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また、電車に揺られる・・・。



樹里1人で・・・。



結局、女の子の服は貰わずに・・・。



ブレそうになったけど、ブレずに済んだから・・・。



電車代は痛かったけど、人生の授業料となったと思う。



「それでも、諦めない・・・か。」



樹里は部活とかでスポーツをしたことがなかったから、考えたこともない言葉だった。



それに、お父さんが死んでしまってからは・・・諦めなきゃいけないことも多くて。



“諦めない”
という発想自体、したことがないかもしれない。



“頑張る”ことは当たり前だけど・・・
“それでも、諦めない”・・・
そうすれば、チャンスが・・・訪れる・・・。



樹里にも、チャンスが訪れるかな・・・



どうしてだか、全然相手にされていないけど・・・



それでも、諦めなければ・・・



それでも、諦めなければ・・・


















そう、思っていた時・・・





















「なんか、見たことあるな・・・」








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