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自覚 1
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「本当に、大丈夫ですか?
雨季が終わったら、すぐに夢を見なくなるわけじゃないんですよね?
なら、もう何日かくらい、傍に居た方が……」
心配そうなサヤが、そう言いつつ俺の寝台を整えている。
俺はそれに苦笑を返し、大丈夫だよと言葉を続けた。
「雨季の間、特に何も無かったから、もう大丈夫だ。
またうなされた時は起こしてしまうと思うけど、その時以外はゆっくり休んで欲しい。
長いこと、サヤもきちんと眠ってないだろう?」
仕事着のまま、防具をつけての就寝など、休んでいるとは言い難い。
雨季の前からずっと、不規則に起きる俺に付き合っていたのだ、もういい加減、きちんと休んでほしかった。
そう言ってもサヤは不安そうだ。「私はお昼寝したりしてましたし、大丈夫です」などと言っている。
また譲りません。とか言い出す前にと、俺は話をそらすことにする。
「そんなことより、色々心配させてしまって悪かった。
収穫量の話も、不安にさせていたんだろうな。
もっと早くに、畑の今後について話しておけば良かったよ」
博識であり、責任感の強い娘だから、氾濫を防げばどうなるかも薄々分かっていて、土嚢について教えてくれたのだと思う。
その事実を先に言わなかったのは、村人の命を最優先に考えたからであろうし、これについてを簡単に説明できなかったからでもあったろう。
川の氾濫を防げば収穫量が減る。だなんて、あの時聞いてもきっと、意味が分からなかった。今だからこそ、これだけの時間を共に過ごして来たからこそ、疑いもなく信じられるのだ。
「私は自分の行動を自分で決めたんです。
ならこれも、私の選んだことです」
収穫量が減るだなんて聞いてない! と、責められる可能性だって考えていたろう。
けれど、そこは人の命と引き換えにして良いものではない。その説得をする為に、あんなに沢山資料を用意していたのだと思う。
その責任感故に、あやふやな情報を渡すことを恐れているサヤが、こんな風に曖昧な情報を提示してきたことが、彼女の必死さを伺わせた。
怖かったろうな……。そう思うと、愛しさがこみ上げてくる。
一生懸命、俺たちのことを考えて、行動してくれる。この世界を大切にしてくれるサヤの優しさが、有り難く、好ましい。
けれどサヤは、そんな風に思われているとは考えてもいない様子で……。
「もっと……父の話をちゃんと聞いておけば良かったです……。
いつも言ってることが専門的すぎて、私には難しくって……。もっと真面目に聞いていれば、きちんとしたやり方を、お伝え出来たはずなのに……」
とても悔しそうに、不安そうに、そんなことを呟く。
だから、それは違うよと、言葉を遮った。
「本来なら、全て起こってから、沢山の犠牲を払ってから、知るはずだったことだ。
サヤにこうして教えてもらえなかったら、俺たちは取り返しのつかない失敗をしていたんだよ。
だから、そんな風に考える必要はない。
今回教えてもらえたことだって、俺たちにとっては相当貴重なことなんだ。
それに……この世界のことは、この世界の人間が、頑張らなきゃ駄目なんだよ」
全てをサヤに頼ってはいけない。
本来なら、その犠牲を払ってでも、何十年と時間をかけてでも、自分たちで道を探していかなければならないんだ。
そんな気持ちで口にした言葉だったのだけど、サヤが何故か、傷付いたような顔をする。
視線を手元に落とし、キュッと、唇を噛み締めた。
「……どうしたの?」
「……なんでもありません」
なんでもないなら、そんな顔はしない。
自分の言った言葉を思い返し、何が彼女にとって好ましくないことだったのかを思案したけれど、よく分からない。
サヤはというと、手早く支度を済ませて、ではお休みなさい。と、部屋を出て行こうとするものだから、とっさに腕を掴んで引き止めた。
「ちょっ、ちょっと待って。
何か、嫌なことがあったなら、ちゃんと言ってくれ」
「別に、なんでもないです……」
「サヤ……なんでもないなら、俺の方見て」
「嫌です」
ちょっと前の俺だったら、多分この拒絶で、遠慮してしまったと思う。
けれど、望郷の泉でのやりとりが、俺にそれを許さなかった。
サヤは、失わなくて良いと……離さなくても良いと、そんな風に受け取れる言葉をくれたのだ。
