転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール

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第二章

マリアベルの災難リターンズ

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午後、おやつに[どら焼きもどき]ををいただいている所に、知らせてが入った。

「アルビス公爵子息とランディエール侯爵子息がいらっしゃり お嬢様にお目通りをとご連絡がありました。」

げげ、エロとホストなんで来るの?
なんの用よ、私、用なんてないわ!
どうしよう。

セバスチャンが父に連絡をしてくれ、本館のホールにお通しておいてくれた。
急いでカツラを被り支度を整えて本館へ向かう。
本館へは行った事が無いのでリリアンが付き添ってくれた。

「マリアベル、お二人は領地に帰る途中に挨拶によってくださったのだよ。」
そうだった、クラレンス領はアルビス領とランディエール領に挟まれていたんだったわ。

「ええ、クラレンス領は隣なのに、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
マリアベル嬢と学園でご一緒させていただいておりますので 帰宅前にご挨拶を と思い寄らせていただきました。」

エロとホストが頭を父に礼を取った。

「ご丁寧な挨拶恐れいります。
このまま帰宅となると山越が夜になって危険だ、是非こちらに一泊して行きなさい
部屋だけは沢山あるのでなんの気兼ねはいらないよ!」

えーー、招くのぉ、
じゃぁ、アイツらと夕ご飯食べないと いけないじゃないのぉ、、、、
あの2人、チカンと婦女暴行犯なんだよ。
でも、、言うと私がマリアになってた事がバレるし••••
お父様がいるし、私は旧館にいるから大丈夫か、仕方ないなぁ。

ディナーは4人で本館で取る事となった。
お父様は学園の話を聞けて嬉しそうであった。
「文学史のコール教授は退官されたのかぁ、素晴らしい方だったが、残念だな。」
「今は弟子のフィルスナー子爵が教鞭に立っております。」
「えぇ、ベンが、ベンジャミン•フイルスナーの事が?私と彼は同期だったのだよ。
会ったら宜しくと伝えくれるか?」
「ええ、喜んで!」
三人で話が弾んでいる。

はぁ、早く帰りたい。

やっと食事が終わった。
私は眠くなったと言い訳してガブリエルに付き添われ旧館に帰った。
「お嬢様、無事終わって良かったですね。
でも、まだ気が抜けませんよ。
いったい何の用事なんでしょうかね?
まさかマリアを探しに来たって事は無いでしょうね?」
「殿下が王命で探せ!とか?」
「ありえますぅ、王子 バカだから」
私たちは、散々王子を馬鹿にした。

朝の朝食を旧館でのんびりと取っていた。

「そー言えば、ジャックが、雑穀 見て欲しいって言ってました。」
給仕をしながらリリアンが伝言してくれた。
「何か新しいお菓子ですか?」ワクワクしている。
後で一緒に飼料小屋に行きましょうね!

食事が済んで、腹ごなしがてら リリアンを連れて飼料小屋に向かった。

もし、バッタリとアイツらに遭遇すると厄介なので念の為、一応カツラはかぶっておこう。

「ねえ、リリアン。ライスって聞いた事ある?」
「うーん、ないですねぇ、、それ美味しいんですか?」
「凄ーく、アズキに合うのよ。」
「うーー!食べて見たいですぅ!!!」
でしょ、でしょ、

和気藹々と話していると、、、
突然、リリアンが背中から羽交い締めをして来た。
「もー、リリアンたら、ふざけないでよぉ」
リリアングイグイと締めてくる。
「リリアン、やめて、」

リリアンは耳元で呟く
「マリアの居場所 教えろ」

えっ、なに、なにを言っているの?

「マリアの居場所、教えろ」

リリアンしっかりして、リリアン!

「マリアの居場所。教えろ」
同じ事を言い続けている。

明らかにおかしい?

ガサガサ、草むらからラヴィが出てきた。
「マリアベル様、強情だね、大人しく居場所を教えてればこんな事にならなかったのにさぁ、、、」

ラヴィは 私の手を掴み指先を合わせ。

「やめてよ、人を呼ぶわよ、離してよ」

「強情貼るからだよ、君のカラダに聞くまでさ!
さあ、教えてよ、マリアをどこに隠したの?」

指先からモアモアと紫のモノが入ってくる。
エロブルーの時の魔力注入とは全く違う、多量な魔力が荒荒しく入ってくる。
だめ、強すぎて押し出せない。

ダメ、ダメ、意識が無くなる、
あ、あ、あ、乗っ取られる。
助けて、助けて、助けて、、、

«バチバチバチ»
脳みその中に電気スパークが走った
押し出せ、押し出せ、押し出せ——————

「「「「ドッカーン」」」」
持っている魔力全開で押し出した

ラヴィが押し飛ばされるのと同時に[蹴り]が飛んで来た。
 <<<<<スパーン>>>>
ラヴィは吹っ飛んで行った

「マリアベル様ぁぁぁ、ご無事ですか?
あーあ、またキラキラ量産してますね。」
魔力が散って回りがキラキラしていた。

ガブリエルと、誰か知らない人が助けにきてくれた。

私を抱きしめて
「マリーちゃん、マリーちゃん、大丈夫がい、僕が付いていながら、、、ゴメンよ」

知らない人?いいえ 知っている。
この気配、覚えがある。
顔を見ると、誰かに似ている?お祖父様?

「伯父さんだよ、マリーちゃんの叔父さんだよ。」

伯父さん?もしかしたらカツラ職人の?

「カツラは王様が作ったというか、作らせたんだけど••••
僕はローガンの兄なんだ。
モーリス伯父さんと呼んでくれ。」

モーリス伯父様、初めまして。
初めましてじゃないですよね。
いつも、側にいてくれてましたよね?

「マリーちゃん、そうだよ。側で見守っていたよ。」

「伯父様、ありがとうございます。
どうして、今まで黙っていたんですか?」

「それはね、驚かせようと思ってコッソリと見守っていたんだけどさぁ、現れるタイミングを失っちゃって、アハハハ」

ウフフフ、伯父様はお茶目さんですね。

「それより、この糞ガキどうしましょう、」
ガブリエルがラヴィを押さえつけて言った。

ラヴィは私の全開魔力を受けて呆けてしまっていた。
そして、ズボンの前に染みが出来ている。

「同行のアルビス公爵子息に引き取ってもらおう。
一応ランディエールの子息だ。こちらで罰する事は出来ない。
しかし、この事はランディエール侯爵に強く抗議して処罰してもらうからな!
覚悟しておけ。
なんの意図があって我が家の姫に 意識操作しようとしたのかわからんが、我が家での狼藉絶対に許す訳にはいかない。
顔も見たくない 直ぐに立ち去れ!」

「ガブリエル、つまみ出せ 」
そう言うとモーリス伯父は私の手を引いて立ち去って行った。

我に帰ったリリアンが、
「なにがあったの?」とキョトンとした顔をして 私の後ろから走って付いて来た。











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