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6.元聖女は魔法都市でエルフに会いました。
第145話
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明日の朝には魔法都市に向かって出発予定です……!
ということで、私は荷物をまとめています。
この街にはまた戻ってくるつもりですが、女将さんは私の部屋をそのまま残しておいてくれていて、必要なものは置いておいていいよって言ってくれました。ありがたいです。
荷物がまとまったら、夜は教会でナターシャさんたち家族とご飯を食べます。
「お姉ちゃん、もどってきたんだ!」
「ひさしぶり!」
ステファンとライガと教会に行くと、扉を開けた瞬間、ふわふわした耳を揺らして子どもたちが飛び出してきました。
「わぁぁ、お久しぶりです……!」
頬を最大限に緩ませて挨拶すると、小さい子たちの後ろから、ノアくん、マナちゃん、ガイくんが現れました。マナちゃんは、私があげた服を着てくれてて、髪の毛も前にやってあげたみたいに編み込んでくれてました。
「レイラ、何だよ、家出なんかして。ガキかよ」
ノアくんは口を尖らせてそう言いました。
――家出というわけじゃ、なかったんですけどね……。
私はぺこっと頭を下げた。
「ノアくんにも、心配かけてごめんなさい」
ノアくんはぼそっと「……心配した!」と言うと、背中に回していた手を前に出して、私に何か押しつけました。
「ん!」
「わぁ。なんですか? これ?」
「王都の土産! ばたばたして渡せてなかった!」
小さい袋を開けると、キラキラした髪留めが入っていました。
——『土産買ってきてやる』とは言っていましたけど、あんなことがあったのにきちんと買ってきてくれていたんですね。
髪留めがかわいいのはもちろんだけど、そのことが嬉しかった。
「わぁ、かわいいですね! ありがとうございます!」
そう言うとノアくんは、「じゃあ飯の支度手伝ってくる」とぴゅーっとキッチンのテオドールさんのところに行ってしまいました。ノアくんは良い子ですよねえ。
「ほら、みんなご飯にしますから席について。ライガ、シチュー作りましたからね」
手をパンパンと叩きながらテオドールさんがみんなに呼びかけて、私たちは席につきました。
「ナターシャはまだか?」
ライガが席を見渡して聞く。そういえばナターシャさんはまだ帰ってきてませんね。
「ギルドが忙しいですからね。そろそろ戻ってくると思いますけど」
「先に食べてましょうか」とテオドールさんが言ったところで、ガチャっと扉が開いて、「ただいま」とナターシャさんの声がした。
「待たせて悪かったね」
「いえいえ、お疲れ様です」
私たちは「いただきます」と手を合わせてから夕食を食べ始めた。
「レイラたちは、明日発つんですよね?」
テオドールさんの問いに頷くと、ノアくんは顔をしかめた。
「またどっか行くのか? せっかく戻って来たのに」
「――ごめんなさい、ちょっと魔法都市まで行ってくるんです」
そう答えると、ノアくんは表情を一転、輝かせて前のめりになった。
「魔法都市って、あの海向こうの? 魔法使いがいっぱいいるんだよな! いいな!」
「いいだろ。船に乗って行くんだぜ。ノア、お前は船は乗ったことねぇだろ。揺れて気持ち悪いんだ」
「ライガは乗り物、苦手だよな」
「地面がないってのが、特に気持ち悪いんだぜ……」
わいわいしながらご飯を食べていると、時間が過ぎるのがあっという間です。
「じゃあ、ノアたちは小さい子たちに歯磨きさせて、寝る準備させてください」
食べ終わると、テオドールさんはノアくんたち年長のお子さん3人にそう言った。
私たちは食器の片づけなんかを手伝う。
子どもたちが寝室の方に行くと、ナターシャさんがテオドールさんの肩をたたいた。
「テオ、ちょっと話聞いて。今日、サミュエルから話があってさ」
「――はい」
テオドールさんは手を止めて、ナターシャさんに向き直る。
「今回王都の冒険者ギルド所長のグレンダがレイヴィスの件で解任されただろ、だからアタシを王都ギルドの所長に推薦したいって……。アンタには王都の教会の仕事を紹介してくれるって言ってるんだけど……」
「そうなんですか。――君は、話を受けるつもりですか?」
「受けたい、とは思ってる」
テオドールさんはにっこり笑った。
「――君がそうしたいなら、私はもちろん、ついていきますよ」
ナターシャさんは「ありがと」と呟いてから、黙った。
「――何か、気になることが?」
「ノアを、この街に置いてくことになるだろ? 親方のとこの修行を終わらせて連れてくわけにも行かないよね。それで、いいかな。——大丈夫かな」
「――本人にどうしたいか、聞きましょう。あの子はもう、自分の判断で決めますよ」
テオドールさんは微笑んでナターシャさんの金色の髪をくしゃっとすると、奥の部屋からノアくんを呼び出した。
「片付け、僕らがやっておきますからね!」
ステファンがすかさず声をかけて、私たちは片付けに専念する。
その横でナターシャさんたち家族はテーブルに腰掛けて向かい合った。
「ノア、お母さんに王都の冒険者ギルドの所長にならないかっていう話が来ています。私たちは、みんなお母さんについて王都に行きますが、ノアはどうしますか? この街で親方さんのところで修行を続けますか? ついてきますか?」
テオドールさんは単刀直入に聞いた。
「俺は街に残る。親方にはすごい世話になってるし、まだいろいろ勉強させてもらいたいし」
ノアくんは力強く頷いた。
ナターシャさんはそんな彼をじっと見つめて聞いた。
「……将来、冒険者になりたいって言ってたけど、大工の修行は続ける気?」
「16になったら冒険者登録はしたい。でも、大工も続ける。どっちも頑張る」
「――そう、それならいいんだ」
ナターシャさんは笑うと、ノアくんの肩を叩いた。
ノアくん……しっかりしててすごいなあ。
将来は大工さん兼業冒険者ですかね!
