236 / 1,121
影 7
しおりを挟む
あっという間に目的地に着いた。
歩いたって十分もかからない道のりだ。
外からサヤが扉を開けてくれる。まずリカルド様の配下の方が外に出て「なっ……なんだここは……」と、呟くものだから「本来は藁を貯蔵しておく為の倉庫ですね」と答え、俺も外に出る。
「この様な場所に……っ!」
「あ、早とちりしないで下さい。中に風呂を作ってます。
セイバーンは、雨季の間雨が降り止みません。一日たりとてね。
ですから、入れ籠のように、倉庫の中に風呂設備を設置しているのですよ。
雨の最中、外で待機なんで嫌でしょう?倉庫に入れば、雨は振り込みませんから。
さあ、中へどうぞ。不安でしょうから、入り口は目一杯開けておきますよ」
軒の広い倉庫前は馬車も濡れない。御者をしていたハインも、御者台から降りて馬の世話を始める。このまま入り口に待機して、帰りの準備をしておいてもらう。
同じく御者台に座っていたサヤが先に入り口を全開にしてから、中に入る。壁の杭に外套をひっかけてから外に出て来たが、サヤより倉庫の中の妙なものに、リカルド様方の視線は集中している様子だ。
「屋根があると湿気がこもるので、目隠しの壁のみです。倉庫の屋根がありますしね。
お付きの方も中へどうぞ、設備をご覧下さい」
動こうとしないから、俺が先に歩き、湯屋の扉を開き、中に入る。
長靴を脱いで、木の床に上がる。泥を上げて汚れを持ち込まない為の処置だと説明して、リカルド様方にも長靴は脱いでもらう。
率先して中に移動したサヤが、端に置かれた籠から履物を取り出し、それぞれに勧めた。
何も履かないのは違和感があるという、近衛の方からの声があった為、現在はサヤの世界でスリッパと呼ばれる上履きを採用し、村人に内職として作ってもらったものを置いていた。それを足に引っ掛ける。衝立の内側には履いて入れないから、あまり意味を感じないのだが、近衛の方には足が楽と、評判だ。
脱衣所の内部を説明し、通り過ぎる。衝立の奥が風呂場にあたると説明すると、リカルド様が興味津々、中を覗き込んだ。
「……湯が無いが?」
「水もこれから入れますし、風呂もこれから沸かします。見所はそこなので。
さあ、中の点検はお済みですか? もう一度外に向かいましょう」
サヤが入り口に移動し、床下から、これまたサヤの世界ではつっかけと呼ばれる、スリッパと同じ形ながら、木材と布で作った履物を引っ張り出す。
「またか。妙な形の履物だな……」
「ちょっと湯を沸かしに出るだけなのに、汚れた長靴を履きたくないでしょう?」
このつっかけも、農家の内職としてお願いしたのだが、ちょっとした用事の時や、厠に行く時に便利だと、今農家の間で取り合いになる程人気だ。お願いしたのは十足だったのだが、今だに作り続けているらしい。
製作を担当していた農家の三男が根を上げてしまい、今や家族総出で作業しているという。
雨季の臨時収入にとても有難いけれど、腕が痛いとぼやいていた。
それに足を入れて、湯屋の外に再度出る。底が木なのでカラコロと音がしてなんとなく楽しい。木靴と違って足が痛くないのも良いという。
倉庫の床の部分は土を固めた三和土となっているのだが、今やそこには、順番待ちや装備の点検、湯上りに雑談をする近衛の方々の為に、椅子と机が点在している。
端材でアーロンが作ってくれたものだ。「俺、大工なんだけどなぁ……」と、言いつつ、案外良いものを作ってくれている。サヤの世界では、大工も家具を作るらしいのだが、本来は家具職人の領分だ。
「……これは、何をしている?」
「水路の水を自動的に組み上げてます。結構な湯船なのに、桶で水を移してたんじゃ大事でしょう?
