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チョロいぜ、サキュバス!
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「え、今なんて?」
サキュバスが聞き返すと、植上は答え直した。
「処女厨。まぁ処女しか好きになれないって事」
サキュバスはうーんと首を傾げる。
「ユニコーンの生まれ変わり?」
「かも知れないね、まぁ何でもいいや。そういう訳で……」
部屋を出ようとする植上にサキュバスは待ったをかけた。
「ちょ、ちょっと待って!! 処女厨? でもユニコーンでも良いから!! お願いがあるの!!」
「何?」
面倒くさそうに植上が言うとサキュバスはニヤリと笑う。
「私ね、サキュバスはね、傷や体力の回復に一番効くのが男のせい……」
「コンプライアーンス!!」
植上が叫ぶとサキュバスはビクッとする。
「何故か分からないけど、今言いかけた物を直接言うのは辞めろ」
「わ、わかったわ」
コホンとサキュバスは咳払いをしてまた言い直した。
「サキュバスの回復に一番効くのは、男の人から取れる謎の白い液体なの」
「なるほど」
「それで、あなたのそれを少し分けて欲しいなって」
「ダメだね」
あっさりと言われてサキュバスはムーっとむくれる。
「良いじゃん!! 減るもんじゃないし!!」
「いや、減るだろ!!」
「やー!!!」
サキュバスはベッドの上でジタバタして悔しがっていた。
「そんだけ元気があるなら大丈夫そうだな」
そんなサキュバスだったが、ハッと気付いて植上に尋ねる。
「サキュバスが嫌いならさ、何で助けてくれたの?」
「嫌いってわけじゃない。興味が無いだけだよ。目の前で死にそうな人……、いや、あやかしだけど。まぁ、そんなのが居たら流石に助けるだろ」
そう言われると、サキュバスは毛布で顔を隠してモジモジした。
「カッコいいね、好きになっちゃいそう」
「チョロいなサキュバス!!!」
そこで植上もある可能性に気付いて、サキュバスに質問をする。
「もしかして、もしかしてだけど、君って処女って可能性無い?」
それを聞いて一瞬ポカンとした顔をし、サキュバスは大爆笑した。
「なにそれ、その冗談面白すぎなんだけど」
「最近はな!! サキュバスだって処女なのがトレンドなんだぞ!!」
「ないない、処女のサキュバスとかどうやって生きていくのよー。まだ子供だったらわかるけどさー」
「まぁ、そうだよな……」
舌打ちする植上を見て、サキュバスはハッと指を4本立てて自慢気に言う。
「ちなみに私は経験人数4桁でーす!!」
「いや、聞いてないから。つーか4桁ぁ!? 無理、論外」
はぁっとため息を付いて植上は落ち込む。このマイハウスに初めて入る女の子は黒髪ロングの清楚な子だと決めていたのに……。
「そうだ、ダーリンの名前教えてよ」
ダーリンと言われ、植上は一瞬理解が追いつかなかったというか、理解したくなかった。
「それ、僕のこと?」
「そうだよー?」
「いつ僕が君のダーリンになった!!!」
「さっき決めたんだよー?」
ダメだ、サキュバスと話すとIQが下がりそうだ。そう植上は思う。
「植上だ、植上隆史」
「私は『コエナ』ダーリンよろしくねっ!!」
名前聞いてもダーリン呼びかよと突っ込む気力も無く、植上はゲンナリとしていた。
「まぁコエナさん」
「やー、他人行儀ぃー!! コエナって呼んで」
今までの非モテ人生で、女性を呼び捨てにした事が無い植上は一瞬緊張したが、悟られたら負けだと思い名前を呼ぶ。
「コエナ、とりあえず何があったんだ?」
よくぞ聞いてくれましたとばかりにコエナの目が輝く。
「天使って酷いのよ!! 天使が見守ってる子にちょーっとちょっかい出したら追いかけてきてさー」
「あぁ、もう分かった。君が悪いことは」
「やー!! 私、悪くないしー」
コエナはまたジタバタしている。感情を表に出しすぎだろと植上は思っていた。
「まぁ、怪我が良くなったら家を出ていってくれ」
「えー、やだー」
やっぱさっきの天使に突き出しておけば良かったかと後悔する。
「ねぇ、ダーリンって一人暮らし?」
「そうだけど?」
「なら、私と同棲してよ!!」
目を輝かせて言うコエナだったが。
「やだ」
キッパリと植上に断られてしまった。
「やー!!!」
面倒くさいなと思いながらもどうやってこの厄介者を外に出すか植上は考える。
「私ね、どこにも行く所無くてさー……。お料理、洗濯、お掃除から夜のお世話に、夜伽に、それとも、わ・た・し? まで幅広くやるからさー」
「ダメだね、怪我が治ったら出ていって」
「やーだーやーだー!!!」
はぁっとため息の連続だ。だが、もう夜も遅いのでここいらで話を切り上げようとする。
「とりあえず今日は夜も遅いから明日考えよう」
歴史の偉人たちも明日できる事は明日やれって言ってたし。
「そうね、夜も遅いし一発ヤッて明日考えましょ」
「どうしてもそっち方向に持っていくんだな!!!」
植上は明日まで自分の貞操を守れるのか一抹の不安を抱える。
「まぁ、コエナはそこで寝てて。俺は隣の部屋で寝るから」
「えー、一緒に寝ようよー? 大丈夫何もしない、何もしないから」