なら今俺がすべきことは、ここでサヤの手を離すことではないはずだ。
正直、拒否された時のことを考えると、恐ろしかった。だけど勇気を振り絞り、気持ちのまま、腕を引く。
引っ張られた彼女を、背後から抱き竦めた。
「そんな顔したまま出ていかないで、ちゃんと教えてくれ。
じゃないと俺、きっと一晩中眠れないから」
サヤを傷つけた理由をずっと考えて朝を迎えると、確信を持って言える。
彼女の黒髪を見下ろす。
頭半分、俺よりも背の低いサヤ。
こうして腕の中に収めると、その肩の細さに、やはり女の子なんだなぁと実感する。
艶のある見事な黒髪。触れればサラリと、引っかかりなく指が通る。
この世界に居ないはずの、出逢うことなどなかったはずの……あ。
「……部外者なんやて……実感しただけや……」
ぽそりと零れた言葉。
俺は、胸をギュッと掴まれた様な、切なさに襲われた。
何故、世界が違うのに、こうして出会ったのか。
どうしてサヤを、この世界に引き込んでしまったのか。
罪悪感は、もちろん今もある。だけど、この出逢いが無かったら、俺はきっと朽ちる日を待つばかりだった。こんな風に誰かを求めるなんてことは、無かったと思うのだ。
「そんなサヤだから、俺は救われた……」
黒髪に、言葉を染み込ませるように、唇を押し当てて呟いた。
愛おしい。
それ以外に表現できない。
この時俺は初めて、本気で、サヤを求めたのかもしれない。
君を好きなのだと、それだけをありったけ伝えたかった。
だけどそれじゃ、駄目なんだ。
足りないと、心が言っている。
サヤは女性を意識させられることが苦痛だ。
だからそれを求めてしまったら、彼女はここに居ることすら選べなくなってしまう。
ならどうやれば、彼女と深く繋がれるのだろうかと、考えた。
特別になりたい。
俺にとってサヤが特別であるように、サヤにとっての特別になりたい。
カナくんよりもずっと、深く、サヤを得たい。
彼女が、それを望んでくれるなら……。
もっと君を、知りたい。
「俺は……サヤを部外者だって、思ってるんじゃないんだ……。
そうじゃなくて……サヤの知識に、ただ頼りたくなかった。
その……そんな不甲斐ない人間に、なりたくない。
俺は、学舎も卒業してないし、剣も握れないし、妾の子だし、これといった特技もなくて、……だけど、努力する、から。
サヤの……特別に、なりたい。
それを、俺が望んでも、良い?」
いつか帰るのだとしても。
それまでの時間を、ただ傍にいるだけじゃなく、必要とされたい。
「君がどんな風に育って、君になったのかを知りたい。
俺がどんな風に育って、俺になったのかを知ってほしい。
今まで君のことを聞いてこなかったのは……サヤの言いたくないことを、聞いて、嫌われるのが怖かった。
俺の言いたくないことを聞かれるのも、怖かったんだ。
だけど……サヤになら全部を知られたって良いよ。サヤのことなら、なんだって知りたい。
どうか……俺を、見てくれないか。
君を故郷に帰す。
それまでの時間で良いから、俺を見てほしい。
もう、俺の気持ちだけでは、駄目なんだ。サヤの気持ちを、少しでも良いから、俺に与えてほしい」
暫く、そのまま、時が経つ。
………………は、反応が、無い。
なんか前にもこんなことがあった様な……?
そう考えたら、前の時は突き飛ばされ、拒絶されたのだと思い至り、冷や水を浴びせられたような心地になった。
だけど、口から出してしまった言葉は戻らないのだと、瞳を固く閉じて衝撃に耐える。
……しかし、その衝撃が、来ない……。
「……………………あの……サヤ?」
恐る恐る顔を覗き込もうとしたら、腕を振りほどかれ、突き飛ばされた。
たたらを踏んで、なんとか堪える。やはり拒否されたという絶望。
前回サヤに好きだと言った時と同じ状況。その既視感に、心が折れそうだ。
なのに視線はサヤを追う。
俺を突き飛ばしたサヤは、その両手で口元を隠し……真っ赤になっていた。
あれ、違う。
あの時の様に、縮こまって震えるサヤではなかった。
茹ってしまった顔は、恐怖に取り憑かれている風ではなく、まるで……。
「れ、レイのは、違う……」
真っ赤な顔で、震える声で、サヤが言う。
「もう、ええ加減自覚して。レイは、別に私のこと、何とも思うてへんって!」
そう言い捨ててから、風の様な勢いで、部屋を飛び出してしまった。
雨季が終わったら、すぐに夢を見なくなるわけじゃないんですよね?
