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【03】
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アキヒロは街中を小走りで歩いていた。
速足で歩く彼の胸中は、熱い感覚が駆け巡っていて興奮している。
"まさか…、あのアプリが本物だったなんて…っ!!"
あのアプリをアキヒロは、何の気なしに母親へ使ってみた。
忙しそうに家事をしていた母親へ、アプリの画面を見せて見る。
"母さん、コンビニ行ってアイス買ってきてっ。"
"あ、俺用にハーゲンダッツを3個ね。"
すると、母親は家事を中断し、そのままふらりっと外出してしまった。
そして、帰宅した母親はアキヒロに言われた通り、ハーゲンダッツアイスを3個購入して来た。
"本当に…、本当に催眠をかけて、相手を自由に出来る…っ!!"
手渡されたアイスを手にアキヒロは興奮して、その場で何度もジャンプした。
"もし、これをカスミに使ったら…"
"あの女を自分の好きに出来る…?"
"俺を恋人だと認識させて、妄想していた行為を実際に…っ!!"
アキヒロの興奮した脳裏で火花が飛び散り、腹の底から熱く燃える様な感情が轟々と噴き上がる。
"だが、一体どこまで出来るのだろう…?"
"デートは出来る…?…と、思う…"
"じゃ、じゃあ…、エッチは…?"
"催眠画面を見せるのは、難しくないだろう…"
"でも、その先…、もし、命令するのに失敗したら?"
"ぶっつけ本番だと失敗するかも…"
アキヒロは、実行計画について熟考を重ねた。
"内容は…これでヨシッ"
"でも、やっぱりぶっつけ本番は難しいなぁ~…"
"まずは、これで上手くいくかテストしてみたいケド…"
カスミにコレを仕掛けても、失敗したら元も子もない。
"誰か丁度良いテスト相手がいないかなぁ~"
アキヒロは腕を組み、テストしても良いと思える相手を思案する。
"…あーっ♪結希はどうだろう…?"
"そうだっ★そうだ☆ 何で思い出さなかったんだっ、彼女なら適任だっ♪"
アキヒロはスマホだけを持ち、結希の自宅へと向かった。
結希はアキヒロの近所に住む幼馴染だ。
アキヒロの自宅から5分と離れてない所に住んでいる。
前は学校だけでなく放課後にも遊んでいた。
"彼女は不登校だから、催眠に失敗しても他にバレる事もない。"
"もし結希自身に催眠がバレても、何とかうまく言い訳すれば大事にはならない気がするっ☆"
"最悪、お前が好きだったとか言えば、問題ナイしょっ♪"
突然現れた幼馴染に困惑した様子の結希だったが、アキヒロは口八丁手八丁で結希の家へと上がり込んだ。
手際よく、結希以外の家族が不在なのを確かめた。
家族といっても、結希の家は早くに離婚してシングルマザーで生活している。
片親で一人っ子、この家族構成も催眠実験が失敗した場合でも、上手く相手を誤魔化せられる気がしていた。
速足で歩く彼の胸中は、熱い感覚が駆け巡っていて興奮している。
"まさか…、あのアプリが本物だったなんて…っ!!"
あのアプリをアキヒロは、何の気なしに母親へ使ってみた。
忙しそうに家事をしていた母親へ、アプリの画面を見せて見る。
"母さん、コンビニ行ってアイス買ってきてっ。"
"あ、俺用にハーゲンダッツを3個ね。"
すると、母親は家事を中断し、そのままふらりっと外出してしまった。
そして、帰宅した母親はアキヒロに言われた通り、ハーゲンダッツアイスを3個購入して来た。
"本当に…、本当に催眠をかけて、相手を自由に出来る…っ!!"
手渡されたアイスを手にアキヒロは興奮して、その場で何度もジャンプした。
"もし、これをカスミに使ったら…"
"あの女を自分の好きに出来る…?"
"俺を恋人だと認識させて、妄想していた行為を実際に…っ!!"
アキヒロの興奮した脳裏で火花が飛び散り、腹の底から熱く燃える様な感情が轟々と噴き上がる。
"だが、一体どこまで出来るのだろう…?"
"デートは出来る…?…と、思う…"
"じゃ、じゃあ…、エッチは…?"
"催眠画面を見せるのは、難しくないだろう…"
"でも、その先…、もし、命令するのに失敗したら?"
"ぶっつけ本番だと失敗するかも…"
アキヒロは、実行計画について熟考を重ねた。
"内容は…これでヨシッ"
"でも、やっぱりぶっつけ本番は難しいなぁ~…"
"まずは、これで上手くいくかテストしてみたいケド…"
カスミにコレを仕掛けても、失敗したら元も子もない。
"誰か丁度良いテスト相手がいないかなぁ~"
アキヒロは腕を組み、テストしても良いと思える相手を思案する。
"…あーっ♪結希はどうだろう…?"
"そうだっ★そうだ☆ 何で思い出さなかったんだっ、彼女なら適任だっ♪"
アキヒロはスマホだけを持ち、結希の自宅へと向かった。
結希はアキヒロの近所に住む幼馴染だ。
アキヒロの自宅から5分と離れてない所に住んでいる。
前は学校だけでなく放課後にも遊んでいた。
"彼女は不登校だから、催眠に失敗しても他にバレる事もない。"
"もし結希自身に催眠がバレても、何とかうまく言い訳すれば大事にはならない気がするっ☆"
"最悪、お前が好きだったとか言えば、問題ナイしょっ♪"
突然現れた幼馴染に困惑した様子の結希だったが、アキヒロは口八丁手八丁で結希の家へと上がり込んだ。
手際よく、結希以外の家族が不在なのを確かめた。
家族といっても、結希の家は早くに離婚してシングルマザーで生活している。
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