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第四章
4-4 それぞれの想い
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手のひらと右肘がジンジンと焼けるように痛む。さらに肩のあたりも鈍く傷んでいる。でもそんなこと、どうでもよかった。私と地面との間に挟まった女性を見降ろせば、潰されながらも必死に数メートル先を睨んでいる。
真紀さんの視線を辿れば、両手でカッターナイフを握る小柄な女性が立っていた。やっぱり見覚えがあると思っていたけれど、あの時お店にいた人で間違いない。カッターの先に血はついていないし、私たちの周りにも血痕はない。よかった。誰も怪我していない。
「なんでそんな奴が守られるんだ!お金持ちだからか!そんなやつ・・・」
そういって膝から崩れ落ちた女性は大粒の涙を流しながら嗚咽を漏らし始めた。女性と言っているが、おそらく二十代前半。大学生だと言っても疑わないくらいには幼さが残り、女性よりも『女の子』という表現が似合いそうだ。その小さな体はガタガタと震え、カッターを握りしめた両手は青白く血が通わないほどに強く重なっている。
「私はただ・・・雅人さんが好きで一緒にいたかっただけなのに。全部壊したやつがなんで普通に過ごしているんだ!雅人さんを返してぇ」
泣き崩れた女性の手からカランと軽い音を立ててカッターナイフが落ちた。きっとあれは本当に誰かを傷つけるつもりなんてなかったのだろう。呆気に取られていた身体を起こせば、真紀さんもゆっくりと体勢を持ち上げた。
「雅人は・・・」
真紀さんは乱れた髪を整えながら、バツが悪そうに視線を揺らす。泣き崩れている女性の発言で、何があったのかは予想がついている。好き合っている大人の男女に、親は介入すべきでないのだ。
「雅人はこの会社を背負うために大事な時期なの。貴女にかまけてる時間なんてないの」
先ほどまでの勢いはなくなっていて、真紀さんの口調から棘が抜け落ちている。そのくらい命を恐怖に晒されたことが衝撃的だったのかもしれない。ずっと敵を作り続けていた人生を反省させて、多少ビビらせておくのは悪い選択ではないのかも。
そして彼女の考え方は、不幸を呼ぶ気がする。柔軟な考えを持ってもらいたい。
「それは違うと思います。人は、誰か大切な存在がいた方が強くなれます。成長の糧も誰かを思う気持ちがあったほうが大きくなると思うんです」
思わず口を出してしまった。私が濃い半年間を耐え抜いてこれたのは、心の根底で必ず味方でいてくれる理人さんの存在があったから。でも、今は私が口を出す時ではなかったのかも・・・。
「真紀さん。貴女の目に僕がどう映っているかはわかりません。しかし私はさくらという絶対的な味方がいること、何かあった時に帰る場所があること。それが私を成長させてくれたと確信しています」
言い返されると思っていたけれど、真紀さんは魂が抜けたように無表情になって動かなくなってしまった。理人さんと視線を合わせれば、すぐさま駆け寄って膝の汚れを払いながら立たせてくれた。制服の白いワンピースが少し汚れてしまったけれど、それよりも得られたもののほうが多い気がする。
自分たちのことに必死だったけれど、自社ビルの玄関で熱弁しあってしまった私たち。それを囲むように職員だけではなく、取引先やタクシーの運転手までもが好奇の目でこちらを見ている。正直・・・この場所は良くはないかも。
「どうしたんだ?」
ざわつきの切れ目から顔を出したのは、久しぶりに見た雅人さんだった。茶髪でやんちゃそうだったイメージとは変わり、黒髪にきちんとスーツを着てやり手な雰囲気の大人な男性になっている。その後ろに続いて顔を出したのは、黒髪と白髪が綺麗に混じった上品な男性。周りのざわつきから聞こえてくる『社長』の名に、ピンとくる人物がいる。
雅人さんはこちらを見ることなく、うずくまって泣き崩れている女性へと駆け寄って小さな肩を抱き寄せる。小柄な女性は雅人さんを見るなり、更に大きくしゃくりを上げて泣き始めた。彼女の人生で命を変えてでも一緒に歩みたかった相手は、雅人さんなのだろう。そしてきっと、彼女を抱き寄せている雅人さんも同じ。
「迎えに行くと言ったのに。俺が未熟で遅くなってごめん」
事情を知らない私から見ても、二人は愛し合っている。二人の物語は、本人たちの胸の中でしっかりと続きを紡いでいくのだろう。震える小さな手が雅人さんの背中に回り、それを黙って見ている真紀さんには焦燥感が垣間見えている。
真紀さんにとっては雅人さんのことが大事で、守りたくてした行動だったのかもしれない。これまでの努力が泡となり、自分の手元には何も残っていない。もっと違うやり方があったのだと思う。人生の選択というものはあまりにも重要で、でも・・・意外と取り返しのつくことがある。
