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「駅まで一緒に帰る?」
そんな夏生からの嬉しい言葉に、頷こうと思ったけど・・・思い出した。
「これ、ロリコンエロ親父に返しに行かないと・・・。」
「誰!?」
「法務部の部長らしいよ?」
「法務部長?それ貸してくれたの?」
「この前夏生から貰ったテニスの着てたら、これ羽織っておけって。」
「法務部長、細かくて厳しいけど、良い人だからね。」
夏生までそんなことを言っていて・・・
「どこが良い人なの?」
「私の最初の契約書・・・そこに、表舞台に立つ仕事で嫌なやつは断ってもいいって入れてくれたの、法務部長らしい。」
「それは・・・よかったね。」
「その後もこまめに話を聞いてきてくれて、その都度ちゃんと覚書も作成してくれてたんだ。
お陰で、今は仕事も家庭も両立出来てる。」
「それは・・・よかった・・・。」
よかった・・・
よかった・・・
よかった・・・
けど!!!!
「樹里、ロリコンエロ親父から、セクハラされてるんだけど!!!!」
そんな夏生からの嬉しい言葉に、頷こうと思ったけど・・・思い出した。
「これ、ロリコンエロ親父に返しに行かないと・・・。」
「誰!?」
「法務部の部長らしいよ?」
「法務部長?それ貸してくれたの?」
「この前夏生から貰ったテニスの着てたら、これ羽織っておけって。」
「法務部長、細かくて厳しいけど、良い人だからね。」
夏生までそんなことを言っていて・・・
「どこが良い人なの?」
「私の最初の契約書・・・そこに、表舞台に立つ仕事で嫌なやつは断ってもいいって入れてくれたの、法務部長らしい。」
「それは・・・よかったね。」
「その後もこまめに話を聞いてきてくれて、その都度ちゃんと覚書も作成してくれてたんだ。
お陰で、今は仕事も家庭も両立出来てる。」
「それは・・・よかった・・・。」
よかった・・・
よかった・・・
よかった・・・
けど!!!!
「樹里、ロリコンエロ親父から、セクハラされてるんだけど!!!!」
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