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第二章
2-10 成長
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冷静になると罪悪感と後悔で頭を抱えることになってしまったのは言うまでもないよね。
思春期の不安定な感情が蘇ってきた。お母さんのことが大好きだったのに、話しかけられるだけでイライラしていたあの頃。うまく自分の気持ちをコントロールできなくて、自分でも自分の気持ちがよくわからなくて物に当たったりもした。
そんな成長過程のこと今ではお母さんとも笑って話せていたのに、恋愛に関してはまだまだ成長段階で。不安が押し寄せてしまうのは私に原因がある。私が理人さんの横で自信を持っていられないから。私が絶世の美女になるのは無理。でも自分を肯定できるくらい努力をすることはできる。
「佐藤さん綺麗になったよね」
絶賛脳内会議中だった私に、同僚の山田さんが言った。
「え?どのあたりがですか?」
コンビニのコアタイムが終わり、お客さんは誰一人としていない時間だった。そんなときは手を動かしつつ談笑をするときもある。
「まずメイクのり、全然違うでしょう?あと髪。適当に結んでいたのに、お団子にしておくれ毛まで綺麗に整えてて可愛い。あとは歩き方も変わった。がさつに足音立てて歩く感じあったのに」
「ちょっと待ってください。私のことがさつだとか適当だとか思ってたんですか?悲しい」
褒められたのがちょっと嬉しくてふざけて返す。主婦の山田さんとは二年以上の付き合いで、この店舗の中では一番仲良くさせてもらっている。
「もったいないと思ってたんだよね。年齢的にもまだまだ働けるし、これから恋だってできるのにって。だけど何があったかは知らないけど、佐藤さんにとっていい出会いがあったのかなって。表情も柔らかくなったし、お客さんへのマニュアル+αができるようになった」
「ロボットみたいだったってことですか?」
「んー・・・。佐藤さんって人のことよく見てるし、色んな気配りができるんだけどそれを表には出さないじゃない?仕事できるのにさりげなく、むしろバレないようにやってのけるから、あれ?気のせい?みたいな受け取りしかされてなかったの。それが最近では愛嬌もでるようになったから、お客さんからの評判もよくなったと思う。たまに聞かれるよ。あの子はいないの?って」
「ええぇ。信じられない」
「自分じゃわからない成長ってあると思う。努力して返ってくる成長には気付くけど、そうじゃないものって意外と自分じゃわからないもの。でも佐藤さんは良い女へ向かっている気がする。恋バナもいくらでも聞くからね?」
軽快な入店の音楽が鳴って、カウンターでの井戸端会議は終了した。
すごく心が軽くなった。理人さんだけ成長してずっとおいていかれているばかりだと思っていたけれど、私も成長している。この出会いと経験が私を正しく導いてくれているんだ。大丈夫。努力は裏切らない。頑張ろう。もっと。悩んで落ちる暇があるなら、努力する自分でありたい。
理人さんから連絡があった。合宿が終わり本日自宅に戻る事、そして夜に会いに行くと。
一瞬あの猫撫で声が頭を過るが、そんなものに揺らぐような人ではない。理人さんはちゃんと信用できる人。信用できなかったのは、理人さんに好いてもらえている自分のことだけ。
理人:もうすぐ着くよ
バイトから帰ってシャワーを浴びて、もう一度軽くメイクをした。してませんよ感を出すために極力薄く、まつ毛は上げて。髪はサラサラ艶ストレートに見せるために、オイルを塗ってから櫛で梳かす。
二週間ぶりに会う。藤原邸での仕事が始まってからそんなに期間が空いたことがないから、どうしてもドキドキしてしまう。何度も鏡で確認をして、スマホを覗いて時間ギリギリまで口臭予防のガムを噛む。
理人:着いたよ。出てこれる?
