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・松嶋先生はせんちゃんのことが…!?(ほのぼの)
気づいてるのかよ
しおりを挟む──ラジオネーム・ナナフシ先生。
優兄のラジオにメッセージを送って何度も読まれている常連リスナーらしい。
なるほど。
だから先生は優兄のことを知っていて、優兄は『松嶋』の名前じゃナナフシを認識していなかったのだ。
──ってか、裏でナナフシって呼ばれてることに気づいてるのかよナナフシめ。
しかもわざわざラジオネームに使うとは。
そんな自虐っぽいところもますます根暗だ。
「この前ね、その先生が悩み相談してきたの。『超コミュ障でうまく話せなくて絶対に教師にむいてない、辞めたい。でも家族を悲しませたくない。どうしたらいいでしょうか』って」
「ナナフシ……」
──あだ名といい、教師不向きといい、いろいろと自覚がありすぎる。暗い暗いと言いまくってきたのが申し訳ない。かわいそうになってきた。
「まさかせんちゃんがお世話になってる先生だったとは……」
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