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「これは?この赤・・・樹里ちゃんに似合いそう!」
「派手じゃない・・・?」
お姉ちゃんが手に取ったのは、赤いワンピース。
チューリップの赤みたいな・・・赤いワンピース。
「試着だけでも、してみて!!」
お姉ちゃんが店員さんに断り、樹里の背中を押して試着室に入れた。
最後にワンピースも渡され・・・反射的に受け取る。
そして、ニッコニコな笑顔で扉を閉め・・・
樹里は1人、試着室に取り残された。
渡された赤いワンピースを見下ろす。
チューリップの色のワンピースだった・・・。
お父さんの棺に入れた、ワンピースと・・・同じ赤だった。
「派手じゃない・・・?」
お姉ちゃんが手に取ったのは、赤いワンピース。
チューリップの赤みたいな・・・赤いワンピース。
「試着だけでも、してみて!!」
お姉ちゃんが店員さんに断り、樹里の背中を押して試着室に入れた。
最後にワンピースも渡され・・・反射的に受け取る。
そして、ニッコニコな笑顔で扉を閉め・・・
樹里は1人、試着室に取り残された。
渡された赤いワンピースを見下ろす。
チューリップの色のワンピースだった・・・。
お父さんの棺に入れた、ワンピースと・・・同じ赤だった。
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