無慈悲な正義と女難

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第一章 現代編(闇組織の存在)

09 クラブママ春美①★

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取引業者に連れて行かれた銀座のクラブママは30代後半で和服の似合う良い女だった。左隣に座ったママは、然りげ無く会話をしながら妙に身体を密着させ隆之の膝上に手を置いている。
「初めまして、当クラブのママ春美です。世界的企業の森下製作所の創設者で社長、あっ、失礼しました。今は会長に退かれていましたね。そして、伝説的発明家の森下会長にご来店頂けて凄く光栄ですわ。これから是非ともこ贔屓にお願いします」
クラブのママらしい挨拶なので、てっきり営業の一環だと思っていたが、ママは他のお客への挨拶で席を離れる時はあるが、何時迄経っても隆之の隣を確保したまま離れようとしない。周りと笑顔で会話しているが、隆之の膝に手を添えたままだった。
「全ての実権は息子に譲って、気楽な名前だけの名誉会長で、好きな研究を一人でコツコツやっている爺さんですよ。まあ、妻を亡くしてから寡暮らしで女性に接する機会も少ないので、ママさんのような美人が横に座って頂けるだけで感激です」
適当に話を合わせていたが、さすが銀座クラブのオーナーママだけあり、森下製作所の主力商品についてよく知っていた。更に、驚いた事に先頃発表した新商品について既設商品と違いや開発段階の失敗談などを興味深く聞いてくるので、ついつい時間を忘れて話し込んでしまった。11時を少し廻ったところで、
「会長、話が弾んでいるところ申し訳有りませんが、そろそろ、お開きにしませんか?」
「そうだな、まだ話し足りないが、引き上げようかな」
業者の営業担当篠田さんが、嬉しそうに
「春美ママ、会計は何時ものように、それと森下会長にタクシーを呼んでください」
春美ママは隆之の隣に座ったまま、篠田さんに
「篠田部長さん、森下会長へ常連になって頂けるようお願いしても良いかしら?最近、商売仇の妨害で厳しいの、ねぇぇっ、良いでしょ」
猫撫で声で篠田に強請る春美ママ、篠田は困り顔で隆之に助けを求めた
「春美ママが、どうしても会長を紹介してくれと言うので、断り切れずにこんな事になって」
本当に申し訳無さそうな顔をしている篠田
「こんな良い店を紹介してくれた篠田君には感謝している。私はもう少し飲んで行くから、先に帰りなさい。それと、今日提出された御社からの提案、中々面白そうなので、もう少し詳しい内容のモノを作ってくれれば、私の方から息子に便宜を図るよう働き掛けておくので」
「有難う御座います。そらなら私はお言葉に甘えてお先に失礼させて頂きます」
篠田は、隆之にお辞儀をするとドアに向かって歩き出した。
「美代ちゃん、篠ちゃんがお帰りだから、外でタクシーを拾って上げて!」
さっきまで篠田の横に座っていた美代が慌てて篠田の元に駆け寄り、手を組んで店を出て行った。直ぐに戻って来た美代は、春美ママに「ママ、ちょっと早いけど、お先に上がります」と声を掛け更衣室に入っていく。
「篠ちゃんと美代、結構深い関係になっているのよ。今日は篠ちゃんのマンションでしっぽりかも。そう言えば、篠ちゃんが部長になったのは、会長さんのお陰だと聞いたけど本当なの?」
「否、彼の実力だ」

大手素材メーカーの新人だった篠田が、森下製作所へ飛込み営業で訪れたのが15年前、当然、本社の受付はアポイントを取った面会以外は駄目と突っ撥ねていた。その時、研究室から作業着姿でその前を通り過ぎようとした時、足元に偶然落ちて来た提案書を拾い見たのが、彼と最初の出会いだった。
「面白そうな素材だね。この提案書を私にくれないか?」
「はい、そんなので良ければ・・・」
後日、隆之は素材メーカー営業に直接電話を入れ、提案書に記載された素材の詳細資料と開発担当、営業担当を呼び付けた。勿論、営業担当は篠田を指名してである。
そのメーカーとの正式契約を交わした事で、篠田が森下製作所担当営業と決まり。隆之の元を頻繁に訪れるようになった。彼の良いところは、隆之がこんな素材は作れないかと相談すると、自社の開発担当を直ぐに派遣し、可能と判断されれば、即座に開発に着手してくれた。
持ちつ持たれつの関係は現在でも特殊素材の調達は全て彼の会社から行われている。森下製作所との取引拡大により、2年前から彼は本社営業部長に抜擢されている。