なんだろうこの気持ち。どきどきとわくわく、当たり前に同じ時間を過ごしていたのになんだか緊張する。濡れた捨て犬みたいな姿も見られているし、すっぴんだって見られている。それを貶したりせずに笑って全てを受け入れてくれている理人さんに、私はどうしようもなく恋をしているの。
Tシャツに薄手のパーカーを羽織って外に出ると、階段下に二週間ぶりの理人さんが立っていた。ラフな白のTシャツに黒のスラックスはシンプルなのに、そもそもの造形の美しさと男らしくなった体つきのお陰でシンプルの最上位って感じだ。はやる気持ちを抑えて転ばないようにゆっくりと階段を下りれば、まるで王子様のように手を差し出されて鼓動が早まる。そっと伸ばした指先は優しく包まれて、階段を下りきったときには無言で見つめ合う。
「・・・元気でしたか?」
「体は元気だよ。目まぐるしい日々だった。もう行きたくない」
「ふふ。免許取り消しになるようなことをしなければ行かなくてすみますよ」
「お安い御用だ」
ふっと弧を描く口角が綺麗で、夏の暑さを感じさせない爽やかさに胸が高鳴る。繋がれたままの手を引かれてアパートの敷地を出れば、すぐ近くに車が一台停まっていた。
「田村さんも来ているんですか?」
「いいや。僕ひとりだ」
「あ、そっか。免許があるから運転出来るんですね」
前回は歩いてきてくれた道を、今日は車で来た。大人同士であれば遅すぎる展開も、私たちのペースではびっくりな進歩。なんだか脳内がお花畑で、馬鹿なことを言ってしまった気がする。それでも私たちを包む雰囲気は優しくて、目を合わせてふわっと笑いあう。
「さくらを一番にどこかへ連れていきたくて。恵美子さんが少し残念そうだったよ」
「それはそうかもしれません。恵美子さんは息子のように育ててきた理人さんの初助手席を私に奪われるわけですから。次に行くときは防弾チョッキか防護服を着ていったほうがいいですか?」
「その時は僕が守るから大丈夫だよ」
軽口をたたきながらエスコートされるままに助手席へと乗り込む。実にスマートだけれどこれはきっといつも見ている田村さんの恵美子さんへの態度を見習っているだけで、過去に女の姿などない。
運転席に乗り込んだ理人さんがエンジンをかけると同時に知らない洋楽が流れ始めて、エンジン音は静かに住宅街を滑るように発進する。無造作に分けられた前髪が理人さんのほお骨を撫で、綺麗な鼻筋と唇、顎からフェイスラインと色っぽい首筋全てが魅力的で。
「どこに行くんですか?」
「これまでは行けなかったところ」
「これからはどこへでも行けますね」
「そうだといいな」
どこへ行くなんて本当はどうでもよかった。少しでも遠くで、少しでも長い時間傍にいられたらいいな。
他愛のない会話をしながら、頭のすみっこで気になることがあった。先日の電話のことに理人さんは触れてこない。私からしたら忘れて欲しい展開だったし、喧嘩とまでは言わないけれど一方的な私の不安定さをぶつけただけのものだったから。けれどこういう小さなことでも話し合える関係性でありたいと思う私もいて、臭いものに蓋をし続けていればいつか溢れ出てしまう不安もある。何を将来まで考えているんだって自嘲しつつも、そうだといいなと願ってしまう。
街中を走り抜けて着いたところはホテルについている展望台だった。街中にありつつも高台にあるここは宿泊客でなくとも入れるのでカップルには人気のスポットである。時間が遅いせいか人はまばらのよう。バスや電車ではこれない場所なので子どもはいない大人だけの特別な空間は、静かで控え目にライトアップされている。
「こんな場所知っていたんですね」
「もう少し遠くに行けたら、綺麗な星空があるらしいんだけど今日はもう遅いから」
数年前に訪れたこの階段は今も変わらないコンクリートで出来ていて、違うのは一緒にきている相手。当時の彼氏とはなぁなぁでお互いが大好きというわけでもなく惰性で付き合っていたようなもんだった。だからここに来た時はヒールで階段かぁとか、眠いなぁとかそんなことばかり考えていた気がする。
「足元気を付けて」
今の私が履いているのはスニーカー。それでもお姫様のように大事に扱ってくれている相手がいること、私の人生で初めてチャンスの糸を掴んだからこそ今がある。あの時勇気を出して、本当によかった。
合わせて二十段ほどの階段を上って緩やかな上り坂の遊歩道を進むと、公園のように広がったエリアに到着した。広いとまでは言えないその空間にはベンチがいくつか置いてあり、エリアを囲むように木の手すりが設置されている。
自然に繋がれた手のシルエットは、誰もが私たちをカップルだと錯覚するだろう。私たち以外にカップルが二組。みんな自分たちの世界に入っているから私たちのことなど気にも留めていない。今が明るかったら理人さんの姿にみんな視線を奪われただろうけど、間接照明がまばらに点いたここでは私たちは普通のカップルと大差ない。
手すりの方へ向かえば明るい街が星のように輝いてどこまでも広がっている。色とりどりの光と、動いていく車のライトが夜空とは違った美しさを感じさせてくれる。
「綺麗ですね」
「いつも空を眺めていたから、どこまでも続く星空が好きだったが・・・街を見降ろす夜景も魅力的なんだな。ちっぽけな自分からしたら空よりも夜景の方が親近感が沸く」
「ちっぽけなのは私のほうです。理人さんは素敵で、内面も美しくて聡明で行動力もあって。見習うところばかりです」
「今日はやけに素直なようだ。これは本当にさくら?」
ずいっと覗き込んできた悪戯っ子な瞳があまりにも優しくて、理人さんの右目にかかった前髪を耳にかける。その瞳に映る全てが私になるように、キラキラしたフィルターがかかりますように。
繋いでいた左手にぎゅっと力が込められた。
「さくら」
思春期の不安定な感情が蘇ってきた。お母さんのことが大好きだったのに、話しかけられるだけでイライラしていたあの頃。うまく自分の気持ちをコントロールできなくて、自分でも自分の気持ちがよくわからなくて物に当たったりもした。
そんな成長過程のこと今ではお母さんとも笑って話せていたのに、恋愛に関してはまだまだ成長段階で。不安が押し寄せてしまうのは私に原因がある。私が理人さんの横で自信を持っていられないから。私が絶世の美女になるのは無理。でも自分を肯定できるくらい努力をすることはできる。
「佐藤さん綺麗になったよね」
絶賛脳内会議中だった私に、同僚の山田さんが言った。
「え?どのあたりがですか?」
コンビニのコアタイムが終わり、お客さんは誰一人としていない時間だった。そんなときは手を動かしつつ談笑をするときもある。
「まずメイクのり、全然違うでしょう?あと髪。適当に結んでいたのに、お団子にしておくれ毛まで綺麗に整えてて可愛い。あとは歩き方も変わった。がさつに足音立てて歩く感じあったのに」
「ちょっと待ってください。私のことがさつだとか適当だとか思ってたんですか?悲しい」
褒められたのがちょっと嬉しくてふざけて返す。主婦の山田さんとは二年以上の付き合いで、この店舗の中では一番仲良くさせてもらっている。
「もったいないと思ってたんだよね。年齢的にもまだまだ働けるし、これから恋だってできるのにって。だけど何があったかは知らないけど、佐藤さんにとっていい出会いがあったのかなって。表情も柔らかくなったし、お客さんへのマニュアル+αができるようになった」
「ロボットみたいだったってことですか?」
「んー・・・。佐藤さんって人のことよく見てるし、色んな気配りができるんだけどそれを表には出さないじゃない?仕事できるのにさりげなく、むしろバレないようにやってのけるから、あれ?気のせい?みたいな受け取りしかされてなかったの。それが最近では愛嬌もでるようになったから、お客さんからの評判もよくなったと思う。たまに聞かれるよ。あの子はいないの?って」
「ええぇ。信じられない」
「自分じゃわからない成長ってあると思う。努力して返ってくる成長には気付くけど、そうじゃないものって意外と自分じゃわからないもの。でも佐藤さんは良い女へ向かっている気がする。恋バナもいくらでも聞くからね?」
軽快な入店の音楽が鳴って、カウンターでの井戸端会議は終了した。
すごく心が軽くなった。理人さんだけ成長してずっとおいていかれているばかりだと思っていたけれど、私も成長している。この出会いと経験が私を正しく導いてくれているんだ。大丈夫。努力は裏切らない。頑張ろう。もっと。悩んで落ちる暇があるなら、努力する自分でありたい。
理人さんから連絡があった。合宿が終わり本日自宅に戻る事、そして夜に会いに行くと。
一瞬あの猫撫で声が頭を過るが、そんなものに揺らぐような人ではない。理人さんはちゃんと信用できる人。信用できなかったのは、理人さんに好いてもらえている自分のことだけ。
理人:もうすぐ着くよ
バイトから帰ってシャワーを浴びて、もう一度軽くメイクをした。してませんよ感を出すために極力薄く、まつ毛は上げて。髪はサラサラ艶ストレートに見せるために、オイルを塗ってから櫛で梳かす。
二週間ぶりに会う。藤原邸での仕事が始まってからそんなに期間が空いたことがないから、どうしてもドキドキしてしまう。何度も鏡で確認をして、スマホを覗いて時間ギリギリまで口臭予防のガムを噛む。
理人:着いたよ。出てこれる?