ここの蓋を開け、こちらを閉じると、湯船の方へ自動的に水が溜まります。一定量入りましたら、もう一度閉じた方の蓋も開きます。
そうすると、少量ずつだけ湯船に水が入る様になります。湯船の湯は、中で消費していきますからね。少しずつ、自動供給される様にしてます」
そうしておいてから、湯船裏に移動する。
最後に湯を利用する近衛の方にお願いして、石だけは焼き続けておいてもらった。
だから、芯を赤く光らせた石が、ゴロゴロと熱せられている。
風呂に一定の水量が入ったのを確認してから、サヤが鋏で石を掴む。それを、湯船裏の定位置に放り込むと、盛大な音と同時に水蒸気が立ちこめる。爆発かと言う様な勢いに、慌てる配下の方々。流石のリカルド様も一歩身を引いた。
サヤは意に介さず、二個、三個と石を投下していく。
経験で、適温へ沸かすには大石四個と小石一個と定まった。水量や季節で変わってくるのだと思うが、サヤもその定められた数を放り込み終えたら、後は小石のみを焼いて、火の番をしておいてくれる。
追加で湯を沸かす場合の為に待機だ。
「さあ、風呂が湧きましたから、中に戻りましょうか」
呆気にとられて口を大きく開いたままの皆に声を掛ける。
呆然としていたリカルド様が、ハッと我に返り、俺の方を向くので、中が適温か確認しに行きましょうと促すと、気持ちが流行るのか、大股でついてくる。
「焼いておったのはただの石か?」
「ええ。ここでは湯船を作りましたけど、河原等ならば、川の一部を囲ってそこに焼き石を投入すれば良いですし、土嚢で枠を作り、天幕用の布を貼ってから、中に水を溜めて風呂を作っても良い。
その場合でも、麻袋五十枚もあれば程々の大きさの風呂が出来ます。片付ける時は、土嚢を抜き取れば壁が崩れますから、水も楽に捨てられますので、さして労力ではありません。
二十五人の部隊なら、麻袋一人二枚、荷物に増えるだけです」
「荷物等を入れる袋として使っていても良いわけだな。明日で構わぬ。土嚢も見せてもらおう」
「畏まりました。圧巻の土嚢壁をご覧に入れますよ」
遅れていた配下の二人が、我々の会話に慌てて駆けつけてきた。
将としては優秀な方とのことだから、特に違和感は無いのだろう。だが、急に俺と普通に会話を交わしだしたことには慌てている様子だ。
湯屋に戻り、湯船に直行すると、見事に風呂が出来上がり、もうもうと湯気が立ち上っている。
「確かに、風呂に見える……」
「後は身体で確認して下さい。じゃあ、脱衣所に戻ります。あ、私も人質がてらご一緒します。従者の方は如何なさいますか?」
俺たちが湯を沸かすのを見学している間に、ハインが荷物を脱衣所に持ち込んでくれていた。
主に手拭いである。一応、糠袋もあるが、これをリカルド様が使うかどうかは判断出来ないな……。汚れはよく落ちるのだが。
そんなことをボーッと考えている間に、従者二人がどうするかは決まった様子だ。
軒下で馬の世話をするハインと、石を焼いているサヤを警戒するらしい。湯屋の入り口と、裏側に一人ずつの配置となる様子だ。
凄く渋い顔をしていたので「大丈夫ですよ。武器は持ってきておまりませんから」と、上着と腰帯を外す。妙なものを妙なところに隠しているかもしれないと、脱衣の間は見張られることとなった。
「私相手に小刀一本すら帯びず……良い度胸だ。それとも、こちらを舐めているのか?」
「ははっ、まさか。小刀一本あったところで足しにもならないでしょう? なら持つだけ無駄だと思ったまでですよ」
従者の方の目が光る中、脱衣所で率先して衣服を脱ぐ。
壁際の棚にある籠にそれを入れ、手拭いを腰に一枚巻いただけの姿を晒す。
ほら、何も持ってないでしょと配下の方に愛想を振りまくと、舌打ちしそうな顔でそっぽを向かれた。
本来貴族の風呂は、一人に対し複数の使用人が同行し、甲斐甲斐しく世話を焼く。真っ裸を当然の様に晒すわけだが、湯屋を利用するのが近衛の方々であり、世話する使用人も居ない状態なので、ここはサヤの国の湯屋規則で統一した。因みに、腰に手拭いを巻くのは作法であるらしい。
