【短編】うつりゆくひと、褪せぬ花

※第5回ライト文芸大賞エントリー作品※

大正時代のある商家。
体の弱さがもとで厭世的になり、本に囲まれて暮らす次男・寅之助は
7歳年上の使用人・弥吉から、一輪の花を差し出される。

その花は、アルストロメリア。
花言葉は「未来への憧れ」。

皮肉屋な態度を取り続ける寅之助に対し、
弥吉が献身的に仕えるのには、理由があった――。

主従関係の二人が過ごす、甘くも苦いひと月の物語。
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