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巣屈にて
3P
しおりを挟む「あんた、屋上にもいたでしょ?ノルはよく拷問であんなことするの?」
「まさか。女相手ならたまに遭遇しちまったことがあるが、あれは身内の女だったしな。拷問ではアンタが初めてなんじゃないか?」
つまり、今のノルはかなりの変態と。あれ、違う?
「それにあんた、その……男のくせにスゲー綺麗だし、ソソられちまうんだよなぁ。あんたが総長に掘られてんの見てたら、ヤバかった」
この男、屋上で見てて欲情しちゃったらしい。今も、思い出したのか頬を赤く染めてモジモジしてるわ。
それにしても、男の相手が初めてだなんて思えないくらい慣れてた気がするんだけど。女で場数を踏みまくっちゃってるから?
「ふぅん。そんなにアタシが魅力的だったぁ?そうねぇ、もしも7年前のことを教えてくれるんならぁ……1回くらいはヤらせてあげてもいいけど?」
自分の容姿が綺麗だってことはわかってる、それなりに努力してるんだもの。でもここまで男を魅了できるなんて。
起き上がり、冗談のつもりでコートの裾を捲り自慢の脚を晒す。女が男を誘惑するようにコートの襟を大きくはだけ、熱っぽく見つめてみる。
男はギョッと目を見開いて、ゴクッと喉を鳴らした。おや、効果テキメン?
男の視線はアタシの傷だらけの脚と、胸元、それからつねられて赤くなっている乳首へと移っていった。
さすがに隣の寡黙男が黙っていない。頭をバシンッ!と叩いて「惑わされるな、馬鹿」と睨む。チッ。
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