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準備体操よーい
7P
しおりを挟む深呼吸を繰り返し呼吸を整えると指を抜いて、シャワーを手に取る。起き上がると、シオンが激しく咳き込んだ。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ!うっ、ゴッホゴホッ!はーっ、はーっ……あ、あんたなぁ……っ!」
酷く苦しそう。かなり怒っている。あぁー……そうか。俺が覆いかぶさっていたから、顔を上げられなくて俺のを飲んで、さらにそのままだったから危うく窒息死するところだったと。
口の端から白い液を垂らしてギンッと睨んできたシオン。ほんっとごめんなさい。
俺の手からシャワーを奪い取ってバシャッ!と正面から顔にかけられても、返す言葉もございません。あえて言うなら、シオンが俺の竿を咥えて腰を振っていたのが悪い。
なんて本当に言えば口をきいてもらえなくなるので。ただ「ごめん」と抱きしめる。
それで許してくれるんだよなぁ、シオンは。元々飲んでくれるつもりだったんでしょ?「不味いもん飲ませんなよ」とかぼやきながらも抱き返してくれる。
あぁ可愛い。
「悠一さーん?あなたの息子さんはお元気ですねー」
「棒読みヤメテ。しょうがないでしょ、シオンがあまりにも可愛いんだから。俺の息子は正直な――ブッ!」
笑顔をひきつらせたシオンがシャワーを俺の顔に向ける。あぁ、嬉しいくせに。シオンは素直じゃないなぁ。
それからお互いの体についた液やら泡やらを流して、やっと脱衣所に出る。のぼせる寸前だったな。温度差にブルッと体を震わせるシオンに、バスタオルを羽織らせる。
自分で体を拭いてもらっている間に俺がドライヤーで髪を乾かしてやる。
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