なら、もう何日かくらい、傍に居た方が……」
心配そうなサヤが、そう言いつつ俺の寝台を整えている。
俺はそれに苦笑を返し、大丈夫だよと言葉を続けた。
「雨季の間、特に何も無かったから、もう大丈夫だ。
またうなされた時は起こしてしまうと思うけど、その時以外はゆっくり休んで欲しい。
長いこと、サヤもきちんと眠ってないだろう?」
仕事着のまま、防具をつけての就寝など、休んでいるとは言い難い。
雨季の前からずっと、不規則に起きる俺に付き合っていたのだ、もういい加減、きちんと休んでほしかった。
そう言ってもサヤは不安そうだ。「私はお昼寝したりしてましたし、大丈夫です」などと言っている。
また譲りません。とか言い出す前にと、俺は話をそらすことにする。
「そんなことより、色々心配させてしまって悪かった。
収穫量の話も、不安にさせていたんだろうな。
もっと早くに、畑の今後について話しておけば良かったよ」
博識であり、責任感の強い娘だから、氾濫を防げばどうなるかも薄々分かっていて、土嚢について教えてくれたのだと思う。
その事実を先に言わなかったのは、村人の命を最優先に考えたからであろうし、これについてを簡単に説明できなかったからでもあったろう。
川の氾濫を防げば収穫量が減る。だなんて、あの時聞いてもきっと、意味が分からなかった。今だからこそ、これだけの時間を共に過ごして来たからこそ、疑いもなく信じられるのだ。
「私は自分の行動を自分で決めたんです。
ならこれも、私の選んだことです」
収穫量が減るだなんて聞いてない! と、責められる可能性だって考えていたろう。
けれど、そこは人の命と引き換えにして良いものではない。その説得をする為に、あんなに沢山資料を用意していたのだと思う。
その責任感故に、あやふやな情報を渡すことを恐れているサヤが、こんな風に曖昧な情報を提示してきたことが、彼女の必死さを伺わせた。
怖かったろうな……。そう思うと、愛しさがこみ上げてくる。
一生懸命、俺たちのことを考えて、行動してくれる。この世界を大切にしてくれるサヤの優しさが、有り難く、好ましい。
けれどサヤは、そんな風に思われているとは考えてもいない様子で……。
「もっと……父の話をちゃんと聞いておけば良かったです……。
いつも言ってることが専門的すぎて、私には難しくって……。もっと真面目に聞いていれば、きちんとしたやり方を、お伝え出来たはずなのに……」
とても悔しそうに、不安そうに、そんなことを呟く。
だから、それは違うよと、言葉を遮った。
「本来なら、全て起こってから、沢山の犠牲を払ってから、知るはずだったことだ。
サヤにこうして教えてもらえなかったら、俺たちは取り返しのつかない失敗をしていたんだよ。
だから、そんな風に考える必要はない。
今回教えてもらえたことだって、俺たちにとっては相当貴重なことなんだ。
それに……この世界のことは、この世界の人間が、頑張らなきゃ駄目なんだよ」
全てをサヤに頼ってはいけない。
本来なら、その犠牲を払ってでも、何十年と時間をかけてでも、自分たちで道を探していかなければならないんだ。
そんな気持ちで口にした言葉だったのだけど、サヤが何故か、傷付いたような顔をする。
視線を手元に落とし、キュッと、唇を噛み締めた。
「……どうしたの?」
「……なんでもありません」
なんでもないなら、そんな顔はしない。
自分の言った言葉を思い返し、何が彼女にとって好ましくないことだったのかを思案したけれど、よく分からない。
サヤはというと、手早く支度を済ませて、ではお休みなさい。と、部屋を出て行こうとするものだから、とっさに腕を掴んで引き止めた。
「ちょっ、ちょっと待って。
何か、嫌なことがあったなら、ちゃんと言ってくれ」
「別に、なんでもないです……」
「サヤ……なんでもないなら、俺の方見て」
「嫌です」
ちょっと前の俺だったら、多分この拒絶で、遠慮してしまったと思う。
けれど、望郷の泉でのやりとりが、俺にそれを許さなかった。
サヤは、失わなくて良いと……離さなくても良いと、そんな風に受け取れる言葉をくれたのだ。
なら今俺がすべきことは、ここでサヤの手を離すことではないはずだ。
正直、拒否された時のことを考えると、恐ろしかった。だけど勇気を振り絞り、気持ちのまま、腕を引く。