全然信用ならない言葉を背に受けて植上は部屋の外へと出た。
サキュバスが聞き返すと、植上は答え直した。
「処女厨。まぁ処女しか好きになれないって事」
サキュバスはうーんと首を傾げる。
「ユニコーンの生まれ変わり?」
「かも知れないね、まぁ何でもいいや。そういう訳で……」
部屋を出ようとする植上にサキュバスは待ったをかけた。
「ちょ、ちょっと待って!! 処女厨? でもユニコーンでも良いから!! お願いがあるの!!」
「何?」
面倒くさそうに植上が言うとサキュバスはニヤリと笑う。
「私ね、サキュバスはね、傷や体力の回復に一番効くのが男のせい……」
「コンプライアーンス!!」
植上が叫ぶとサキュバスはビクッとする。
「何故か分からないけど、今言いかけた物を直接言うのは辞めろ」
「わ、わかったわ」
コホンとサキュバスは咳払いをしてまた言い直した。
「サキュバスの回復に一番効くのは、男の人から取れる謎の白い液体なの」
「なるほど」
「それで、あなたのそれを少し分けて欲しいなって」
「ダメだね」
あっさりと言われてサキュバスはムーっとむくれる。
「良いじゃん!! 減るもんじゃないし!!」
「いや、減るだろ!!」
「やー!!!」
サキュバスはベッドの上でジタバタして悔しがっていた。
「そんだけ元気があるなら大丈夫そうだな」
そんなサキュバスだったが、ハッと気付いて植上に尋ねる。
「サキュバスが嫌いならさ、何で助けてくれたの?」
「嫌いってわけじゃない。興味が無いだけだよ。目の前で死にそうな人……、いや、あやかしだけど。まぁ、そんなのが居たら流石に助けるだろ」
そう言われると、サキュバスは毛布で顔を隠してモジモジした。
「カッコいいね、好きになっちゃいそう」
「チョロいなサキュバス!!!」
そこで植上もある可能性に気付いて、サキュバスに質問をする。
「もしかして、もしかしてだけど、君って処女って可能性無い?」
それを聞いて一瞬ポカンとした顔をし、サキュバスは大爆笑した。
「なにそれ、その冗談面白すぎなんだけど」
「最近はな!! サキュバスだって処女なのがトレンドなんだぞ!!」
「ないない、処女のサキュバスとかどうやって生きていくのよー。まだ子供だったらわかるけどさー」
「まぁ、そうだよな……」
舌打ちする植上を見て、サキュバスはハッと指を4本立てて自慢気に言う。
「ちなみに私は経験人数4桁でーす!!」
「いや、聞いてないから。つーか4桁ぁ!? 無理、論外」
はぁっとため息を付いて植上は落ち込む。このマイハウスに初めて入る女の子は黒髪ロングの清楚な子だと決めていたのに……。
「そうだ、ダーリンの名前教えてよ」
ダーリンと言われ、植上は一瞬理解が追いつかなかったというか、理解したくなかった。
「それ、僕のこと?」
「そうだよー?」
「いつ僕が君のダーリンになった!!!」
「さっき決めたんだよー?」
ダメだ、サキュバスと話すとIQが下がりそうだ。そう植上は思う。
「植上だ、植上隆史」
「私は『コエナ』ダーリンよろしくねっ!!」
名前聞いてもダーリン呼びかよと突っ込む気力も無く、植上はゲンナリとしていた。
「まぁコエナさん」
「やー、他人行儀ぃー!! コエナって呼んで」
今までの非モテ人生で、女性を呼び捨てにした事が無い植上は一瞬緊張したが、悟られたら負けだと思い名前を呼ぶ。
「コエナ、とりあえず何があったんだ?」
よくぞ聞いてくれましたとばかりにコエナの目が輝く。
「天使って酷いのよ!! 天使が見守ってる子にちょーっとちょっかい出したら追いかけてきてさー」
「あぁ、もう分かった。君が悪いことは」
「やー!! 私、悪くないしー」
コエナはまたジタバタしている。感情を表に出しすぎだろと植上は思っていた。
「まぁ、怪我が良くなったら家を出ていってくれ」
「えー、やだー」
やっぱさっきの天使に突き出しておけば良かったかと後悔する。
「ねぇ、ダーリンって一人暮らし?」
「そうだけど?」
「なら、私と同棲してよ!!」
目を輝かせて言うコエナだったが。
「やだ」
キッパリと植上に断られてしまった。
「やー!!!」
面倒くさいなと思いながらもどうやってこの厄介者を外に出すか植上は考える。
「私ね、どこにも行く所無くてさー……。お料理、洗濯、お掃除から夜のお世話に、夜伽に、それとも、わ・た・し? まで幅広くやるからさー」
「ダメだね、怪我が治ったら出ていって」
「やーだーやーだー!!!」
はぁっとため息の連続だ。だが、もう夜も遅いのでここいらで話を切り上げようとする。
「とりあえず今日は夜も遅いから明日考えよう」
歴史の偉人たちも明日できる事は明日やれって言ってたし。
「そうね、夜も遅いし一発ヤッて明日考えましょ」
「どうしてもそっち方向に持っていくんだな!!!」
植上は明日まで自分の貞操を守れるのか一抹の不安を抱える。
「まぁ、コエナはそこで寝てて。俺は隣の部屋で寝るから」
「えー、一緒に寝ようよー? 大丈夫何もしない、何もしないから」
全然信用ならない言葉を背に受けて植上は部屋の外へと出た。
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