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【1】-ザジー教団のジャイラダと呪霊箱-
■02■
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木箱に置かれた"呪霊箱"は、より一層怪しい輝きを増し、ゆっくりと花開く様に開く。
開いた隙間から、金色の怪しい光が煙の様に立ち上る。
そうして、"呪霊箱"は木箱の上で開き中身を露わにした、中は簡素な祭壇のようだ。
その前に捕虜の男は引き摺り出される。
後頭部の髪を鷲掴みされ、強引に顔を上げさせられた。
そして、その喉元に太刀が当てられる。
手下達はまるで家畜でも屠る様に、冷静にその捕虜の首を切り裂く。
ぷっつりと喉元の表皮が弾け、するりっと刃が肉を切る。
刃が滑る様に動き、捕虜の喉は水が入った袋を切った様に血が噴き出す。
絶命の叫びを上げたくても、喉を切られて声が出せない。
呻きつつ捕虜は、力なく前のめりに倒れ、死を実感した。
すると、彼の目の前に鎮座していた"呪霊箱"から、ゆらりっと光が伸びる。
触手の様に伸びた光は、死にゆく捕虜に触れた。
すると、蛍の様に輝く明るい光の玉が、捕虜の身体から抜け出る。
捕虜の老人から引き出した光の球、それを光の触手はうねうねと蠢きながら、"呪霊箱"へと取り込む。
「次っ!!さっさと片付けちまいなっ!!」
ジャイラダは急かす様に手下達へ下知を飛ばす。
「お頭~っ、女は止めましょうぜーっ♪」
手下の一人がイヤらしい笑みを浮かべて、ジャイラダへ進言する。
それを聞いたジャイラダは、しばらく考えた後、無言で頷いた。
「ひぃっ!?いやぁぁぁっ!!」
悲鳴を上げる捕虜の女を列から引き抜き、手下はニタリと笑みをこぼす。
その間にも、次の捕虜が引き出されて、作業的に処刑されて行く。
「ジャイラダ様ーっ!!」
大声をあげつつ、手下の一人が駆け込んで来た。
そのまま、転がる様に彼女の前へ飛び出す。
彼は偵察隊からの伝令だ。
「い、居ましたっ!居ましたよ…っ!!」
「カーティク商会の旅団がっ!!」
「1クローシャ(約3.6km)先ですっ!!」
「本当かいっ!?」
ジャイラダは身を乗り出して声を上げた。
「よしっ!!お前は、このままルドラ達の所まで走りなっ!!」
「ルドラ達に合流する様に知らせるんだっ!!」
「他の奴等はアタシと一緒に行くよっ!!」
「さっさと、他の捕虜も締めちまいなっ!!」
ジャイラダは立ち上がると、腰に帯刀している幅広剣の位置を正す。
一斉に手下達は騒然と動き始め、出撃の準備を開始する。
「サンジェイっ!!女は諦めなっ!!足手まといだっ!!」
先程、女捕虜の助命を嘆願した手下へ、ジャイラダは言い放つ。
「ええーっ!!そんなぁ~っ!!」
サンジェイと呼ばれた手下は、残念そうに声を上げた。
「これから、大仕事なんだよっ!!」
「女なんか連れて闘える訳ないだろっ!!」
ジャイラダはズカズカと歩き、サンジェイへ近づく。
そして、彼が大切そうに抱きかかえた女をむしり取った。
流れる様にジャイラダは幅広剣を抜き、試し切りでもするような所作で女の頭を勝ち割る。
どかんっと女捕虜の頭は砕け、そのまま地面へと突っ伏した。
地面に血と脳漿がこぼれ出し、"呪霊箱"から光の触手がそろりっと伸びる。
そして、彼女の遺骸から輝く光球を引き出して、"呪霊箱"へと取り込んだ。
「行くよっ!!さっさと準備しなっ!!」
「こいつは大事な戦なんだっ!!」
切り伏せた相手を一瞥もせず、ジャイラダはその場を離れると"呪霊箱"を持った。
