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「樹里ちゃんだよね?
今日は、いつも以上に・・・色々と凄い格好してるね?」
女子トイレからの帰り道、知らない・・・結構可愛い男の人に話し掛けられた。
そう言われ、自分の格好を見下ろす。
真っ白のテニスウェア、それも今日はスコートで・・・
その上にロリコンエロ親父の大きなジャケットを羽織っていて・・・
胸の所にはコピー用紙に“セクハラ禁止”という紙が貼ってある。
「背中の方は、“セクハラ 絶対、ダメ!”だったね?
スーツのジャケットの上に貼ってあるけど・・・そのジャケット、誰の?」
「ロリコンエロ親父の。」
「ロリコンエロ親父・・・?」
「法務部の部長してるらしい。」
「法務・・・部長?
それは、その格好が心配だったんだろうね!」
この男の人も人事部の人達と同じように大笑いしていて・・・。
その法務部長からセクハラをされているのに、誰も信じてくれそうにない。
「樹里ちゃんさ、連絡先教えて?」
「連絡先?いいけど・・・家に帰ってからじゃないと出られないから。」
「分かった、仕事中は連絡しないよ。」
そう言いながら、男の人がスマホをポケットから取り出した。
なので、口頭で連絡先を伝える。
それに、男の人が固まって・・・
「それ・・・家電?」
「そうだけど。」
「それも、ある意味嬉しいけど・・・樹里ちゃん個人的な連絡先も教えて?」
「個人的な、連絡先・・・。
パソコンから見るアドレスならあるけど・・・会社のパソコンで個人的なの見るわけにいかないから。
最近はそっちも開けてない。」
今日は、いつも以上に・・・色々と凄い格好してるね?」
女子トイレからの帰り道、知らない・・・結構可愛い男の人に話し掛けられた。
そう言われ、自分の格好を見下ろす。
真っ白のテニスウェア、それも今日はスコートで・・・
その上にロリコンエロ親父の大きなジャケットを羽織っていて・・・
胸の所にはコピー用紙に“セクハラ禁止”という紙が貼ってある。
「背中の方は、“セクハラ 絶対、ダメ!”だったね?
スーツのジャケットの上に貼ってあるけど・・・そのジャケット、誰の?」
「ロリコンエロ親父の。」
「ロリコンエロ親父・・・?」
「法務部の部長してるらしい。」
「法務・・・部長?
それは、その格好が心配だったんだろうね!」
この男の人も人事部の人達と同じように大笑いしていて・・・。
その法務部長からセクハラをされているのに、誰も信じてくれそうにない。
「樹里ちゃんさ、連絡先教えて?」
「連絡先?いいけど・・・家に帰ってからじゃないと出られないから。」
「分かった、仕事中は連絡しないよ。」
そう言いながら、男の人がスマホをポケットから取り出した。
なので、口頭で連絡先を伝える。
それに、男の人が固まって・・・
「それ・・・家電?」
「そうだけど。」
「それも、ある意味嬉しいけど・・・樹里ちゃん個人的な連絡先も教えて?」
「個人的な、連絡先・・・。
パソコンから見るアドレスならあるけど・・・会社のパソコンで個人的なの見るわけにいかないから。
最近はそっちも開けてない。」
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