Vulture's wish Swan's prayer

batter

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二枚目はまだ終わらない。僕のターンだから。

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話を聞き終えた僕はただ呆然とそこに鎮座していた。想定より彼女の話のスケールが大きすぎる。

やっとのことで重い口を開いた

「あ...えっと、なんというか...、正直に言うと少し疑っていた部分もあったんです。
貴方はそんなに美しいのに僕の過去と重なる部分なんかあるのかって。」
そこまで言い切り頭を下げる。
「疑ってすみませんでした。」

彼女は謝る僕を止め慌てて言う。
「そんな謝られるために話したんじゃありませんし、こんな話されて急に信じろという方が難しいのは重々承知しています。」
僕はゆっくりと頭を上げた。

覚悟は決めたはずだ。

「僕の話はありきたりで、そこまで大した話じゃないです。」

それでは、話します。



話し終え、僕は彼女を見た。彼女は下を向き口を固く閉じたまま微動だにしなかった。


おかしい、そこまで変な話じゃなかったはずだ。

両親に捨てられ孤児院では毎日虐められ仕舞いには烏に売り渡された。その証拠に腕には烏が終身雇用契約として焼き付けた跡があるはずだ。
ただそれだけのことで、大した話じゃないはずだ。なぁ、そうだろう?

彼女はやはり動かない。

僕は困った。一刻も早くこの沈黙を終わらせたかった。そうだ、いい思い出の話をすれば彼女は喜んでくれるかもしれない。場を和ませるためのいい思い出、思い出...

あ、一つだけ、面白い話があった。

「そんなに落ち込まなくてもいいですよ。
今、一つだけ楽しかったことを思い出したんです。」
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