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いつもみたいな言い方じゃなくて、素直に言った・・・。
でも、エロ親父の顔を見るのは怖くて、下を向いてしまった・・・。
そして・・・下を向いたら、見えてしまった・・・。
見えてしまった・・・。
樹里は、男の子の格好をしていた・・・。
樹里は、男の子の格好をしていた・・・。
樹里は、“女の子”じゃなかった・・・。
でも・・・
でも・・・
それでも、言う・・・。
「樹里と、キスしてほしい・・・」
“女の子”じゃないから、告白は出来ないけど・・・
“女の子”じゃないから、付き合ってほしいとは言えないけど・・・
キスなら、してもらえるかもしれないから・・・
そう、思ったから・・・。
そう、
思ったけど・・・。
エロ親父は、樹里の頭をポンッとした。
「また、連絡するからな。」
それだけ言って・・・
それだけ言って・・・
帰って行った。
エロ親父の後ろ姿を見ながら、右手の人差し指にツインテールの髪の毛を巻き付ける。
そして、左手を見る・・・。
「きっと、繋がってる・・・」
さっきつけていた“赤い糸”が、なんとなく見えるような気がした・・・。
深呼吸を、繰り返す。
「“それでも、諦めない”・・・。」
でも、エロ親父の顔を見るのは怖くて、下を向いてしまった・・・。
そして・・・下を向いたら、見えてしまった・・・。
見えてしまった・・・。
樹里は、男の子の格好をしていた・・・。
樹里は、男の子の格好をしていた・・・。
樹里は、“女の子”じゃなかった・・・。
でも・・・
でも・・・
それでも、言う・・・。
「樹里と、キスしてほしい・・・」
“女の子”じゃないから、告白は出来ないけど・・・
“女の子”じゃないから、付き合ってほしいとは言えないけど・・・
キスなら、してもらえるかもしれないから・・・
そう、思ったから・・・。
そう、
思ったけど・・・。
エロ親父は、樹里の頭をポンッとした。
「また、連絡するからな。」
それだけ言って・・・
それだけ言って・・・
帰って行った。
エロ親父の後ろ姿を見ながら、右手の人差し指にツインテールの髪の毛を巻き付ける。
そして、左手を見る・・・。
「きっと、繋がってる・・・」
さっきつけていた“赤い糸”が、なんとなく見えるような気がした・・・。
深呼吸を、繰り返す。
「“それでも、諦めない”・・・。」
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