「そこそこやり手だと思うけど、ちょっと線が細くて本社営業部長までどうして出世したのか、少し不思議で」
「彼はああ見えて、客のニーズをいち早く見抜く天性の勘とも言えるモノを持っている。内の馬鹿息子は書類の山に埋もれさせていたが、彼の提案書に書かれた内容は、素晴らしいモノだった。上手く開発出来れば、彼と私の会社は更に飛躍出来るだろう。彼は近い内に取締役に抜擢されるだろうから、春美ママも逃げられない繋ぎ止めて置いた方が良い」
「アドバイス、有難う御座います」
春美ママと数人のホステス達を相手に世間話などしている間に、閉店時間か来た。ホステス達、全員にチップを渡し、精算を終えた隆之がタクシーを頼もうと口を開くと
「ねぇ、森下会長、もし良ければ私のマンションでもう少しお話ししてくれまさんか?」
まだ、ホステス達が居たので耳元で春美ママが囁いたので、軽く頷くと
「20分後に、大通りに出て直ぐ右にある喫茶"白馬"で待っていてください」
先に"白馬"に入りコーヒーを注文して春美を待った。
「御免なさい、お待たせして」
約束の20分を少し過ぎて姿を見せた春美は何も注文せず、隆之の精算まで済ませた。大通りに出ると、タクシーを拾う。
春美のマンションに到着し、隆之を部屋に招き入れると、いきなり春美は抱き付き唇を重ねてきた。キスしながらズボンの上からペニスを弄る春美は、クラブでのやり手ママの顔と違い、淫靡な本性を曝け出す、一人の熟した女の顔をしていた。
そして、隆之のズボンのベルトを緩め、ファスナーを下げた春美は、トランクスの中に手を差し込みペニスを握り締め
「森下会長のおチンチン、凄く大きくて硬いわ」
玄関で隆之の足元にしゃがみ込み、トランクスからペニスを取り出すと、亀頭に舌を這わせ美味しそうにペロペロと舐め始める。亀頭から幹、玉袋と卑猥な音を立て舐める春美を視覚で楽しみながら、暫く好きなように任せていた。
「森下会長、欲しくなったの」
隆之を寝室の大きなベッドに導き、仰向けに寝かせ、ズボンとトランクスを脱がせてくれた。既に硬く勃起したペニスを指先で撫で回していた春美が、着物の裾を捲り上げ跨がると、しっかりとペニスを握りながら、腰を下ろし熟したおマンコの割れ目にそっと触れさせる。
既に用意万端と溢れ出る愛液を亀頭に擦り付け、更に愛液を手に塗し、幹部分に塗りたくると、一気に腰を下ろして根元までおマンコに咥え込むと、春美の膣襞がペニスを締め付けながら蠢くように絡みついてくる。
「あぁぁん、凄い、こんなおチンチン始めて、こんなに気持ち良いのを知ったら、はぁぁん、もう森下会長から離れられなくなっちゃう、あぁぁん、良いの、とっても気持ち良い、腰が勝手に動いて止まらないの、あっ、あぁぁぁぁ・・・」
春美は着物が汚れる事など気に留めていないようで、激しく腰を揺すり、身体を仰け反らせ喘ぎ続ける。隆之は、ゆっくり上半身を起こし座位で春美を抱えると、帯を解き、着物を脱がせた。
肌着の帯紐を解くと、真っ白で綺麗な乳房が露わになる。両手で掴み、柔らかな感触を味わいながら硬く勃起した乳首を指先で弄ぶ。結った髪を振り乱し、喘ぎまくるエロスを楽しんでいると、
「あぁぁっ、こんなに私を乱れさせたのは、森下会長が初めてなの」
前後左右、上下に激しく腰を動かし乱れまくる春美の愛液で、ベッドのシーツはベトベトに濡れていた。
「あぁぁっ、凄い、はぁぁん、あぁぁ、良い、はぁぁん、凄い、凄い・・・」
春美が絶頂に近付きつつあるのが、腕を掴む力の入れ具合、喘ぎ声の変化、ペニスに絡みつく膣襞の動きで感じ取れた。隆之は、春美がより深い絶頂を迎えられるよう、春美の動きに合わせ腰を突き上げる。
「ひぃぃっ、ひぃぐぅぅ、ひぃぃぃ・・・」
春美の声が喘ぎから悲鳴に近いものに変わる。同時にベッドへ膝を落とし、身体を大きく仰け反らせ、鳴咽を漏らしながら全身をピクピクと痙攣させ始めた。痙攣は更に続き、大きく身体を揺すり、隆之の腕を力一杯掴んでいた。
じっと抱き締めていると、痙攣は徐々に治まり、隆之をベッドに押し倒し覆い被さるように倒れ込み動かなくなった。
そのまま、目覚めるのを待っていると、やがて正気を戻し
「私だけ一人でイッちゃって、御免なさい。パトロンに捨てられてから約半年、ずっと男日照りだったから、いいえ違うわ。今まで、男性に抱かれて失神した事など一度も無い、それに何時も受け身で自ら騎上位で激しく腰を振るなんてした覚えがないのに、きっと会長が凄く私好みの男性で、素敵なモノをお持ちだから、そう、絶対そうだわ」
「お世辞でも、春美ママのような美女に言われると嬉しいモノだな」
「男に媚を売る水商売女の言葉じゃ、お世辞に思われて当然ですね」
僅かだが、悲しそうな表情の春美、
「そんな顔を見せられたら、本気で春美ママを好きになってしまうだろう?」
「一生懸命尽くしますから、私を森下会長の愛人にして頂けませんか?」
「私は構わないが、本当に良いのか?」
「はい、本気ですから。ちょっと、そのまま仰向けで待ってもらえます」
一旦寝室を出て行った春美は、アイスボックスを持って戻って来た。そこから氷を一欠片取出し口に含み噛砕くと、そのまま隆之の硬直したままのペニスを咥えた。熱く欲情したペニスが氷で冷やされる刺激がとても新鮮で、更に硬く勃起する。
さすがに銀座クラブのオーナーママだけあって、男性経験も豊富なようで、甘いも酸っぱいも知り尽くした女の性が垣間見える。
「今度は、会長が私の中にいっぱい出して気持ち良くなってくださいね」
「会社はお飾りの会長職に退いたが、こっちはまだ現役でのつもりなので、場合によっては孕んでしまうかもしれないが?」
「うふっ、会長に種を撒いて頂ければ、決してご迷惑はお掛けしませんわ」
「もし妊娠したら・・・」
「責任は取るとおっしゃるのでしょ。そんなのはその時に決めてくだされば良いですから、今は私の中で気持ち良くなってください」
隆之の手を引き上半身を起こすと、座位でおマンコに挿入した。春美は激しく腰を振り、耐え切れず膣奥に迸りを放つと、氷フェラで再び奮い立せ、また中出しするまで腰を振り続ける。寝室には甘い栗の花の匂いが充満し、その匂いが二人を更に興奮させてしまう。
結局、朝までに6回射精させられ、その間に数え切れない絶頂を味わった春美は、精魂尽きたように、二人の汗と愛液、精液でベトベトになったベッドに横になったまま動けなくなっていた。
「篠田君に頼んで私を呼んだ本当の理由を聞かせてくれないか?」
「俗っぽい話しなので、今度にします。今日は、森下会長に可愛がって頂いた幸せを噛み締めて、昼過ぎまで眠っていたいの、朝食もこ用意しなくて本当に御免なさい」
春美は多分疲れて起きれなかったのだろう。直ぐに寝息を漏らし始めた彼女に布団を掛けてやり、
"何かあったら気兼ね無く、この番号に連絡しなさい"
と書いたメモを枕元に残し、春美のマンションを後にした。
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