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第3章・残念なドラゴンニュートの女の子
068:命の恩人
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魔人化したベレスと戦闘を行なっている、ナミカゼ少尉とダフネ少尉だったが、魔人化したベレスの前に敗北を喫してしまう。
地面に2人は倒れ込んで立ち上がりたいが、体に力が入らずに立ち上がる事が出来ない。
「はっはっはっ!! お前ら程度じゃあ、俺に勝てるわけなかったんだ……このまま首を刎ねて殺してやるよ!!」
「クソが!! こんなところで、死ぬわけにはいかねぇ………」
「あの世でも達者で………」
ベレスはハイになっており、ナミカゼ少尉たちに勝利した事でペラペラと饒舌になる。
そしてトドメを刺そうと、ナミカゼ少尉たちに向かって近寄っていくと、突然にベレスの首が跳ね飛んだ。
「大丈夫か? 魔人化した人間相手に、2人がかりでも勝てやしないのか………最近の連盟軍は、こんな弱いのを将校にしてるのかよ」
「アンタは? 助けてもらったのはありがたいが、そんな言い方は聞き捨てならないぞ」
「俺か? 俺は冒険者の《リー=フラン》だ」
「リーだって!? まさか十二聖王のリーか………最近、序列9位まで上がったっていう」
ナミカゼ少尉たちを助けたのは、十二聖王の序列9位に名前を連ねている《リー=フラン》だった。
リーは、どんなに寒くても上半身裸の格好に、荒々しい黄色の髪型をしており、胸に虎の刺青が彫られている。
そんなリーはナミカゼ少尉たちを助けたが、話にならないくらいに弱いと罵って来た。
「それで、どうして銀翼の夜明け団が、こんなところに来ているんだ?」
「はい? 気になりますか?」
「当たり前だろ。こっちも銀翼の夜明け団には、迷惑を被っているところがあるからな」
「残念ながら機密事項なんで、冒険者のトップレベルである十二聖王にも話はできません」
リーは銀翼の夜明け団の人間が、どうして この島にやって来たのかとナミカゼ少尉たちに聞いた。
しかしクロスロード連盟軍の機密事項であり、十二聖王のリーにも話す事はできないと説明する。
「そうかよ。さすがは聖人様の犬だな………命の恩人って事は気にしなくて良いからなぁ」
「す すみません………」
リーはナミカゼ少尉に嫌味の様な捨て台詞を吐いてから、島の奥地に進んでいくのである。
助けてもらった事に少しの悔しさを感じているナミカゼ少尉のところに、ダフネ少尉が近寄って来た。
「あの人って冒険者としては一流だけど、人としては最悪の人だよね」
「冒険者ってのは、大体あんなもんだよ………それにしても2人がかりで倒せなかったのは事実だよなぁ」
将校としての実力や十二聖王からは、相手にされないくらいの差があると感じてしまった。
* * *
俺たちは銀翼の夜明け団・大幹部のラースとの戦闘を終えて、急いでエッタさんたちの手当てを行なう。
俺とカエデちゃんで、シュナちゃんとエッタさんを近くの街の宿屋まで運ぶのである。
「ふぅ。なんとか大きな怪我は無さそうで良かったけど………この古びた剣を狙っていたんだよな?」
「そうでござるなぁ。この剣に、そんなに価値があるとは思えないでござるけどな………」
「もしかしたら昔のモノかもしれないわよ?」
「確かにイローナちゃんの言う通りだな………商人にでも見せた方が良いかもな」
ラースから何とか守った古びた剣の価値が、俺たちには分からないので調べてみる必要があると考えた。
そこで俺は良い商人がいないかと、その事を聞く為に俺とイローナちゃんは、この街の冒険者ギルドを訪れた。
「ここら辺に、凄腕の商人とかいないすかね?」
「商人ですか? この街にもいますけど、凄腕って程ではありませんねぇ」
「そうですか。見て欲しいモノがあって、凄い人じゃないとダメなんだけどなぁ………」
「あっそういえば、首都のアリコットに、世界最大の商業ギルドのギルドマスターが来ているって話ですよ」
「それ本当か!? その人なら話ができるかもしれないな………それじゃあ、首都アリコットに行くか」
冒険者ギルドに話を聞いたところ、受付の女の人は少し考えてからある事を思い出した。
それはツァリーヌ王国の首都アリコットに、世界最大の大型商業ギルドのギルマスが来ていると言う。
その人ならば、古い剣について何かを知っているかもしれないと、俺は首都に向かう事を決めた。
「首都に行くにしてもエッタさんたちが、回復するまでは街に滞在する事になるね」
「そうだね。それでも思った程の怪我じゃなかったから、明日には出発できると思うよ」
