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夜の散歩中に出会った不器用な吸血鬼くん(R15)
気弱不器用な吸血鬼くん2
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待ってて
すぐに気持ちよくなるから
んふふ
ボクの唾液には弱い毒が混ざってるからね…
だんだん感覚が麻痺してくるんだ
痛いことなんて忘れるよ……
ぴちゃぴちゃぴちゃ……
(唇を押し当てて長めに舐める音)
じゅるっ、ぢゅ!
(血を吸い上げる音がだんだん派手になる)
ちゅっ、じゅるる、ちゅっ、ぶちゅ……!
(情事を匂わせるようなリップ音になっていく)
はぁっ、はあ……やばい……
おいしすぎる……
……ん?
うわあっ!!!!
ごめんね!
舐めすぎた!!
わあっ……どうしよう
気絶しちゃってる。
毒がききすぎたかな……?
ごめんね
久しぶりだったから、つい……
やめられなくなっちゃった
きみの血、
とっても甘くて優しい味がした……
涙をいっぱい流している人間の味だ。
きっと、毎日毎日つらい思いをしてるんだね。
だから、死にたいんだね。
それなのにこんなボクのお願いを聞いてくれて、
ありがとう。
……って、聞こえてないか。
街の方まで運んであげなくちゃ。
よいしょっ
……うわっ軽いなぁ……、
血、ホントに舐めすぎたかも……
ねぇ
もし、ボクのことが嫌じゃなかったら、
また同じ時間にここへ来て。
待ってるから
そうだ
他のヤツらに狙われないように
ボクの匂いをつけておくね
ちゅっ
(手首にかわいいキス)
もしまた手首が切りたくなったら
ボクのことを思い出して
ボクはきみの味方だよ。
そして、
きみはボクのお願いを
拒まずに受け入れてくれた
初めての人間。
本当にありがとう
どうかもう一度、会えますように
おやすみなさい……
【END】
すぐに気持ちよくなるから
んふふ
ボクの唾液には弱い毒が混ざってるからね…
だんだん感覚が麻痺してくるんだ
痛いことなんて忘れるよ……
ぴちゃぴちゃぴちゃ……
(唇を押し当てて長めに舐める音)
じゅるっ、ぢゅ!
(血を吸い上げる音がだんだん派手になる)
ちゅっ、じゅるる、ちゅっ、ぶちゅ……!
(情事を匂わせるようなリップ音になっていく)
はぁっ、はあ……やばい……
おいしすぎる……
……ん?
うわあっ!!!!
ごめんね!
舐めすぎた!!
わあっ……どうしよう
気絶しちゃってる。
毒がききすぎたかな……?
ごめんね
久しぶりだったから、つい……
やめられなくなっちゃった
きみの血、
とっても甘くて優しい味がした……
涙をいっぱい流している人間の味だ。
きっと、毎日毎日つらい思いをしてるんだね。
だから、死にたいんだね。
それなのにこんなボクのお願いを聞いてくれて、
ありがとう。
……って、聞こえてないか。
街の方まで運んであげなくちゃ。
よいしょっ
……うわっ軽いなぁ……、
血、ホントに舐めすぎたかも……
ねぇ
もし、ボクのことが嫌じゃなかったら、
また同じ時間にここへ来て。
待ってるから
そうだ
他のヤツらに狙われないように
ボクの匂いをつけておくね
ちゅっ
(手首にかわいいキス)
もしまた手首が切りたくなったら
ボクのことを思い出して
ボクはきみの味方だよ。
そして、
きみはボクのお願いを
拒まずに受け入れてくれた
初めての人間。
本当にありがとう
どうかもう一度、会えますように
おやすみなさい……
【END】
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