「真紀」
社長と呼ばれた初老の男性は、怒るわけでも嘲る様子もなく真紀さんへと歩みを進めた。彼の表情には少しの疲れと、大きな自責の念が感じられる。私の知っている藤原家の事情はほんの一部に過ぎなくて、もっと色んな糸が絡み合いもつれて火花を生んできたのだろう。けれど真紀さんを見る男性ーーー高雅さんの表情に嫌悪の色はない。それは視線を合わせず、遠くを見ている真紀さんにも同じく。
高雅さんは床にへたり込んだままの真紀さんの前で膝を折り、綺麗にセットされた髪を困ったようにかき上げる。そして、くしゃっと笑った。
機嫌を伺うようにチラチラと高雅さんを見ていた真紀さんは、その笑顔に驚いて釘付けになっていた。それは私たちも同じで、こんな白昼堂々と痴話げんかを繰り広げた今、社長である高雅さんが笑うだなんて想像もつかなかったから。
困ったように眉を下げて子どもたちの後始末をしなければならない、これは大変だなぁってそんな表情。全てを包み込んで受け止める器量のある、優しい人だと思った。想像していた人物像はもっと仕事人間で、冷たくて家族に興味ないような人だと思っていたけれど・・・そうではなさそうだ。
「一生懸命でまじめだった君を変えてしまったのは私だ。話し合うには遅すぎるかもしれないけれど、また一から家族をはじめていこう」
両手を広げて笑った高雅さんの腕に吸い込まれるように、真紀さんの身体が傾く。彼女が求めていたことは、これだったんだと思う。まだまだ藤原家はやり直せる。
一部始終を黙って見ていた私たちは視線を合わせる。理人さんはやれやれって顔をしているから、思わず笑ってしまった。
「会話って大事なんですよ。人生は独り相撲ではつまらないので。理人さんもなんでも私に相談してきていいですからね?私は理人さんの先生なんですから」
「それは楽しみだな。センセイ」
そう言って目を細めて理人さんは笑った。私も。
未来総合商事の玄関で繰り広げられた出来事は、まるで嵐のようだった。でも、その嵐が過ぎたあとには、小さな希望の芽が見えた気がする。
真紀さんや雅人さんだけじゃなく、私自身もそうだ。人はどこかでつまずいたり、間違えたりしてしまうけれど、それでもやり直せる。大切な人と向き合い、素直に気持ちを伝えること。それが一歩を踏み出す勇気をくれるんだと思う。
そして藤原家・・・理人さんと私は、きっとその一歩を踏み出せた。彼と一緒なら、どんな嵐だって越えていける。そう信じられるような瞬間だった。
真紀さんの視線を辿れば、両手でカッターナイフを握る小柄な女性が立っていた。やっぱり見覚えがあると思っていたけれど、あの時お店にいた人で間違いない。カッターの先に血はついていないし、私たちの周りにも血痕はない。よかった。誰も怪我していない。
「なんでそんな奴が守られるんだ!お金持ちだからか!そんなやつ・・・」
そういって膝から崩れ落ちた女性は大粒の涙を流しながら嗚咽を漏らし始めた。女性と言っているが、おそらく二十代前半。大学生だと言っても疑わないくらいには幼さが残り、女性よりも『女の子』という表現が似合いそうだ。その小さな体はガタガタと震え、カッターを握りしめた両手は青白く血が通わないほどに強く重なっている。
「私はただ・・・雅人さんが好きで一緒にいたかっただけなのに。全部壊したやつがなんで普通に過ごしているんだ!雅人さんを返してぇ」
泣き崩れた女性の手からカランと軽い音を立ててカッターナイフが落ちた。きっとあれは本当に誰かを傷つけるつもりなんてなかったのだろう。呆気に取られていた身体を起こせば、真紀さんもゆっくりと体勢を持ち上げた。
「雅人は・・・」
真紀さんは乱れた髪を整えながら、バツが悪そうに視線を揺らす。泣き崩れている女性の発言で、何があったのかは予想がついている。好き合っている大人の男女に、親は介入すべきでないのだ。
「雅人はこの会社を背負うために大事な時期なの。貴女にかまけてる時間なんてないの」
先ほどまでの勢いはなくなっていて、真紀さんの口調から棘が抜け落ちている。そのくらい命を恐怖に晒されたことが衝撃的だったのかもしれない。ずっと敵を作り続けていた人生を反省させて、多少ビビらせておくのは悪い選択ではないのかも。
そして彼女の考え方は、不幸を呼ぶ気がする。柔軟な考えを持ってもらいたい。
「それは違うと思います。人は、誰か大切な存在がいた方が強くなれます。成長の糧も誰かを思う気持ちがあったほうが大きくなると思うんです」
思わず口を出してしまった。私が濃い半年間を耐え抜いてこれたのは、心の根底で必ず味方でいてくれる理人さんの存在があったから。でも、今は私が口を出す時ではなかったのかも・・・。