「そんなに急ぎじゃないんだ。ゆっくりと世界を回ろうじゃないか………この先は長いんだからね」
イローナちゃんは明日には出発できると言っているが、そんなに急がなくて良いと言って、俺たちは冒険者ギルドを後にする。
そのまま近くにあった美味しそうな匂いを漂わせている屋台に足を運び、宿屋にいる皆んなの御土産にする事にした。
「皆んなも腹は減ってるかな?」
「私以外は、相当な大喰らいばかりだからね………」
「そんな言い方は面白いね。とにかく色々と買って………ん? あの屋台は何だろうか?」
「何かを募集しているみたいだね」
俺が屋台で色々と差し入れを買おうとした時に、色んな屋台が連なる中で食べ物じゃない屋台を見つける。
その屋台は何やら募集という文字だけが見えて、何を募集しているのかと近寄ってみた。
「これは共和傭兵団……ってなんだ?」
「最近になって勢力を拡大している組織で、そのメンバーは人間から獣人まで参加しているみたい」
「イローナちゃん、詳しいんだね………そんな傭兵団があるんだなぁ」
「まぁテロ行為とかもしてるみたいだから、犯罪集団と何ら変わりは無いみたいだけどね………」
何やら募集していたのは多種族で構成された傭兵団らしく、この傭兵団は表向きとして各地のモンスターを討伐しているが、その裏では多くのテロ行為を行なっているらしい。
そうなんだと思いながら俺たちは、屋台の飯を買ってから宿屋に戻るとエッタさんたちは目を覚ましていた。
「あれ? もう起き上がっても大丈夫なの?」
「はいっ!! ご心配をおかけして申し訳ありません」
「心配かけたにゃ……」
「いや、2人が元気なら良いんだよ。それよりも ご飯を買って来たから2人とも食べな」
俺は2人が元気なのを確認してから、屋台で買って来たモノを出して食べさせるのである。
2人は元気よく食べているので、本当に元気になったんだろうなと思って一安心した。
「それで、これからの予定が決まったんだけど………2人が回復するまで、この街に滞在するから」
「それなら心配ありませんよ!! 私たちは大きな怪我をしたわけじゃ無いので、とても元気ですよ!!」
「それでも気を失っているのだから、体には大きな負担がかかっているんだ………ゆっくりと休もう」
「わ 分かりました………」
エッタさんは心配ないからと、この先の首都に進む事を進言して来たが、それでも体の方が最優先だと納得させた。
それにうぅっと項垂れながら、エッタさんはパクパクと食事を進めるのである。
そんな安らぎの食事の時に、外が騒がしい事に俺たちは気がついて外に向かった。
地面に2人は倒れ込んで立ち上がりたいが、体に力が入らずに立ち上がる事が出来ない。
「はっはっはっ!! お前ら程度じゃあ、俺に勝てるわけなかったんだ……このまま首を刎ねて殺してやるよ!!」
「クソが!! こんなところで、死ぬわけにはいかねぇ………」
「あの世でも達者で………」
ベレスはハイになっており、ナミカゼ少尉たちに勝利した事でペラペラと饒舌になる。
そしてトドメを刺そうと、ナミカゼ少尉たちに向かって近寄っていくと、突然にベレスの首が跳ね飛んだ。
「大丈夫か? 魔人化した人間相手に、2人がかりでも勝てやしないのか………最近の連盟軍は、こんな弱いのを将校にしてるのかよ」
「アンタは? 助けてもらったのはありがたいが、そんな言い方は聞き捨てならないぞ」
「俺か? 俺は冒険者の《リー=フラン》だ」
「リーだって!? まさか十二聖王のリーか………最近、序列9位まで上がったっていう」
ナミカゼ少尉たちを助けたのは、十二聖王の序列9位に名前を連ねている《リー=フラン》だった。
リーは、どんなに寒くても上半身裸の格好に、荒々しい黄色の髪型をしており、胸に虎の刺青が彫られている。
そんなリーはナミカゼ少尉たちを助けたが、話にならないくらいに弱いと罵って来た。
「それで、どうして銀翼の夜明け団が、こんなところに来ているんだ?」
「はい? 気になりますか?」
「当たり前だろ。こっちも銀翼の夜明け団には、迷惑を被っているところがあるからな」
「残念ながら機密事項なんで、冒険者のトップレベルである十二聖王にも話はできません」
リーは銀翼の夜明け団の人間が、どうして この島にやって来たのかとナミカゼ少尉たちに聞いた。
しかしクロスロード連盟軍の機密事項であり、十二聖王のリーにも話す事はできないと説明する。
「そうかよ。さすがは聖人様の犬だな………命の恩人って事は気にしなくて良いからなぁ」
「す すみません………」
リーはナミカゼ少尉に嫌味の様な捨て台詞を吐いてから、島の奥地に進んでいくのである。
助けてもらった事に少しの悔しさを感じているナミカゼ少尉のところに、ダフネ少尉が近寄って来た。
