214 / 756
寿司パーティーと侵略者
11P
しおりを挟む…………とりあえずわかったのはこのオッサンが“ドクトル”ってことと、皆からものすっごい嫌われているってこと。
“ドクトル”って人が擬人化種専門の医者でその腕前は天才、けどとんでもない性癖の持ち主だっていうのは悠一から聞いたことがある。
ゲイで属性はネコとタチの両方。もはや病気、犯罪級の変態で、誰かれ構わず男なら抱くし抱かれる。すぐに触ってくるし、それに噛みついてくる。
大変危険な奴だからって、悠一は俺が大怪我をしてもドクトルには見せなかったんだってさ。
まぁ、納得した。俺もこの街にある危険地帯の噂は知ってる。香さんが言うようなおぞましい場所だが、それでもドクトルはニヤァと恍惚。
うっ、目が合った。鮮やかな紫色の目が俺を捕らえて「会いたかった、かも」と笑う。また、悪寒が走った。
「のうドクトルよ。今回おぬしは、わしらの邪魔をしたり助けてくれたり邪魔をしたり良いことを言ったり邪魔をしたり邪魔をしたり邪魔をしたり……」
「そ、そんなに邪魔してないよねぇ、たぶんっ!?どっちかというと命がけで守ったと、ぐえっ!」
「そうじゃったかのう?よいわ。とにかく、おぬしはシオン君達とは一切関わっておらぬ。この集まりはシオン君から感謝のお礼。おぬしが呼ばれぬのは至極当然のことじゃ」
「そんなこと言ったらさぁ、小鳥ちゃんだって直接子猫ちゃんとの関わりはないんでしょー、たぶん?新入りの子猫ちゃんが大怪我したって聞いたから待ってたのに、たぶん。でも来ないしさぁ」
「私は、香さんからの紹介ッスから。特別枠です。それに、香さんの秘書ということで存在は明かされていますので」
「なにそれ酷い、かも。吾輩だって子猫ちゃんとお近づきになりたーい!お寿司たべたーい!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
野球部のマネージャーの僕
守 秀斗
BL
僕は高校の野球部のマネージャーをしている。そして、お目当ては島谷先輩。でも、告白しようか迷っていたところ、ある日、他の部員の石川先輩に押し倒されてしまったんだけど……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる