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「笑いすぎだから・・・」
社員食堂で向かい合って座る陸が、まだ笑っている。
「それは笑うだろ、何年の付き合いだよ。
俺の名前も知らなかったし、面白すぎだろ。」
「自分の誕生日も忘れるくらいだし、人の誕生日なんてもっと気にしたことなかった。
でも、樹里と同じ日だったなら、話は別でしょ。
樹里ばっかり貰う時は貰ってた。」
そう言いながら、社食の親子丼を食べると・・・美味しかった。
家の鍵しか持っていないので、“彼氏”の陸がご馳走してくれた。
陸は笑いすぎてまだ食べ始めていなくて、そんな陸を見ながら樹里まで笑ってしまう。
「今口に入れたばっかりだから、笑わせないでよ!!
口から出てきちゃうでしょ!!」
「樹里、口は良くないからな・・・っ」
とか言って、自分でウケている陸を見ながら・・・必死に口に入った親子丼を飲み込んだ。
社員食堂で向かい合って座る陸が、まだ笑っている。
「それは笑うだろ、何年の付き合いだよ。
俺の名前も知らなかったし、面白すぎだろ。」
「自分の誕生日も忘れるくらいだし、人の誕生日なんてもっと気にしたことなかった。
でも、樹里と同じ日だったなら、話は別でしょ。
樹里ばっかり貰う時は貰ってた。」
そう言いながら、社食の親子丼を食べると・・・美味しかった。
家の鍵しか持っていないので、“彼氏”の陸がご馳走してくれた。
陸は笑いすぎてまだ食べ始めていなくて、そんな陸を見ながら樹里まで笑ってしまう。
「今口に入れたばっかりだから、笑わせないでよ!!
口から出てきちゃうでしょ!!」
「樹里、口は良くないからな・・・っ」
とか言って、自分でウケている陸を見ながら・・・必死に口に入った親子丼を飲み込んだ。
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