***
翌日、私たちは荷物を担いで関所に向かった。
このまま港町ルシドドから船に乗って魔法都市に向かうみたい。
門のところにはナターシャさんやテオドールさん、リルさんが見送りに来てくれた。
「チャイとクロをお願いします……」
「はい、任せておいてください」
私は馬の背中を撫でると、手綱をテオドールさんに渡した。
船に乗るから馬は連れていけないみたい……。
「戻ってくる頃には、ナターシャさんたちはもう王都の方ですかね」
ステファンの言葉にナターシャさんは耳を掻いた。
「そうだね。――忙しくなるかもしれないから、戻ってきたら王都ギルドに来てくれると嬉しいよ。アンタたち、頼りになるから」
リルさんが「うふふ」と笑った。
「――あら、じゃあ私も王都ギルドに異動願い出そうかしら……」
私はみんなに向かってお辞儀をした。
「本当にいろいろお世話になりました」
「いいって、気をつけて行って、戻ってきなね」
ナターシャさんが私に目線を合わせて、頭をぽんぽんと叩いた。
「はい、行ってきます!」
私は手を振ってリュックを担ぎ直して、ステファンとライガと一緒に門を出た。
ということで、私は荷物をまとめています。
この街にはまた戻ってくるつもりですが、女将さんは私の部屋をそのまま残しておいてくれていて、必要なものは置いておいていいよって言ってくれました。ありがたいです。
荷物がまとまったら、夜は教会でナターシャさんたち家族とご飯を食べます。
「お姉ちゃん、もどってきたんだ!」
「ひさしぶり!」
ステファンとライガと教会に行くと、扉を開けた瞬間、ふわふわした耳を揺らして子どもたちが飛び出してきました。
「わぁぁ、お久しぶりです……!」
頬を最大限に緩ませて挨拶すると、小さい子たちの後ろから、ノアくん、マナちゃん、ガイくんが現れました。マナちゃんは、私があげた服を着てくれてて、髪の毛も前にやってあげたみたいに編み込んでくれてました。
「レイラ、何だよ、家出なんかして。ガキかよ」
ノアくんは口を尖らせてそう言いました。
――家出というわけじゃ、なかったんですけどね……。
私はぺこっと頭を下げた。
「ノアくんにも、心配かけてごめんなさい」
ノアくんはぼそっと「……心配した!」と言うと、背中に回していた手を前に出して、私に何か押しつけました。
「ん!」
「わぁ。なんですか? これ?」
「王都の土産! ばたばたして渡せてなかった!」
小さい袋を開けると、キラキラした髪留めが入っていました。
——『土産買ってきてやる』とは言っていましたけど、あんなことがあったのにきちんと買ってきてくれていたんですね。
髪留めがかわいいのはもちろんだけど、そのことが嬉しかった。
「わぁ、かわいいですね! ありがとうございます!」
そう言うとノアくんは、「じゃあ飯の支度手伝ってくる」とぴゅーっとキッチンのテオドールさんのところに行ってしまいました。ノアくんは良い子ですよねえ。
「ほら、みんなご飯にしますから席について。ライガ、シチュー作りましたからね」
手をパンパンと叩きながらテオドールさんがみんなに呼びかけて、私たちは席につきました。
「ナターシャはまだか?」
ライガが席を見渡して聞く。そういえばナターシャさんはまだ帰ってきてませんね。
「ギルドが忙しいですからね。そろそろ戻ってくると思いますけど」
「先に食べてましょうか」とテオドールさんが言ったところで、ガチャっと扉が開いて、「ただいま」とナターシャさんの声がした。
「待たせて悪かったね」
「いえいえ、お疲れ様です」
私たちは「いただきます」と手を合わせてから夕食を食べ始めた。
「レイラたちは、明日発つんですよね?」
テオドールさんの問いに頷くと、ノアくんは顔をしかめた。
「またどっか行くのか? せっかく戻って来たのに」
「――ごめんなさい、ちょっと魔法都市まで行ってくるんです」
そう答えると、ノアくんは表情を一転、輝かせて前のめりになった。
「魔法都市って、あの海向こうの? 魔法使いがいっぱいいるんだよな! いいな!」
