおじさん達が5,6人来るじゃないですか。
『おねえちゃん、逃げて。あの人たち怖い人たちなの!!』
動物が私に向かって叫んだ。怖い人ならばとりあえず逃げよう。
「わかった!!ありがとう!!」
こっそりとお礼を述べて横たえてあった自転車にまたがり竹刀とバックを担いで一目散に逃げる。
日本と違って、土と砂利でガタガタになって運転しづらい。
しかも、微妙に上がり坂になっていた。毎日、自転車運転してるけど流石に太ももが辛い。
しかもどんどん距離が縮まってきてる。馬の足音に聞こえたものは大きな嘴に皮の紐がかけられ
体が馬に近いけどもっとゴツい。足がぶっとい。なのに凄く早いもんだから
おじさんが私からほんの数十メートルの距離まできていた。
「あの娘だ!あいつらより先にとらえよ!!」
むむ。彼らの言葉がわかるのはありがたいけど、なんだかやばそう。
追いかけられたら逃げたくなる、これ普通だよね。しかもどうみても怖そうなおじさん。
服は黒い上下であまり綺麗とは思えない。ということは上品な方々ではないよね。
兎に角逃げるしかない。今は必死にペダルを漕いで距離を少しでも離さないと!
しかし、私の努力は報われず彼らの一人に腕をつかまれ自転車を止められた。
それと同時に動物から降りて力尽くで自転車から降ろされた。
やばい。とりあえず、竹刀で。
相手はどう見ても刀を腰にさしてたけど、時間稼ぎは出来るでしょ。
引きづられそうになるのを合気道の技で返し一人を投げ飛ばす。そしてやつらとの距離をとる。
驚くおじさんたち。
まさか、私がやり返すとは思ってなかったらしい。
こんな時、武道を叩き込んでくれた両親に感謝。やっぱり女子は護身術必要よね。
とと、それどころじゃないって。
「インハイ優勝者をばかにすんなよ」
つぶやきながら彼らを相手する。どうみても真剣だけど構えに隙がありすぎ。
うん、これなら決勝の相手のほうが強いとみた。
大きな彼女は隙がなかった。だけどこの人は自己流だよね。
ひとり、ひとりと攻撃をかわしながら突きや、胴を思いっきり当て倒す。
練習用の竹刀は私の手にしっかり馴染む。刀と当たった時は折れるかと思ったけど
擦り上げて刀を払った。その後の胴があまりにも綺麗に決まったため、気を失ってた。
ジャージでよかったさ。ほんと。スカートでこれはできないな。
全員倒したところで竹刀で支えるように仁王立ちになった。あ、竹刀を土につけちゃダメか。
慌てて持ち替えて皆が倒れて動いてないことを目で確認した。
試合後でしかもおっさん6人あいてはきつい。連続掛かり稽古と言われる練習方法があるけども
あれに近い。男子の先輩にあれをやってもらったらしばらく動けないし、吐き気がたまらん。
はぁ。と汗をぬぐいながら座り込んだその時、
また馬らしきものの足音が聞こえた。私が立っているところからは木や、森など遮るものはなく
地平線がはっきり見える丘の上で下の方から足音が聞こえるがまだ姿が見えない。
勘弁してよ~。
乙女にそんなに戦わせてどうすんのよ~。異世界転生ものってこんなに大変なの?本とか漫画じゃ
もうちょっとましな待遇されてない?
流石に力尽きて私は足元にへたり込み倒れてしまった。今日、二度目の気を失った。
気を失った少女の元に2人の青年が降り立つ。
西洋の中世期みたいな服装で白いマントの下には襟が詰まった軍服らしきものを着ている。
先程の男性たちとは違って身なりも綺麗で清潔なものだった。
ひとりは銀髪で青い目をしている。
もうひとりは赤毛で金色の目をしていた。
赤毛の青年はひなたのそばに駆け寄り膝間付いた。そして銀髪の青年を見上げた。
「ロン様、この娘でしょうか?」
「多分、予言どおりだとそうだろうな。黒髪だし」
「でも、スターターの人間をひとりで・・・・」
「予言の娘は動物と話しができると言う。彼らに助けてもらったのではないか?」
「それにしても奇妙な服装で。これが異世界の服なんでしょうか」
「うむ。とりあえず、周りのものもろとも城に運ぼう。話しはそれからだ。」
などど、頭もとでこんな会話を交わしていたとは知らず、私は夢の中にいた。
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