今夜の楽しみを奪われたサンジェイは、やれやれと言った表情を浮かべる。
だが、すぐに気持ちを切り替えると、進軍を始めた隊列へと加わった。
開いた隙間から、金色の怪しい光が煙の様に立ち上る。
そうして、"呪霊箱"は木箱の上で開き中身を露わにした、中は簡素な祭壇のようだ。
その前に捕虜の男は引き摺り出される。
後頭部の髪を鷲掴みされ、強引に顔を上げさせられた。
そして、その喉元に太刀が当てられる。
手下達はまるで家畜でも屠る様に、冷静にその捕虜の首を切り裂く。
ぷっつりと喉元の表皮が弾け、するりっと刃が肉を切る。
刃が滑る様に動き、捕虜の喉は水が入った袋を切った様に血が噴き出す。
絶命の叫びを上げたくても、喉を切られて声が出せない。
呻きつつ捕虜は、力なく前のめりに倒れ、死を実感した。
すると、彼の目の前に鎮座していた"呪霊箱"から、ゆらりっと光が伸びる。
触手の様に伸びた光は、死にゆく捕虜に触れた。
すると、蛍の様に輝く明るい光の玉が、捕虜の身体から抜け出る。
捕虜の老人から引き出した光の球、それを光の触手はうねうねと蠢きながら、"呪霊箱"へと取り込む。
「次っ!!さっさと片付けちまいなっ!!」
ジャイラダは急かす様に手下達へ下知を飛ばす。
「お頭~っ、女は止めましょうぜーっ♪」
手下の一人がイヤらしい笑みを浮かべて、ジャイラダへ進言する。
それを聞いたジャイラダは、しばらく考えた後、無言で頷いた。
「ひぃっ!?いやぁぁぁっ!!」
悲鳴を上げる捕虜の女を列から引き抜き、手下はニタリと笑みをこぼす。
その間にも、次の捕虜が引き出されて、作業的に処刑されて行く。
「ジャイラダ様ーっ!!」
大声をあげつつ、手下の一人が駆け込んで来た。
そのまま、転がる様に彼女の前へ飛び出す。
彼は偵察隊からの伝令だ。
「い、居ましたっ!居ましたよ…っ!!」
「カーティク商会の旅団がっ!!」
「1クローシャ(約3.6km)先ですっ!!」
「本当かいっ!?」
ジャイラダは身を乗り出して声を上げた。
「よしっ!!お前は、このままルドラ達の所まで走りなっ!!」
「ルドラ達に合流する様に知らせるんだっ!!」
「他の奴等はアタシと一緒に行くよっ!!」
「さっさと、他の捕虜も締めちまいなっ!!」
ジャイラダは立ち上がると、腰に帯刀している幅広剣の位置を正す。
一斉に手下達は騒然と動き始め、出撃の準備を開始する。
「サンジェイっ!!女は諦めなっ!!足手まといだっ!!」
先程、女捕虜の助命を嘆願した手下へ、ジャイラダは言い放つ。
「ええーっ!!そんなぁ~っ!!」
サンジェイと呼ばれた手下は、残念そうに声を上げた。
「これから、大仕事なんだよっ!!」
「女なんか連れて闘える訳ないだろっ!!」
ジャイラダはズカズカと歩き、サンジェイへ近づく。
そして、彼が大切そうに抱きかかえた女をむしり取った。
流れる様にジャイラダは幅広剣を抜き、試し切りでもするような所作で女の頭を勝ち割る。
どかんっと女捕虜の頭は砕け、そのまま地面へと突っ伏した。
地面に血と脳漿がこぼれ出し、"呪霊箱"から光の触手がそろりっと伸びる。
そして、彼女の遺骸から輝く光球を引き出して、"呪霊箱"へと取り込んだ。
「行くよっ!!さっさと準備しなっ!!」
「こいつは大事な戦なんだっ!!」
切り伏せた相手を一瞥もせず、ジャイラダはその場を離れると"呪霊箱"を持った。
今夜の楽しみを奪われたサンジェイは、やれやれと言った表情を浮かべる。
だが、すぐに気持ちを切り替えると、進軍を始めた隊列へと加わった。
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