引っ張られた彼女を、背後から抱き竦めた。
「そんな顔したまま出ていかないで、ちゃんと教えてくれ。
じゃないと俺、きっと一晩中眠れないから」
サヤを傷つけた理由をずっと考えて朝を迎えると、確信を持って言える。
彼女の黒髪を見下ろす。
頭半分、俺よりも背の低いサヤ。
こうして腕の中に収めると、その肩の細さに、やはり女の子なんだなぁと実感する。
艶のある見事な黒髪。触れればサラリと、引っかかりなく指が通る。
この世界に居ないはずの、出逢うことなどなかったはずの……あ。
「……部外者なんやて……実感しただけや……」
ぽそりと零れた言葉。
俺は、胸をギュッと掴まれた様な、切なさに襲われた。
何故、世界が違うのに、こうして出会ったのか。
どうしてサヤを、この世界に引き込んでしまったのか。
罪悪感は、もちろん今もある。だけど、この出逢いが無かったら、俺はきっと朽ちる日を待つばかりだった。こんな風に誰かを求めるなんてことは、無かったと思うのだ。
「そんなサヤだから、俺は救われた……」
黒髪に、言葉を染み込ませるように、唇を押し当てて呟いた。
愛おしい。
それ以外に表現できない。
この時俺は初めて、本気で、サヤを求めたのかもしれない。
君を好きなのだと、それだけをありったけ伝えたかった。
だけどそれじゃ、駄目なんだ。
足りないと、心が言っている。
サヤは女性を意識させられることが苦痛だ。
だからそれを求めてしまったら、彼女はここに居ることすら選べなくなってしまう。
ならどうやれば、彼女と深く繋がれるのだろうかと、考えた。
特別になりたい。
俺にとってサヤが特別であるように、サヤにとっての特別になりたい。
カナくんよりもずっと、深く、サヤを得たい。
彼女が、それを望んでくれるなら……。
もっと君を、知りたい。
「俺は……サヤを部外者だって、思ってるんじゃないんだ……。
そうじゃなくて……サヤの知識に、ただ頼りたくなかった。
その……そんな不甲斐ない人間に、なりたくない。
俺は、学舎も卒業してないし、剣も握れないし、妾の子だし、これといった特技もなくて、……だけど、努力する、から。
サヤの……特別に、なりたい。
それを、俺が望んでも、良い?」
いつか帰るのだとしても。
それまでの時間を、ただ傍にいるだけじゃなく、必要とされたい。
「君がどんな風に育って、君になったのかを知りたい。
俺がどんな風に育って、俺になったのかを知ってほしい。
今まで君のことを聞いてこなかったのは……サヤの言いたくないことを、聞いて、嫌われるのが怖かった。
俺の言いたくないことを聞かれるのも、怖かったんだ。
だけど……サヤになら全部を知られたって良いよ。サヤのことなら、なんだって知りたい。
どうか……俺を、見てくれないか。
君を故郷に帰す。
それまでの時間で良いから、俺を見てほしい。
もう、俺の気持ちだけでは、駄目なんだ。サヤの気持ちを、少しでも良いから、俺に与えてほしい」
暫く、そのまま、時が経つ。
………………は、反応が、無い。
なんか前にもこんなことがあった様な……?
そう考えたら、前の時は突き飛ばされ、拒絶されたのだと思い至り、冷や水を浴びせられたような心地になった。
だけど、口から出してしまった言葉は戻らないのだと、瞳を固く閉じて衝撃に耐える。
……しかし、その衝撃が、来ない……。
「……………………あの……サヤ?」
恐る恐る顔を覗き込もうとしたら、腕を振りほどかれ、突き飛ばされた。
たたらを踏んで、なんとか堪える。やはり拒否されたという絶望。
前回サヤに好きだと言った時と同じ状況。その既視感に、心が折れそうだ。
なのに視線はサヤを追う。
俺を突き飛ばしたサヤは、その両手で口元を隠し……真っ赤になっていた。
あれ、違う。
あの時の様に、縮こまって震えるサヤではなかった。
茹ってしまった顔は、恐怖に取り憑かれている風ではなく、まるで……。
「れ、レイのは、違う……」
真っ赤な顔で、震える声で、サヤが言う。
「もう、ええ加減自覚して。レイは、別に私のこと、何とも思うてへんって!」
そう言い捨ててから、風の様な勢いで、部屋を飛び出してしまった。
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