俺の貧弱な肉体に対し、リカルド様はまさしく筋骨隆々。腕や太ももの太さからして違う。節々に色々な傷が散りばめられていて、とても迫力があった。
同じく腰に手拭いを巻いただけの姿になったリカルド様と共に、湯船の前に向かった。
歩いたって十分もかからない道のりだ。
外からサヤが扉を開けてくれる。まずリカルド様の配下の方が外に出て「なっ……なんだここは……」と、呟くものだから「本来は藁を貯蔵しておく為の倉庫ですね」と答え、俺も外に出る。
「この様な場所に……っ!」
「あ、早とちりしないで下さい。中に風呂を作ってます。
セイバーンは、雨季の間雨が降り止みません。一日たりとてね。
ですから、入れ籠のように、倉庫の中に風呂設備を設置しているのですよ。
雨の最中、外で待機なんで嫌でしょう?倉庫に入れば、雨は振り込みませんから。
さあ、中へどうぞ。不安でしょうから、入り口は目一杯開けておきますよ」
軒の広い倉庫前は馬車も濡れない。御者をしていたハインも、御者台から降りて馬の世話を始める。このまま入り口に待機して、帰りの準備をしておいてもらう。
同じく御者台に座っていたサヤが先に入り口を全開にしてから、中に入る。壁の杭に外套をひっかけてから外に出て来たが、サヤより倉庫の中の妙なものに、リカルド様方の視線は集中している様子だ。
「屋根があると湿気がこもるので、目隠しの壁のみです。倉庫の屋根がありますしね。
お付きの方も中へどうぞ、設備をご覧下さい」
動こうとしないから、俺が先に歩き、湯屋の扉を開き、中に入る。
長靴を脱いで、木の床に上がる。泥を上げて汚れを持ち込まない為の処置だと説明して、リカルド様方にも長靴は脱いでもらう。
率先して中に移動したサヤが、端に置かれた籠から履物を取り出し、それぞれに勧めた。
何も履かないのは違和感があるという、近衛の方からの声があった為、現在はサヤの世界でスリッパと呼ばれる上履きを採用し、村人に内職として作ってもらったものを置いていた。それを足に引っ掛ける。衝立の内側には履いて入れないから、あまり意味を感じないのだが、近衛の方には足が楽と、評判だ。
脱衣所の内部を説明し、通り過ぎる。衝立の奥が風呂場にあたると説明すると、リカルド様が興味津々、中を覗き込んだ。
「……湯が無いが?」
「水もこれから入れますし、風呂もこれから沸かします。見所はそこなので。
さあ、中の点検はお済みですか? もう一度外に向かいましょう」
サヤが入り口に移動し、床下から、これまたサヤの世界ではつっかけと呼ばれる、スリッパと同じ形ながら、木材と布で作った履物を引っ張り出す。
「またか。妙な形の履物だな……」
「ちょっと湯を沸かしに出るだけなのに、汚れた長靴を履きたくないでしょう?」
このつっかけも、農家の内職としてお願いしたのだが、ちょっとした用事の時や、厠に行く時に便利だと、今農家の間で取り合いになる程人気だ。お願いしたのは十足だったのだが、今だに作り続けているらしい。
製作を担当していた農家の三男が根を上げてしまい、今や家族総出で作業しているという。
雨季の臨時収入にとても有難いけれど、腕が痛いとぼやいていた。
それに足を入れて、湯屋の外に再度出る。底が木なのでカラコロと音がしてなんとなく楽しい。木靴と違って足が痛くないのも良いという。
倉庫の床の部分は土を固めた三和土となっているのだが、今やそこには、順番待ちや装備の点検、湯上りに雑談をする近衛の方々の為に、椅子と机が点在している。
端材でアーロンが作ってくれたものだ。「俺、大工なんだけどなぁ……」と、言いつつ、案外良いものを作ってくれている。サヤの世界では、大工も家具を作るらしいのだが、本来は家具職人の領分だ。
「……これは、何をしている?」
「水路の水を自動的に組み上げてます。結構な湯船なのに、桶で水を移してたんじゃ大事でしょう?