「いいだろ。船に乗って行くんだぜ。ノア、お前は船は乗ったことねぇだろ。揺れて気持ち悪いんだ」
「ライガは乗り物、苦手だよな」
「地面がないってのが、特に気持ち悪いんだぜ……」
わいわいしながらご飯を食べていると、時間が過ぎるのがあっという間です。
「じゃあ、ノアたちは小さい子たちに歯磨きさせて、寝る準備させてください」
食べ終わると、テオドールさんはノアくんたち年長のお子さん3人にそう言った。
私たちは食器の片づけなんかを手伝う。
子どもたちが寝室の方に行くと、ナターシャさんがテオドールさんの肩をたたいた。
「テオ、ちょっと話聞いて。今日、サミュエルから話があってさ」
「――はい」
テオドールさんは手を止めて、ナターシャさんに向き直る。
「今回王都の冒険者ギルド所長のグレンダがレイヴィスの件で解任されただろ、だからアタシを王都ギルドの所長に推薦したいって……。アンタには王都の教会の仕事を紹介してくれるって言ってるんだけど……」
「そうなんですか。――君は、話を受けるつもりですか?」
「受けたい、とは思ってる」
テオドールさんはにっこり笑った。
「――君がそうしたいなら、私はもちろん、ついていきますよ」
ナターシャさんは「ありがと」と呟いてから、黙った。
「――何か、気になることが?」
「ノアを、この街に置いてくことになるだろ? 親方のとこの修行を終わらせて連れてくわけにも行かないよね。それで、いいかな。——大丈夫かな」
「――本人にどうしたいか、聞きましょう。あの子はもう、自分の判断で決めますよ」
テオドールさんは微笑んでナターシャさんの金色の髪をくしゃっとすると、奥の部屋からノアくんを呼び出した。
「片付け、僕らがやっておきますからね!」
ステファンがすかさず声をかけて、私たちは片付けに専念する。
その横でナターシャさんたち家族はテーブルに腰掛けて向かい合った。
「ノア、お母さんに王都の冒険者ギルドの所長にならないかっていう話が来ています。私たちは、みんなお母さんについて王都に行きますが、ノアはどうしますか? この街で親方さんのところで修行を続けますか? ついてきますか?」
テオドールさんは単刀直入に聞いた。
「俺は街に残る。親方にはすごい世話になってるし、まだいろいろ勉強させてもらいたいし」
ノアくんは力強く頷いた。
ナターシャさんはそんな彼をじっと見つめて聞いた。
「……将来、冒険者になりたいって言ってたけど、大工の修行は続ける気?」
「16になったら冒険者登録はしたい。でも、大工も続ける。どっちも頑張る」
「――そう、それならいいんだ」
ナターシャさんは笑うと、ノアくんの肩を叩いた。
ノアくん……しっかりしててすごいなあ。
将来は大工さん兼業冒険者ですかね!
***
翌日、私たちは荷物を担いで関所に向かった。
このまま港町ルシドドから船に乗って魔法都市に向かうみたい。
門のところにはナターシャさんやテオドールさん、リルさんが見送りに来てくれた。
「チャイとクロをお願いします……」
「はい、任せておいてください」
私は馬の背中を撫でると、手綱をテオドールさんに渡した。
船に乗るから馬は連れていけないみたい……。
「戻ってくる頃には、ナターシャさんたちはもう王都の方ですかね」
ステファンの言葉にナターシャさんは耳を掻いた。
「そうだね。――忙しくなるかもしれないから、戻ってきたら王都ギルドに来てくれると嬉しいよ。アンタたち、頼りになるから」
リルさんが「うふふ」と笑った。
「――あら、じゃあ私も王都ギルドに異動願い出そうかしら……」
私はみんなに向かってお辞儀をした。
「本当にいろいろお世話になりました」
「いいって、気をつけて行って、戻ってきなね」
ナターシャさんが私に目線を合わせて、頭をぽんぽんと叩いた。
「はい、行ってきます!」
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