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お話だよ
懐かしい声
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なきたい、こわい、きらい、わからない。その気持ちが大きくて膨らんであたりがまっしろで。
なんで、なんで、なんでだろう。やだ、こないで、だれ?いやだ、やめて、声を出さないで、、なんて言ったりして。
「おはよう、栞。」
眩しくて、目が開けられない。
「起きて、起きて。」
耳触りのいい懐かしい声だ。なぜだろう、聞き覚えがないのに。優しくてまた眠ってしまいそう......。
「ハッ!!」
私は飛び起きた。時計を見るともうすぐ学校のチャイムがなる時間だ。いそがなきゃ!
すぐに着替えて風のように一階に降りると、母の真子が呆れた顔でテーブルに座っていた。
「栞、どうしたの?制服なんか着て。」
「遅刻!遅刻しそうなの!」
慌てて時計を見た。もうHRが始まっている時間だ。
「朝ご飯いらないから!」
私はそういって玄関へ向かう。
「栞?今日日曜日だよ?」
私は動きを止めた。いや、動きが止まった、のほうが表現が正しい。
母は何を言っているのか。
玄関先にかかっているカレンダーを見る。
昨日は5月の4日。...土曜日。そうだ、今日は日曜日だ。
私は馬鹿なのか?そうなのか、馬鹿なのか。自己完結して母の方を見ると大爆笑していた。すごく恥ずかしい。
どうかこのことを母が近所の方々に広めないことを願う。
なんで、なんで、なんでだろう。やだ、こないで、だれ?いやだ、やめて、声を出さないで、、なんて言ったりして。
「おはよう、栞。」
眩しくて、目が開けられない。
「起きて、起きて。」
耳触りのいい懐かしい声だ。なぜだろう、聞き覚えがないのに。優しくてまた眠ってしまいそう......。
「ハッ!!」
私は飛び起きた。時計を見るともうすぐ学校のチャイムがなる時間だ。いそがなきゃ!
すぐに着替えて風のように一階に降りると、母の真子が呆れた顔でテーブルに座っていた。
「栞、どうしたの?制服なんか着て。」
「遅刻!遅刻しそうなの!」
慌てて時計を見た。もうHRが始まっている時間だ。
「朝ご飯いらないから!」
私はそういって玄関へ向かう。
「栞?今日日曜日だよ?」
私は動きを止めた。いや、動きが止まった、のほうが表現が正しい。
母は何を言っているのか。
玄関先にかかっているカレンダーを見る。
昨日は5月の4日。...土曜日。そうだ、今日は日曜日だ。
私は馬鹿なのか?そうなのか、馬鹿なのか。自己完結して母の方を見ると大爆笑していた。すごく恥ずかしい。
どうかこのことを母が近所の方々に広めないことを願う。
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