「真紀さん。貴女の目に僕がどう映っているかはわかりません。しかし私はさくらという絶対的な味方がいること、何かあった時に帰る場所があること。それが私を成長させてくれたと確信しています」
言い返されると思っていたけれど、真紀さんは魂が抜けたように無表情になって動かなくなってしまった。理人さんと視線を合わせれば、すぐさま駆け寄って膝の汚れを払いながら立たせてくれた。制服の白いワンピースが少し汚れてしまったけれど、それよりも得られたもののほうが多い気がする。
自分たちのことに必死だったけれど、自社ビルの玄関で熱弁しあってしまった私たち。それを囲むように職員だけではなく、取引先やタクシーの運転手までもが好奇の目でこちらを見ている。正直・・・この場所は良くはないかも。
「どうしたんだ?」
ざわつきの切れ目から顔を出したのは、久しぶりに見た雅人さんだった。茶髪でやんちゃそうだったイメージとは変わり、黒髪にきちんとスーツを着てやり手な雰囲気の大人な男性になっている。その後ろに続いて顔を出したのは、黒髪と白髪が綺麗に混じった上品な男性。周りのざわつきから聞こえてくる『社長』の名に、ピンとくる人物がいる。
雅人さんはこちらを見ることなく、うずくまって泣き崩れている女性へと駆け寄って小さな肩を抱き寄せる。小柄な女性は雅人さんを見るなり、更に大きくしゃくりを上げて泣き始めた。彼女の人生で命を変えてでも一緒に歩みたかった相手は、雅人さんなのだろう。そしてきっと、彼女を抱き寄せている雅人さんも同じ。
「迎えに行くと言ったのに。俺が未熟で遅くなってごめん」
事情を知らない私から見ても、二人は愛し合っている。二人の物語は、本人たちの胸の中でしっかりと続きを紡いでいくのだろう。震える小さな手が雅人さんの背中に回り、それを黙って見ている真紀さんには焦燥感が垣間見えている。
真紀さんにとっては雅人さんのことが大事で、守りたくてした行動だったのかもしれない。これまでの努力が泡となり、自分の手元には何も残っていない。もっと違うやり方があったのだと思う。人生の選択というものはあまりにも重要で、でも・・・意外と取り返しのつくことがある。
「真紀」
社長と呼ばれた初老の男性は、怒るわけでも嘲る様子もなく真紀さんへと歩みを進めた。彼の表情には少しの疲れと、大きな自責の念が感じられる。私の知っている藤原家の事情はほんの一部に過ぎなくて、もっと色んな糸が絡み合いもつれて火花を生んできたのだろう。けれど真紀さんを見る男性ーーー高雅さんの表情に嫌悪の色はない。それは視線を合わせず、遠くを見ている真紀さんにも同じく。
高雅さんは床にへたり込んだままの真紀さんの前で膝を折り、綺麗にセットされた髪を困ったようにかき上げる。そして、くしゃっと笑った。
機嫌を伺うようにチラチラと高雅さんを見ていた真紀さんは、その笑顔に驚いて釘付けになっていた。それは私たちも同じで、こんな白昼堂々と痴話げんかを繰り広げた今、社長である高雅さんが笑うだなんて想像もつかなかったから。
困ったように眉を下げて子どもたちの後始末をしなければならない、これは大変だなぁってそんな表情。全てを包み込んで受け止める器量のある、優しい人だと思った。想像していた人物像はもっと仕事人間で、冷たくて家族に興味ないような人だと思っていたけれど・・・そうではなさそうだ。
「一生懸命でまじめだった君を変えてしまったのは私だ。話し合うには遅すぎるかもしれないけれど、また一から家族をはじめていこう」
両手を広げて笑った高雅さんの腕に吸い込まれるように、真紀さんの身体が傾く。彼女が求めていたことは、これだったんだと思う。まだまだ藤原家はやり直せる。
一部始終を黙って見ていた私たちは視線を合わせる。理人さんはやれやれって顔をしているから、思わず笑ってしまった。
「会話って大事なんですよ。人生は独り相撲ではつまらないので。理人さんもなんでも私に相談してきていいですからね?私は理人さんの先生なんですから」
「それは楽しみだな。センセイ」
そう言って目を細めて理人さんは笑った。私も。
未来総合商事の玄関で繰り広げられた出来事は、まるで嵐のようだった。でも、その嵐が過ぎたあとには、小さな希望の芽が見えた気がする。
真紀さんや雅人さんだけじゃなく、私自身もそうだ。人はどこかでつまずいたり、間違えたりしてしまうけれど、それでもやり直せる。大切な人と向き合い、素直に気持ちを伝えること。それが一歩を踏み出す勇気をくれるんだと思う。
そして藤原家・・・理人さんと私は、きっとその一歩を踏み出せた。彼と一緒なら、どんな嵐だって越えていける。そう信じられるような瞬間だった。
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