なんだろうこの気持ち。どきどきとわくわく、当たり前に同じ時間を過ごしていたのになんだか緊張する。濡れた捨て犬みたいな姿も見られているし、すっぴんだって見られている。それを貶したりせずに笑って全てを受け入れてくれている理人さんに、私はどうしようもなく恋をしているの。
Tシャツに薄手のパーカーを羽織って外に出ると、階段下に二週間ぶりの理人さんが立っていた。ラフな白のTシャツに黒のスラックスはシンプルなのに、そもそもの造形の美しさと男らしくなった体つきのお陰でシンプルの最上位って感じだ。はやる気持ちを抑えて転ばないようにゆっくりと階段を下りれば、まるで王子様のように手を差し出されて鼓動が早まる。そっと伸ばした指先は優しく包まれて、階段を下りきったときには無言で見つめ合う。
「・・・元気でしたか?」
「体は元気だよ。目まぐるしい日々だった。もう行きたくない」
「ふふ。免許取り消しになるようなことをしなければ行かなくてすみますよ」
「お安い御用だ」
ふっと弧を描く口角が綺麗で、夏の暑さを感じさせない爽やかさに胸が高鳴る。繋がれたままの手を引かれてアパートの敷地を出れば、すぐ近くに車が一台停まっていた。
「田村さんも来ているんですか?」
「いいや。僕ひとりだ」
「あ、そっか。免許があるから運転出来るんですね」
前回は歩いてきてくれた道を、今日は車で来た。大人同士であれば遅すぎる展開も、私たちのペースではびっくりな進歩。なんだか脳内がお花畑で、馬鹿なことを言ってしまった気がする。それでも私たちを包む雰囲気は優しくて、目を合わせてふわっと笑いあう。
「さくらを一番にどこかへ連れていきたくて。恵美子さんが少し残念そうだったよ」
「それはそうかもしれません。恵美子さんは息子のように育ててきた理人さんの初助手席を私に奪われるわけですから。次に行くときは防弾チョッキか防護服を着ていったほうがいいですか?」
「その時は僕が守るから大丈夫だよ」
軽口をたたきながらエスコートされるままに助手席へと乗り込む。実にスマートだけれどこれはきっといつも見ている田村さんの恵美子さんへの態度を見習っているだけで、過去に女の姿などない。
運転席に乗り込んだ理人さんがエンジンをかけると同時に知らない洋楽が流れ始めて、エンジン音は静かに住宅街を滑るように発進する。無造作に分けられた前髪が理人さんのほお骨を撫で、綺麗な鼻筋と唇、顎からフェイスラインと色っぽい首筋全てが魅力的で。
「どこに行くんですか?」
「これまでは行けなかったところ」
「これからはどこへでも行けますね」
「そうだといいな」
どこへ行くなんて本当はどうでもよかった。少しでも遠くで、少しでも長い時間傍にいられたらいいな。
他愛のない会話をしながら、頭のすみっこで気になることがあった。先日の電話のことに理人さんは触れてこない。私からしたら忘れて欲しい展開だったし、喧嘩とまでは言わないけれど一方的な私の不安定さをぶつけただけのものだったから。けれどこういう小さなことでも話し合える関係性でありたいと思う私もいて、臭いものに蓋をし続けていればいつか溢れ出てしまう不安もある。何を将来まで考えているんだって自嘲しつつも、そうだといいなと願ってしまう。
街中を走り抜けて着いたところはホテルについている展望台だった。街中にありつつも高台にあるここは宿泊客でなくとも入れるのでカップルには人気のスポットである。時間が遅いせいか人はまばらのよう。バスや電車ではこれない場所なので子どもはいない大人だけの特別な空間は、静かで控え目にライトアップされている。
「こんな場所知っていたんですね」
「もう少し遠くに行けたら、綺麗な星空があるらしいんだけど今日はもう遅いから」
数年前に訪れたこの階段は今も変わらないコンクリートで出来ていて、違うのは一緒にきている相手。当時の彼氏とはなぁなぁでお互いが大好きというわけでもなく惰性で付き合っていたようなもんだった。だからここに来た時はヒールで階段かぁとか、眠いなぁとかそんなことばかり考えていた気がする。
「足元気を付けて」
今の私が履いているのはスニーカー。それでもお姫様のように大事に扱ってくれている相手がいること、私の人生で初めてチャンスの糸を掴んだからこそ今がある。あの時勇気を出して、本当によかった。
合わせて二十段ほどの階段を上って緩やかな上り坂の遊歩道を進むと、公園のように広がったエリアに到着した。広いとまでは言えないその空間にはベンチがいくつか置いてあり、エリアを囲むように木の手すりが設置されている。
自然に繋がれた手のシルエットは、誰もが私たちをカップルだと錯覚するだろう。私たち以外にカップルが二組。みんな自分たちの世界に入っているから私たちのことなど気にも留めていない。今が明るかったら理人さんの姿にみんな視線を奪われただろうけど、間接照明がまばらに点いたここでは私たちは普通のカップルと大差ない。
手すりの方へ向かえば明るい街が星のように輝いてどこまでも広がっている。色とりどりの光と、動いていく車のライトが夜空とは違った美しさを感じさせてくれる。
「綺麗ですね」
「いつも空を眺めていたから、どこまでも続く星空が好きだったが・・・街を見降ろす夜景も魅力的なんだな。ちっぽけな自分からしたら空よりも夜景の方が親近感が沸く」
「ちっぽけなのは私のほうです。理人さんは素敵で、内面も美しくて聡明で行動力もあって。見習うところばかりです」
「今日はやけに素直なようだ。これは本当にさくら?」
ずいっと覗き込んできた悪戯っ子な瞳があまりにも優しくて、理人さんの右目にかかった前髪を耳にかける。その瞳に映る全てが私になるように、キラキラしたフィルターがかかりますように。
繋いでいた左手にぎゅっと力が込められた。
「さくら」
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