「あの人って冒険者としては一流だけど、人としては最悪の人だよね」
「冒険者ってのは、大体あんなもんだよ………それにしても2人がかりで倒せなかったのは事実だよなぁ」
将校としての実力や十二聖王からは、相手にされないくらいの差があると感じてしまった。
* * *
俺たちは銀翼の夜明け団・大幹部のラースとの戦闘を終えて、急いでエッタさんたちの手当てを行なう。
俺とカエデちゃんで、シュナちゃんとエッタさんを近くの街の宿屋まで運ぶのである。
「ふぅ。なんとか大きな怪我は無さそうで良かったけど………この古びた剣を狙っていたんだよな?」
「そうでござるなぁ。この剣に、そんなに価値があるとは思えないでござるけどな………」
「もしかしたら昔のモノかもしれないわよ?」
「確かにイローナちゃんの言う通りだな………商人にでも見せた方が良いかもな」
ラースから何とか守った古びた剣の価値が、俺たちには分からないので調べてみる必要があると考えた。
そこで俺は良い商人がいないかと、その事を聞く為に俺とイローナちゃんは、この街の冒険者ギルドを訪れた。
「ここら辺に、凄腕の商人とかいないすかね?」
「商人ですか? この街にもいますけど、凄腕って程ではありませんねぇ」
「そうですか。見て欲しいモノがあって、凄い人じゃないとダメなんだけどなぁ………」
「あっそういえば、首都のアリコットに、世界最大の商業ギルドのギルドマスターが来ているって話ですよ」
「それ本当か!? その人なら話ができるかもしれないな………それじゃあ、首都アリコットに行くか」
冒険者ギルドに話を聞いたところ、受付の女の人は少し考えてからある事を思い出した。
それはツァリーヌ王国の首都アリコットに、世界最大の大型商業ギルドのギルマスが来ていると言う。
その人ならば、古い剣について何かを知っているかもしれないと、俺は首都に向かう事を決めた。
「首都に行くにしてもエッタさんたちが、回復するまでは街に滞在する事になるね」
「そうだね。それでも思った程の怪我じゃなかったから、明日には出発できると思うよ」
「そんなに急ぎじゃないんだ。ゆっくりと世界を回ろうじゃないか………この先は長いんだからね」
イローナちゃんは明日には出発できると言っているが、そんなに急がなくて良いと言って、俺たちは冒険者ギルドを後にする。
そのまま近くにあった美味しそうな匂いを漂わせている屋台に足を運び、宿屋にいる皆んなの御土産にする事にした。
「皆んなも腹は減ってるかな?」
「私以外は、相当な大喰らいばかりだからね………」
「そんな言い方は面白いね。とにかく色々と買って………ん? あの屋台は何だろうか?」
「何かを募集しているみたいだね」
俺が屋台で色々と差し入れを買おうとした時に、色んな屋台が連なる中で食べ物じゃない屋台を見つける。
その屋台は何やら募集という文字だけが見えて、何を募集しているのかと近寄ってみた。
「これは共和傭兵団……ってなんだ?」
「最近になって勢力を拡大している組織で、そのメンバーは人間から獣人まで参加しているみたい」
「イローナちゃん、詳しいんだね………そんな傭兵団があるんだなぁ」
「まぁテロ行為とかもしてるみたいだから、犯罪集団と何ら変わりは無いみたいだけどね………」
何やら募集していたのは多種族で構成された傭兵団らしく、この傭兵団は表向きとして各地のモンスターを討伐しているが、その裏では多くのテロ行為を行なっているらしい。
そうなんだと思いながら俺たちは、屋台の飯を買ってから宿屋に戻るとエッタさんたちは目を覚ましていた。
「あれ? もう起き上がっても大丈夫なの?」
「はいっ!! ご心配をおかけして申し訳ありません」
「心配かけたにゃ……」
「いや、2人が元気なら良いんだよ。それよりも ご飯を買って来たから2人とも食べな」
俺は2人が元気なのを確認してから、屋台で買って来たモノを出して食べさせるのである。
2人は元気よく食べているので、本当に元気になったんだろうなと思って一安心した。
「それで、これからの予定が決まったんだけど………2人が回復するまで、この街に滞在するから」
「それなら心配ありませんよ!! 私たちは大きな怪我をしたわけじゃ無いので、とても元気ですよ!!」
「それでも気を失っているのだから、体には大きな負担がかかっているんだ………ゆっくりと休もう」
「わ 分かりました………」
エッタさんは心配ないからと、この先の首都に進む事を進言して来たが、それでも体の方が最優先だと納得させた。
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