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「それは・・・ちょっと、色々とあって。」
「色々って、なんだよ・・・?」
エロ親父の顔を見ると、樹里のことが大好きだから怒ってるのは分かるけど・・・
何について怒っているのかはよく分からない・・・。
何も言えないでいる樹里を見下ろした後、エロ親父が小さく溜め息を吐いた。
「樹里も、大学4年だから・・・色々あるよな。俺も色々あったしな。」
「うん、色々ある・・・。」
「そうか・・・。」
その時、地下鉄の電車がまた動き出して・・・電車の扉の窓に樹里の姿が写った。
男の格好をしている樹里の姿を見ながら、呟く。
「クリスマス、女の子の格好がしたかったの。」
窓に写ったエロ親父が、樹里を見下ろしている。
「お金が貯まらなくて、無理だったから・・・。
そしたら、ゼミの男子がお姉ちゃんの服をくれるって。」
「そういうことか・・・。」
「ブレそうになった。
ギリギリまで考えようと思って、ついていった。」
「珍しいな、ブレそうになるの・・・。」
「だって、女の子の格好でデートしたかったから。」
窓ガラスから視線を移して、エロ親父を見上げる。
「クリスマスにエロ親父と・・・女の子の格好で、デートしてあげようと思ってたの。」
「色々って、なんだよ・・・?」
エロ親父の顔を見ると、樹里のことが大好きだから怒ってるのは分かるけど・・・
何について怒っているのかはよく分からない・・・。
何も言えないでいる樹里を見下ろした後、エロ親父が小さく溜め息を吐いた。
「樹里も、大学4年だから・・・色々あるよな。俺も色々あったしな。」
「うん、色々ある・・・。」
「そうか・・・。」
その時、地下鉄の電車がまた動き出して・・・電車の扉の窓に樹里の姿が写った。
男の格好をしている樹里の姿を見ながら、呟く。
「クリスマス、女の子の格好がしたかったの。」
窓に写ったエロ親父が、樹里を見下ろしている。
「お金が貯まらなくて、無理だったから・・・。
そしたら、ゼミの男子がお姉ちゃんの服をくれるって。」
「そういうことか・・・。」
「ブレそうになった。
ギリギリまで考えようと思って、ついていった。」
「珍しいな、ブレそうになるの・・・。」
「だって、女の子の格好でデートしたかったから。」
窓ガラスから視線を移して、エロ親父を見上げる。
「クリスマスにエロ親父と・・・女の子の格好で、デートしてあげようと思ってたの。」
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