ここの蓋を開け、こちらを閉じると、湯船の方へ自動的に水が溜まります。一定量入りましたら、もう一度閉じた方の蓋も開きます。
そうすると、少量ずつだけ湯船に水が入る様になります。湯船の湯は、中で消費していきますからね。少しずつ、自動供給される様にしてます」
そうしておいてから、湯船裏に移動する。
最後に湯を利用する近衛の方にお願いして、石だけは焼き続けておいてもらった。
だから、芯を赤く光らせた石が、ゴロゴロと熱せられている。
風呂に一定の水量が入ったのを確認してから、サヤが鋏で石を掴む。それを、湯船裏の定位置に放り込むと、盛大な音と同時に水蒸気が立ちこめる。爆発かと言う様な勢いに、慌てる配下の方々。流石のリカルド様も一歩身を引いた。
サヤは意に介さず、二個、三個と石を投下していく。
経験で、適温へ沸かすには大石四個と小石一個と定まった。水量や季節で変わってくるのだと思うが、サヤもその定められた数を放り込み終えたら、後は小石のみを焼いて、火の番をしておいてくれる。
追加で湯を沸かす場合の為に待機だ。
「さあ、風呂が湧きましたから、中に戻りましょうか」
呆気にとられて口を大きく開いたままの皆に声を掛ける。
呆然としていたリカルド様が、ハッと我に返り、俺の方を向くので、中が適温か確認しに行きましょうと促すと、気持ちが流行るのか、大股でついてくる。
「焼いておったのはただの石か?」
「ええ。ここでは湯船を作りましたけど、河原等ならば、川の一部を囲ってそこに焼き石を投入すれば良いですし、土嚢で枠を作り、天幕用の布を貼ってから、中に水を溜めて風呂を作っても良い。
その場合でも、麻袋五十枚もあれば程々の大きさの風呂が出来ます。片付ける時は、土嚢を抜き取れば壁が崩れますから、水も楽に捨てられますので、さして労力ではありません。
二十五人の部隊なら、麻袋一人二枚、荷物に増えるだけです」
「荷物等を入れる袋として使っていても良いわけだな。明日で構わぬ。土嚢も見せてもらおう」
「畏まりました。圧巻の土嚢壁をご覧に入れますよ」
遅れていた配下の二人が、我々の会話に慌てて駆けつけてきた。
将としては優秀な方とのことだから、特に違和感は無いのだろう。だが、急に俺と普通に会話を交わしだしたことには慌てている様子だ。
湯屋に戻り、湯船に直行すると、見事に風呂が出来上がり、もうもうと湯気が立ち上っている。
「確かに、風呂に見える……」
「後は身体で確認して下さい。じゃあ、脱衣所に戻ります。あ、私も人質がてらご一緒します。従者の方は如何なさいますか?」
俺たちが湯を沸かすのを見学している間に、ハインが荷物を脱衣所に持ち込んでくれていた。
主に手拭いである。一応、糠袋もあるが、これをリカルド様が使うかどうかは判断出来ないな……。汚れはよく落ちるのだが。
そんなことをボーッと考えている間に、従者二人がどうするかは決まった様子だ。
軒下で馬の世話をするハインと、石を焼いているサヤを警戒するらしい。湯屋の入り口と、裏側に一人ずつの配置となる様子だ。
凄く渋い顔をしていたので「大丈夫ですよ。武器は持ってきておまりませんから」と、上着と腰帯を外す。妙なものを妙なところに隠しているかもしれないと、脱衣の間は見張られることとなった。
「私相手に小刀一本すら帯びず……良い度胸だ。それとも、こちらを舐めているのか?」
「ははっ、まさか。小刀一本あったところで足しにもならないでしょう? なら持つだけ無駄だと思ったまでですよ」
従者の方の目が光る中、脱衣所で率先して衣服を脱ぐ。
壁際の棚にある籠にそれを入れ、手拭いを腰に一枚巻いただけの姿を晒す。
ほら、何も持ってないでしょと配下の方に愛想を振りまくと、舌打ちしそうな顔でそっぽを向かれた。
本来貴族の風呂は、一人に対し複数の使用人が同行し、甲斐甲斐しく世話を焼く。真っ裸を当然の様に晒すわけだが、湯屋を利用するのが近衛の方々であり、世話する使用人も居ない状態なので、ここはサヤの国の湯屋規則で統一した。因みに、腰に手拭いを巻くのは作法であるらしい。
俺の貧弱な肉体に対し、リカルド様はまさしく筋骨隆々。腕や太ももの太さからして違う。節々に色々な傷が散りばめられていて、とても迫力があった。
同じく腰に手拭いを巻いただけの姿になったリカルド様と共に、湯船の前に向かった。
10
あなたにおすすめの小説
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる